山と道

UL Short Sleeve Shirt

60g

¥9,500 +Tax

はじめに

着ていることを忘れる軽さ

わずか60g。着ていることを忘れてしまいそうなシャツをつくりました。

通気性に優れたパーテックス・カンタムエアは汗で濡れてもあっという間に乾き、衣服内に外気が循環しやすいフィッティングで、炎天下でも快適に行動することができます。一方、肌寒いときには襟を立てて首元を保温することができ、行動中の急激な環境変化にも対応します。

 ウインドシェルとして、下山後の着替えとしても、袖を通した人が誰もが驚くその軽い着心地を、ぜひご体感ください。

カラーバリエーション

  • Granite Green
  • Slate Blue
  • Mustard
  • Taupe
  • Navy
  • Olive
  • Black

スペック

Material:
Pertex Quantum Air 48g/㎡ (100% NYLON)
Weight:
60g(Size S)
64g(Size M)
68g(Size L)
72g(Size XL)
Size:
MEN | S / M / L / XL

制作ノート

シャツが着たかった

夏目彰(山と道)

年を取るにつれ、普段の生活でシャツを着ることが多くなった。そうなると、山でもシャツが着たくなってくる。

メリノウールのベースレイヤーに超軽量のウインドシェル、もしくは透湿と通気に優れたレインシェルという組み合わせが、ウルトラライト・ハイキング的には正しい選択だろう。だが、いつも同じ格好で山に入っていても飽きてしまうし、ハイキングはもっと自由でよいと思う。というか、そう考えることにした。

ともあれ、いざ山で自分がどんなシャツを着たいのかを考えてみると、山での機能性や安全性を考えてメリノウールのベースレイヤーを選んできた自分としては、それよりも快適性や性能が劣るものをわざわざ着たいとは思えなかった。

普通の化繊100%のシャツは暑そうだし、ウールに比べれば臭くなるだろうし、魅力的に思えなかった。また、アウトドアブランドのものに多い過剰にデザインされたシャツもあまり好きではなかった。

そうして、メリノウールなど数種類の素材でシャツの試作をはじめたのは、2年ほど前だろうか。当初は単に「山でシャツが着たい」という理由からはじまったもの作りではあったが、数十回に及ぶ試作と変更を得て、山の行動着としてのシャツの機能性も見えてきた。

まず、シャツは織物なので、カットソーのようなニット生地に対して耐風性・耐久性に優れている(ただしこのUL Short Sleeve Shirtはその極薄さゆえに、耐久性が優れているとは言い難いが)。少し大きめのサイズを選べば服の中で空気がまわり、行動中の熱気も換気しやすい。さらに暑ければボタンを全て開いて熱気を外に出すことができるなど体温調節機能にも秀でているし、襟を立てれば首もとの紫外線対策にもなる。

素材に関しては、当初の本命であったメリノウール100%のシャツはさすがに快適な着心地に手応えを感じたが、試作で用いていたものは重量200g/m²と決して軽い生地ではなかったため、秋から冬にかけては問題は無いが、夏にはやはり暑く感じた。ウール好きの自分としてはそれで進めたいという気持ちも強かったが、どこか心の中で、すっきりと「これだ!」という答えを得られなかった。

メリノウールの他にも数種類の素材でシャツの試作を進めるうちに、山と道のAlpha Anorakの表生地に採用している生地重量が50g/m²と軽量なパーテックス・カンタムエアを使うことを思いついた。それまではウールやバンブーなど天然繊維にこだわっていたが、軽さに特化するなら化繊100%でも良いかもしれないと思い始めたのだった。

この素材でシャツを作りたいと考えたときに、はじめに想像したのは、上半身裸で山を駆け巡るランナーやハイカーの姿だった。上半身裸で行動するのは気持ち良いが、山道具を作る自分としては、山の強烈な紫外線や風は大丈夫なのかと気になってしまう。

けれど、シャツであれば、これらの問題点はクリアできると思った。山で必要な機能を満たしつつ、裸感覚で着れるシャツ。極薄で軽量なカンタムエアであれば、まさに山を裸で行動しているような着心地のシャツを作れるのではないかと考えた。

でき上がった試作品は予想通り劇的に軽く、手にとった多くの人が驚いた。まさに「天女の羽衣」のような軽さ(古いたとえ話で恐縮だが、着てみればわかるはずだ)だった。

唯一、気になったのは消臭性だった。ナイロン100%なのでウールやバンブーのような消臭性は期待できない。山で臭い服を着て行動するのは避けたかった自分としては危惧していたが、そんな問題は、実際に試作品をテストしていくなかで杞憂であることがわかった。このUL Short Sleeve Shirtは軽量性だけでなく、「超速乾」という魅力も備えていたのだ。

