山と道

Merino Hoody

274g

¥16,000 +Tax

はじめに

山を旅する人のためのフーディ

優れた調温調湿機能と消臭作用を持つメリノウール100%のフーディです。

行動中にヒートアップしすぎぬよう中厚手の生地を採用し、ファスナーを腹部まで設けて換気性を高めました。一方で腹部の保温の重要性に着目し、カンガルーポケットを配置しています。

2019年より素材をメリノウール100%のまま、より生地強度を高めたオリジナル生地に変更しました。

・メリノウール100%
・より生地強度を高めたオリジナル生地
・優れた調温調湿機能
・天然の消臭機能
・換気しやすいハーフジップ
・腹部を温めるカンガルーポケット

Deep Forest
Navy
Espresso
Gray
Charcoal

SPECIFICATIONS

Made in Akita, Japan

Material:
Merino Wool(170-180g/m2, 19.5μ)
Weight:
274g (Size S) / 9.7oz

*天然繊維のため湿度やロットによっても重量は多少変わります。

制作ノート

夏目彰(山と道)

2015年秋、装備を限界まで削った北アルプスでのファストパッキングで夜明けに雪がちらつく五竜岳を越えようとしたときのことだった。体ごと吹き飛ばされそうな強風のなか、持っているものを全部着込んでも寒さは収まらず、僕は低体温症になりかけていた。このまま行動を続けては危険だと判断し、太陽が出るまでシュラフにくるまって寝ようとバックパックを開けたところで、山と道Minimalist Padの存在に気がついた。

そのとき、これを腹に巻いてみてはどうかと閃いた。山で寒いとき、僕はMinimalist Padをシュラフの中に巻いて寝ることがあるのだ。Minimalist Padを腰から腹に巻き、レインジャケットを着てみるとお腹が暖まってくるのを感じて、まだガチガチと震えてはいたけれど、どうにか歩き続けることができた。陽が昇り、ようやく危険な状況を抜けたと感じたとき、太陽の偉大さにどれだけの感謝をしたことか。

この体験を経て、僕はお腹の保温がどれだけ大切かを知ることができた。お腹が冷えると身体は動かなくなり、冷えきって低体温症になってしまったらなかなか回復しない。でも、お腹さえ暖かければなんとか動くことはできる。そしてお腹よりも上が温かいとヒートアップしてしまい、今度は逆に身体が動かなくなる。この体験を得て、お腹を保温することを大事にした道具を創りだしていこうと思った。

そうして、自分なりに肌寒い山での行動中に着るためのウェアに重要な機能を突き詰めていくと、昔ながらのスウェットパーカのデザインにたどり着いた。お腹にカンガルーポケットがあることで生地が二枚仕立てになり保温性が上がるし、寒いときや風が強いときは地図や着替えをポケットに突っ込んでおけば保温性や防風性を高めることができる。袖口のリブも簡易リストウォーマーとして効果的なのだ。

もともとスウェットパーカがそういった機能を考えてデザインされていたのかは謎だけど、求める機能性を求めてあれこれ試作を繰り返していくうちに結局そこに辿り着いたということが興味深い。山と道ではこれからもお腹の保温にこだわったウェアや道具を作っていきたいと思う。

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機能とデザイン

機能性を求めて辿り着いたオーセンティックなデザイン

私たちが目指したのは、山での行動時に道具として機能するメリノウール100%のミッド/ベースレイヤーでした。

秋から春にかけての行動着にはそれほど厚手の生地は必要ないと考え中厚手の生地を採用し、一方で腹部の保温性に着目してカンガルーポケットを設け、腹部の生地を2枚仕立てにしました。

デザインに関しても数多くの試作を繰り返しましたが、私たちがミッド/ベースレイヤーに求める機能性を考えていった結果、オーセンティックなスエットパーカにハーフジップを取り付けたデザインに辿り着きました。胸元まで大きく開く長めのハーフジップには、グローブをはめた際も開閉しやすいようタブがついています。

素材

より生地強度を高めた100%メリノウールのオリジナル生地

Merino Hoodyで使用している100%メリノウールは、山と道が独自開発したオリジナル生地です。

ウールには夏涼しく冬暖かい天然の調湿機能や消臭機能など優れた特性を持ちますが、反面、強度が弱く耐久性が低いという欠点があります。それを補うために、多くのメリノ生地は化繊との混紡を行なっていますが、混紡率に応じてウールの機能も低下していました。

山と道はウールの機能性を最大限発揮するべくメリノウール100%にこだわり、強度、耐久性を高めるために、2本の糸をより合わせた「双糸」のメリノ糸を使用することで、化繊混紡素材と比較して強度、耐久性ともに遜色ない100%メリノウール生地を作りました。

生地の開発は日本のウールの一大生産地である尾州(愛知・岐阜)のチームと行い、生産はオーストラリア産のメリノ糸を日本の技術で紡績・撚糸・染色し、尾州で編み立てています。

なぜ100%メリノウール?

