【YEAR END SPECIAL】
HIKERS’ CHOICE 2017 (前編)

INTORODUCTION

ハイカーの皆さんにとって、2017年は、どんな年だったでしょうか?

山と道は昨年の『山食音』オープンに続き、今年も7月から9月にかけて全国を駆け巡った『HIKE/LIFE/COMMUNITY』ツアー、オンラインショップのリニューアルとウェブメディア『山と道JOURNALS』始動と、激動でした。

そんな2017年を、山と道周辺のハイカーやランナー、識者の「今年買った道具、使った道具」を通じてワイワイと振り返ってみたいと思います。

アンケートを集める前はある程度の傾向が現れて、「今年のビッグヒット!」と呼べるようなものがわかるのではないかと思っていたのですが、結果は見事にバラバラ(笑)。でも、そんなバラバラなチョイスを眺めているのも、妙に楽しいのです。

前編(全2回)となる今回は、山と道がいつもお世話になっているショップやハードコアなハイカー、ランナーたちのCHOICEです。「やっぱりあの道具っていいのか」とか、「こんな道具知らなかった」とか、「この道具あればあれができるぞ」とか、いろんなことを考えながら、皆さんにとっても多くのことがあったであろう2017年を振り返り、2018年のハイキングを展望する機会にしていただければ幸いです。

HAPPY TRAIL!

【OUR FABOURITE SHOPS】

まずは山と道お気に入りのアウトドアショップのスタッフさんたちによるCHOICE。プロの目利きである彼らは、いったいどんな道具に注目していたのか?

土屋智哉/ハイカーズデポ

土屋智哉(ハイカーズデポ)

1971年、埼玉県生まれ。東京・三鷹にあるウルトラライトハイキングをテーマにしたショップ、ハイカーズデポのオーナー。古書店で手にした『バックパッキング入門』に魅了され、大学探検部で山を始め、のちに洞窟探検に没頭する。アウトドアショップバイヤー時代にアメリカでウルトラライトハイキングに出会い、自らの原点でもある「山歩き」のすばらしさを再発見。2008年、ジョンミューアトレイルをスルーハイクしたのち、幼少期を過ごした三鷹にハイカーズデポをオープンした。現在は自ら経営するショップではもちろん、雑誌、ウェブなど様々なメディアで、ハイキングの楽しみ方やカルチャーを発信している。著書 『ウルトラライトハイキング』(山と渓谷社)

千代田高史/ムーンライトギア

千代田高史/NOMADICS ムーンライトギア

東京・岩本町にあるアウトドアショップ・ムーンライトギアの代表とバイヤーを務める傍ら、海外ブランドのディストリビューション、イベント運営、オリジナルプロダクトの開発など、アウトドアシーンを舞台にさまざまな活動を展開中。自身もハイキング、ファストパッキング、バイクパッキングなどを通じてチャレンジングな旅の発信を行っている。

菅野哲/TーMountain

菅野哲/T-Mountain

T-mountain代表。四国・松山城の麓で山系アウトドアセレクトショップを営む。山は歩く、走る、攀じる、滑る、どれも好き。20代から日本の主要な山はもちろん、海外の山へも出かけてきた。近年は、自分の生活に密着した里山や決して特別ではない近くにある山々の魅力に深く心をくすぐられている。
四国の素晴らしい自然を世界へ発信するため、日々あちこちでソトアソビ実践中。三人の愛娘との登山が最も至福の時。

鷹巣 真也/Run boys! Run girls!

鷹巣 真也/Run boys! Run girls!

学生時代から就職後の数年までは音楽を趣味としていたが、加齢とともに緩む身体と損なわれる健康に不安を覚え、健康促進のためにトレイルランニングを始める。当初はトレーニング目的であったが、トレイルランニングと山に魅了され、良き仲間との出会いもあり、現在は趣味の枠を超えて仕事としても従事するに至る。トレイルラングと山の事を考えて生活出来ることに幸せを感じる日々。トレイルランニングショップ店員(Run boys! Run girls!勤務)

HECTOR HOME/COW RECORDS

HECTOR HOME/COW RECORDS

台北のセレクトショップ〈COW RECORDS〉オーナー。山と道をはじめ、イフユーハブ、リッジマウンテンギア、ブラウン・バイ・2タックスなど日本のインディペンデント・メーカーの製品を台湾に紹介している。来年は山と道と共に新しいプロジェクトを立ち上げるかも? 山と道のウェブサイトでイラストとグラフィックデザインを担当しているKOH BODYの実兄。

【HARDCORE HIKERS】

歩けば歩くほど、装備は洗練され、研ぎ澄まされていく!?
ロングディスタンスを歩くハードコアなハイカーのCHOICE。

GNU(長沼商史)/自然愛好家 元スルーハイカー

GNU(長沼商史)