洗ってもタオルと一緒に絞るだけで大半の水気が飛び、干さなくとも着て歩いていれば乾いてしまう。これなら旅の途中に川や水場に遭遇したらさっと洗い、そのまま着て歩き続けることができる。

もちろん、極薄生地ゆえに耐久性は必ずしも優れているとはいえない。生地が薄いぶん汗もあまり吸ってくれないし、これ1枚で稜線で風雨に晒されたら、危険な場合もあるかもしれない。ある意味、UL Short Sleeve Shirtは長所と短所がはっきりとしたトリッキーな道具(衣類)であり、無条件で万人に勧められるものではないことも事実だ。

けれど、僕はこのシャツを着るたびに、暑い太陽が照りつける長い長いトレイルを歩いていくことを想像する。そんな想像を共有できる人には、絶対にお勧めだ。

READ MORE

ロングトレイルからのレポート

河戸 良佑(PCT/CDT/ATスルーハイカー)

山と道JOURNALSで『コンチネンタルディバイドトレイル放浪記』を連載していただいたトレイルネーム”Sketch”こと河戸良佑さんは、2019年総距離3500kmに及ぶアメリカのアパラチアン・トレイルをスルーハイクしました。

そんな河戸さんに、UL Short Sleeve Shirtの開発中サンプルを着て1600kmほど歩いた時点でレポートを送っていただきました。

①使用状況

アメリカのロング・ディスタンス・トレイルのアパラチアン・トレイルで約3ヶ月間、ほぼ毎日使用。歩行距離は1600kmほど。

②良い点

アパラチアン・トレイルはジメジメと蒸し暑く、常に衣服は汗で濡れ、泥で汚れている。

ある時、小川のほとりで休憩をした際、ほとんど汗でできていると言ってもいいほどグジョグジョになったシャツを川で軽く洗って絞り、木に干しておくと、休憩が終わる頃には既に乾いていて、サラリとした袖に腕を通すことができた。

また、このシャツは畳むとメガネケースに入りそうなほど小さくなり、あまりにも軽量なので、「これは嵩張るが持って行くべきかどうか」などと悩む必要が無い。いつもバッグに忍ばせ、何か体を動かす機会があろうものならば、サッとこのシャツを羽織り、次の瞬間には駆け回っている、そんな無邪気な人に私はなりたい。

③気になる点

濡れると肌に張り付き、ときおり引っ張られるような感覚があるのが少し気になる。ずっと全身が濡れ続ける環境には向かないだろう。

今回のハイクにおいては、傘との組み合わせがとても良かった。天気が崩れ始めたら傘をさし、雨がやんだら傘をたたんでそのまま歩く。すると濡れていた箇所も体温ですぐに乾いてしまう。

④その他雑感

3ヶ月間ハードに使用して、破れ・ほつれなどはなかったが、バックパックのショルダーベルトに付けたスマートフォンを入れるポーチのベルクロとのスレにより、生地表面が損傷してしまった。

気になる人はバックパックを背負う前にスレが起こりそうな箇所を点検しておくのも良いのかもしれない。

河戸 良佑

独学で絵を描いていたら、いつの間にかイラストレーターに。2015年にPacific Crest Trail、2017年にContinental Divid Trailをスルーハイク。アメリカで歩きながら絵を描いていたので、トレイルネームはスケッチ。2019年現在はApparatian Trailをスルーハイク中。
インスタグラム アカウント: Ryosuke Kawato(@ryosuke_iwashi)

READ MORE

機能とデザイン

Tシャツよりも軽いシャツ

わずか60g(Size S)。一般的なシャツはもとよりTシャツよりも軽く、着ていることを忘れるような着心地です。その要因は、高強力ナイロン糸を高密度で織り上げ、生地重量約50g/m2と軽量ながら高い生地強度と通気性を持つパーテックス・カンタムエアにあります。

スーパーコンパクト

たたむと手のひらに収まるほどコンパクトになります。ポケットにも入れられる大きさでシワもつきにくいため山行時や旅行時の予備の着替えとしても非常に有用です。

襟を立てて首元を保温

早朝や夕暮の肌寒い時間帯や強風下など、山では首元を保温したいと思う場面は多いです。そこで山と道オリジナルのギミックとして、襟を立ててボタンでとめられるようにしました。非常にシンプルなデザインですが保温や防風の他、首の日焼け対策にも有効です。