上は蒸し暑い環境(気温30度・湿度90%)と、快適な湿度の環境(気温20度・湿度65%)のそれぞれで、繊維が含む水分率を比較した図表です。

蒸し暑い環境では繊維がより多くの水分を含む方がサラッとした着心地につながり、一方湿度が低い場合は過度に水分を吸いすぎない方が潤いを保ってくれます。この両者の水分率差は環境に応じて衣類内を調湿する性能を表しており、快適性に繋がることが実証されています。

水分率差6.8%のメリノ100%生地は蒸し暑い環境で衣類内をドライに保ち、湿度が低ければ適度な水分率を保ちます。このことが、メリノウールが「天然のエアコン」とも言われる所以になっています。

一方で化繊100%生地は水分率差0.3%と外部環境に応じた調湿機能に劣ることがわかり、蒸し暑い環境では衣類内がベトつき不快な状況となります。

メリノ50%/化繊50%の混紡生地では水分率差が2.9%にとどまり、メリノウールの優れた吸湿・放湿特性も混紡率と共に低下していることがわかります。

生地強度を高める「双糸」

ウールは比較的強度が高くない素材とされています。そのため、多くのメリノ生地は強度や耐摩耗性を高める目的で化繊を混紡していますが、混紡率が高まるほどウールの優れた特性も相対的に減ってしまいます。

メリノ生地には1本の糸の「単糸」と複数の糸をより合わせたものがあり、2本の糸をよりあわせたものは「双糸」と呼ばれています。単糸を使用した素材は柔らかくソフトな風合いに仕上がりますが、双糸を使用した素材は強度が増し、毛羽立ちが少なくコシのある風合いに仕上がります。

通常のメリノ生地は100%メリノでも化繊混紡でも単糸が使われることが多いですが、山と道は双糸を使うことで、化繊混紡素材と強度の面で遜色がないメリノ100%生地を作りました。

山と道メリノウールの生地強度・耐久性試験結果

山と道メリノウールの生地強度と耐久性を調べるため、混紡率の違う2種類の化繊混合メリノウールとの比較検査を行いました。

生地強度については生地の破裂するまでの圧力を計測する耐破裂性テスト(JIS L 1096A法)を行い、耐久性については検査機で摩擦し糸切れするまでの回数を計測する耐摩耗性テスト(JIS L 1096E法)で計測しています。

結果、双糸を使用した山と道のメリノウールは生地強度に関しては化繊混合メリノウールを上回り、耐久性に関しても化繊が13%混紡されたメリノウールより高い値となりました。

メリノウールについて

ウールは調温調湿性、保温性、消臭性など、羊が過酷な自然環境を生き抜くために身につけてきた多種多様な特性を備えた天然繊維です。

なかでもメリノ種の羊から取れるメリノウールは、繊維が一般的なウールよりも細く柔らかいためチクチクせず、肌着としても着用できることに大きな特徴があります。

ウール/メリノウールは、夏は涼しく、冬は暖かく、水や雨に濡れても体が冷え難く、長時間着用を続けても臭いが気にならないなど、自然の中で行動するハイカーが必要な機能を多く兼ね備えた素材です。

ウールの構造

ウールの繊維は、人の髪の毛や皮膚と同じアミノ酸からなるタンパク質を成分とし、人間の髪の毛の表面のキューティクルと同様にウロコ状になった「スケール」という表皮と、「コルテックス」という皮質部から成っています。

「コルテックス」は、オルソ・コルテックスとパラ・コルテックスというそれぞれ吸湿性が異なる皮質が組み合わさった構造からなり、性質の違う皮質が組み合わされることで、ウール繊維は「クリンプ」と呼ばれる縮れた形状になっています。

この構造が、後述するウールの持つ優れた調温調湿性や保温性、汗冷えのしにくさなど、様々な特性を生んでいます。

ウールの特性

ウールのデメリット

上記の通りウール/メリノウールは優れた特性と機能を持つ繊維ですが、もちろん欠点もあります。どうぞメリット/デメリットをご理解の上ご着用ください。

水を吸って重くなる

含水率が高いウールは生地中に多くの水分を吸収できるため、化繊に比べると乾くまでに時間がかかります。ただし、速乾性の高い繊維は水分蒸発と共に気化熱が生まれ、体温をも素早く奪ってしまうリスクがあります。また速乾性に関しても、同じ生地厚であればコットンより早く乾燥します。