PCTやTe Araroa,CTのスルーハイカーで、釣り竿持ってハイクしたそれらのトレイルの記録『釣歩日記』の著者。
釣り、ハイキング、サーフィン、旅が人生の一部、自然が大好き。
最近は人の少ないウィルダネス中毒。

河戸良佑/イラストレーター、スルーハイカー

河戸良佑

独学で絵を描いていたら、いつの間にかイラストレーターに。 
2015年にPacific Crest Trail、2017年にContinental Divid Trailをスルーハイク。
アメリカで歩きながら絵を描いていたので、トレイルネームはスケッチ。

根津貴央/ライター

根津貴央

ロングハイキングが好きで国内外のトレイルに足を運ぶ。2014年からは、ヒマラヤ山脈を貫くグレート・ヒマラヤ・トレイル(GHT)の踏査プロジェクト(GHT Project)に参画。「ヒマラヤは世界最大の里山だ」をコンセプトに歩き旅をつづけている。近年は、道具よりカラダという思考に至り、ギアに使っていたお金を身体のメンテナンスに充てている。

【MOUNTAIN RACERS】

超長距離山岳耐久レースで自身の限界に挑戦し続ける猛者たちは、今年、いったいどんな道具を選んだのか? TJARやトルデジアン、PTL(UTMB)などにも出場している小野雅弘選手と雨宮浩樹選手のCHOICE。

小野雅弘/山岳耐久レーサー

小野雅弘

TJAR2012 4位、トルデジアン(伊)2014、2105 5位など超長距離山岳レースを得意とするが、「面白そうなことをやってみる」をモットーにアドベンチャーレース、山岳スキー、スノーボード、山岳縦走、MTBなど趣味としてアウトドアスポーツ全般を楽しんでいる。

雨宮浩樹/山岳耐久レーサー 走れる山ヤ&山スキーヤー

雨宮浩樹

登山と山スキーを中心に活動している最中にトレイルランに出会い、走ることにも楽しみを見出す。
長距離縦走や山旅の手段としてULハイクやトレイルランを積極的に取り入れ活動中。
超長距離の山岳耐久レースやウルトラマラソンにも出場し、TJAR2014、PTL2015、TJAR2016、PTL2017と完走。

【RUNNING GEEKS】

ハイカーのための道具を作る山と道だけど、ランナーの意見も聞きたい山と道。自分なりのスタンスで山を走ることを楽しむフリーダムなランナーたちのCHOICE。

野々山 “リリー” 正章/ユーザインタフェースデザイナー

野々山 “リリー” 正章

1981年横浜生まれ。家電や業務機器、車両などの組込み系UIを中心に様々なUIデザインに関わる。京都北山でデザイナーとして働き始めたのと同時期に山のアクティビティーにハマる。京都近郊の山々を中心にマウンテンランニング、ファストパッキング、スノーシューランがメインアクティビティー。
仕事で様々なプロトタイピングやデザインをおこなうスキルを活かして、ワラーチやゲイター、サイフなど身の回りのギアを自作したり、進行スピードに合わせて変化するメトロノームアプリなど、アナログ・デジタル関わらずMYOGしている。運動動作解析にも興味があり、センサーやカメラを用いてトレーニングや分析も行う。
現在、山と道で新製品のサンダル開発チームリーダーも務めている。

中川裕司/アパレル会社経営&Patagoniaパートタイマー

中川裕司

自身で企画したプロダクトを輸入・卸する会社を経営しながら、週に何度かパタゴニアのストアでパートタイマーとして勤務。仕事と子育ての合間を見つけては、山遊びをしている。

千田誠(Runblur)/ゲームディレクター&ハンドメイド・ストック職人

千田誠(Runblur)

本業のゲームアプリ開発の傍ら、余暇時間に世界最軽量クラスのハンドメイド・カーボンストック(Runblur)を製作し続けてはや10年。自身もトレイルランニング選手として、UTMB、UTMF、おんたけ100マイル、KOUMI100等を完走。最近はナビゲーション・スポーツに傾倒し、主にオリエンテーリングやOMM JAPANに出場し、藪の中を駆け回っている。

後編に続きます!

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  • 三田 正明

    三田 正明

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    フォトグラファーとしてカルチャー誌や音楽誌で活動する傍、旅に傾倒。 多くの国を放浪するなかで自然の雄大さに惹かれ、自然と触れ合う方法として山に登り始める。 気がつけばアウトドア誌で仕事をするようになり、ライター仕事も増え、現在では本業がわからない状態に。 アウトドア・ライターとしてはULハイキングをライフワークとして追い続けている。 取材活動のなかで出会った山と道・夏目彰氏と何度も山に行ったり、インタビュー取材を行ったり、酒を酌み交わしたりするうちに、いつの間にかこのようなポジションに。 山と道JOURNALSを通じて日本のハイキング・カルチャーの発展に微力ながら貢献したいと考えている。