虫に食われやすい

ウールやカシミヤ、シルクなどのやわらかい動物性繊維は、衣類害虫に最も好まれます。

擦れて穴が開きやすい

ウールは繊維長が短いため、擦れると繊維が抜けやすく、化繊や綿素材と比べて比較的生地が痩せて穴が開きやすい素材です。

縮みやすい

洗濯で縮みやすい特徴を持つウールは、縮みにくくする加工を施したウォッシャブルウールであっても、多少の縮みはどうしても生じてしまいます。洗濯直後は広げて形を整えてから干し、軽くアイロンで伸ばすなどのケアをしていただくと、縮みを軽減させることができます。

斜行による歪みが生じる

ニット素材の特性上、洗濯すると糸の繊維が膨潤して撚りと逆方向に戻ろうとする力が生じ、生地が斜め方向に変形していくことがあります。これにより、製品の形状に歪みが発生する場合があります。

ウール独特のにおいがする

動物繊維の特性上、洗濯時の脱水後など湿った状態で独特のにおいを感じる場合がありますが、乾燥後はにおわなくなります。

本稿は繊維加工会社・試験機関への取材と参考文献を元に編纂しました。
参考文献:『羊毛の構造と物性』日本羊毛産業協会編 繊維社刊

サイズについて詳しく

推奨サイズ(ヌード寸法)

Unisex
Size XS S M L XL
体重
(Weight)
kg
42~53 51~61 59~69 67~78 76~85
胸囲
(Chest)
cm
78~84 80~88 84~95 92~102 100~110

製品サイズ(仕上がり寸法)

Unisex
単位:cm
Size XS S M L XL
着丈 65 68.5 71.5 73 74.5
身巾 47.5 51.5 54.5 57.5 60.5
裾巾 37 41 44 47 50
裄丈 76 79 81.5 84 86
袖口巾 8 8.5 9 9.5 10
ファスナー丈 26 27 28 29 30

ご注意

製品ケアについて

メリノウールは優れた消臭機能を備えており、頻繁に洗う必要はありません。ただ虫食いによる穴あきが起こりやすい、縮みやすいなどのデメリットもあるため、洗濯や保管は適切に行なう必要があります。

洗濯乾燥や保管等、下記の「続きを読む」から各注意事項をお読みいただき、ご家庭での製品ケアにお役立てください。

【洗濯について】

洗濯機洗い可能ですが、水温や洗濯機の設定を誤ると縮みを引き起こしてしまう恐れがあるためご注意ください。メリノウールは天然繊維ゆえに繊維が短く、毛玉や毛羽立ちが起こりますが、何度か洗濯するうちに毛羽がある程度落ちて毛玉はできにくくなっていきます。

  • 洗剤は中性洗剤を使用してください。ウール繊維は弱酸性のため、アルカリ性洗剤で洗うと風合いを損ねてしまう恐れがあります。
  • ジッパー付きの製品は、金具との接触による損傷を防ぐためジッパーを閉めて洗濯してください。
  • 他の洗濯物との接触による損傷、絡まって引っ張られることによる変形を避けるため、洗濯は単体かネットに入れて行なってください。
  • 洗濯機は「ドライコース」や「手洗いコース」などの弱水流コースを設定いただくと、もみ洗いや脱水などの負担のかかる工程が短くなるため、縮みや変形が起こりにくくなります。
  • 水温30℃前後のぬるま湯で洗っていただくと弱水流コースでも汚れが落ちやすくなります。高温での洗濯は縮みを引き起こす恐れがありますのでご注意ください。
  • 乾燥は強く絞らず、シワを伸ばして形を整えてから日陰で干してください。吊干しすると水を含んだ重みで生地が伸びてしまうため平干しをお薦めします。
  • 乾燥機は大きく縮んでしまうので使用しないでください。
  • 柔軟剤は繊維をコーティングしてウールが本来持っている機能を妨げてしまう場合がありますので使用しないでください。
  • 漂白剤は色落ちの恐れがありますので使用しないでください。
  • 生地の特性上、洗濯後に若干の斜行が生じる場合があります。

【シワをのばす】

ニットは織地に比べてシワがつきにくい素材ですが、気になる場合はアイロンがけを行なってください。ただし適正温度以上の高温のアイロンスチームにあたり続けると生地の縮みが生じるリスクがありますので、下記の注意点を守った上で行なってください。

  • スチームアイロンをご使用ください。
  • アイロンは必ず低温(80℃〜120℃程度)でご使用ください。
  • アイロン面を直接生地にあてず、スチームのみをシワ部分に吹きかけるようにしてください。その際、スチームによる生地収縮を抑えるため、軽く引っ張りながら行なってください。
  • スチームを数秒吹きかけた後、シワを手で撫でながら伸ばしてください。
  • まだシワが残る場合は薄い当て布をし、生地に軽く触れる程度にあててください。
  • 作業後はスチームの湿気が残らないようによく乾燥させてください。

【虫食いを防ぐ】

動物繊維であるメリノウールは、繊維の中に含まれるタンパク質が虫に好まれるため「虫に食われやすい」というデメリットがあります。ですが、適切な防虫ケアをすることで虫食いのリスクを軽減することができます。

  • 少しでも湿気が残っていると虫食いの温床になりますので、保管前によく乾燥させてください。
  • アイロンのスチームをあてると、熱による殺虫効果が期待できます。低温設定で行ない、スチームの湿気が残らないように、よく乾燥させてから保管してください。
  • 湿気のこもる場所は避け、なるべく風通しのいい場所で保管してください。
  • 衣類圧縮袋での保管も虫食い予防に効果的です。その場合、少しでも空気が残っていると虫は活動できてしまうため、衣類圧縮袋専用の防虫剤の併用をお薦めします。
  • 防虫剤を使用する場合は、防虫剤の用法を守ってご活用ください。
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お支払いについて

  • クレジットカード、もしくは銀行振込でのお支払いとなります。
  • 対応クレジットカード会社はVISA、MASTER、JCB、AMEXとなります。
  • 銀行振込の場合は、ご注文受付メール到着後5日以内のご入金をお願い致します。
  • 銀行振込手数料はお客様ご負担となります。
  • 領収書は発送完了メールに添付されたリンク先からのダウンロードをお願い致します。

発送について

  • ご購入後にご注文確認メールをお送りします。
  • ご入金確認後、7営業日以内に製品を発送します。
  • 製品が発送された時点で製品発送完了メールをお送りします。
  • 大型連休、災害、悪天候、ご注文の集中等により配送に遅延が発生する場合があります。

【日本国内のお客様】

沖縄県・離島を除く全国:佐川急便で発送します。
送料:550円
沖縄県・離島:ヤマト運輸で発送します。
送料:550円(離島)/1,000円(沖縄県)

【海外のお客様/Overseas customers】

EMSにて発送します。送料に関しましてはお住いのお国、地域によって異なります。
Ships by EMS. Shipping costs vary depending on your country and region.

サイズ交換について

ご購入後、製品のサイズが合わなかった場合は、交換対応をさせていただきます。交換に際し、必ず以下の内容をご確認のうえご連絡ください。

  • 未使用品のみ交換いたします。試着程度は問題ありません。
  • 製品到着後7日以内に限り交換させていただきます。
  • 製品を弊社で確認し、たばこや化粧品等の臭い、汚れ等が認められた場合は返品をお断りする場合があります。

【返品~交換製品到着までの流れ】

①製品到着後、必ず5営業日以内に、CONTACTの「サイズ交換に関するお問い合わせ」よりご連絡ください。
②お問合せ内容ご確認後、交換お手続につきましてご案内メールお送り致します。
③弊社からの返信を確認後、製品到着日より7日以内にお手元の商品を当社に元払いでご返送願います。
④ご返送頂いた製品の検品後完了後、交換製品を送料弊社負担で発送致します。

修理について

【修理の流れ】

①お問合せ
CONTACTページお問合せフォームよりご連絡ください。その際、製品名、破損内容、ご購入時期をご記載ください。
*弊社オンラインショップにてご購入のお客様は、お分かりになればご注文番号を併せてご記載ください。

②メールにてご案内
お問合せ内容確認後、修理方法・工賃・納期についてのご案内をメールにてお送り致します。メール受信後、送料元払いにて弊社宛にご送付ください。工賃の入金を確認後、修理に入らせていただきます。
*修理内容によりますが、完成まではおおよそ2週間〜6週間のお時間を頂いております。

③修理済み製品のご発送
修理完成次第、発送させていただきます。
*ご返送時の送料はお客様負担となります。予めご了承ください。

修理のおおよその金額など、詳しくはBUYING GUIDEをご確認ください。

再入荷連絡