驚異的な速乾性

濡れても絞るだけでほぼ乾いてしまうので、トレイルでも気軽に水洗いできます。

トレイルも下山後も

たたむと手のひらに収まるほどコンパクトで軽量なUL Short Sleeve Shirtは、ベースレイヤーの上に羽織るウインドシャツとしても、下山後の着替えとしても活躍します。

UL Short Sleeve Shirtの生地はさらりとした着心地で、優れた速乾性能や通気性とあいまって快適な着心地を保ちます。

機能性を求めてたどり着いたシンプルさ

シャツの素材として多く用いられている織物は、縦糸と横糸を組み込んだ構成のため織り目がタイトに詰まっており、ベースレイヤーで一般的に用いられる編物と比べ、同重量の同素材であれば防風性が高く、乾燥がはやく、耐久性に優れる等の特徴があります。

その上で山と道ではシャツの機能性の本質を、織物ならではの防風性の高さと、前開きボタンが付いていることで換気性が良く、衣服内に外気が循環しやすいことと捉えました。

そこでスナップボタンを採用して素早い開閉を可能にし、さらにワイドなフィッティングとすることで、衣服内の高い換気性を確保しました。

また、襟は台襟を廃した開襟状の平折襟を採用して首に熱が籠らないようにすると同時に、襟裏にボタンを配置し、強風時には襟を立てて止めて風を凌げるようにすることで、幅広い温度域に対応しました。

一方、胸ポケットは必ずしも必要ではないディティールと捉え、あえて外しています。

素材

通気性と防風性を高次元で両立するパーテックス・カンタムエア

急変する天候や激しい気温の寒暖差、突風や強烈な日差しなど、過酷な山の環境では、通気性と防風性という相反する特性を高い次元で両立することが求められます。UL Short Sleeve Shirtに採用したパーテックス・カンタムエアは20デニールで織り上げ、超軽量ながらも優れた強度と通気性を持ちます。

Material:
Pertex Quantum Air 48g/㎡ (100% NYLON)
20d x 20d Ripstop
C6 DWR(耐久性撥水)

Spec:
引裂 JIS L 1096 D(ペンジュラム法)
たて0.9kg よこ0.8kg

引張 JIS L 1096 A(ストリップ法)
たて35.6kg よこ30kg

通気 JIS 1096 A(フラジール形法)
33cc/(㎠・s)

サイズについて詳しく

推奨サイズ(ヌード寸法)

Men
Size S M L XL
体重
(Weight)
kg
52~61 59~69 67~78 76~85
胸囲
(Chest)
cm
80~90 85~95 92~102 100~110

製品サイズ(仕上がり寸法)

Men
単位:cm
Size S M L XL
着丈 70.5 72.5 74 75.5
肩巾 45 47 49.5 52
身巾 56 58.5 61.5 64.5
裾巾 53.5 56 59 62
袖丈 22 23 24 25.5
袖口巾 18 18.5 19 19.5

ご注意

毛玉と糸の引きつれの発生について

UL Shirtの素材パーテックス・カンタムエアは、硬い素材と擦れることにより毛玉と糸の引きつれが発生することがあります。

毛玉と引きつれがとくに起きやすい状況とその対処方法について、下記にまとめましたのでご参照ください。

毛玉と引きつれが起こりやすい状況

下記は現状、山と道が把握している毛玉と糸の引きつれが発生している事例です。ともあれ事例により状況は様々で、同様の状況で必ず毛玉と糸の引きつれが起こるわけであはありません。

ベルクロやハードメッシュなど、
表面に凹凸があり固いものとの接触や摩擦

バックパックのショルダーベルトやヒップベルト、シートベルトなど、
同じ箇所に繰り返しかかる接触や摩擦

汗などで生地が湿った状況では損傷がさらに起きやすくなります。

対処方法

引きつれ
生地を軽く引っ張りながら、引きつれが起きている方向に伸ばして下さい。それでも戻らない場合は低温モードのアイロンで当て布を当て、生地を伸ばすように整えて下さい。

毛玉
身生地を一緒に切らないよう注意しながら、毛玉取り機で生地表面の毛玉をカットしてください。ただし、ナイロン糸はフィラメントという長繊維のため、毛玉を取ると糸が切れ、生地強度が低下したり、生地に極小の穴があいてしまう場合があります。またライター等で軽く炙り、毛玉を溶融させて潰す方法もあります。毛玉周囲を固めるため更なる引きつり防止になりますが、炙りすぎると生地に穴があいたり、溶解部分周辺が硬くなる可能性もあります。

上記ご理解の上、処置はご自身の判断で行ってください。

READ MORE

製品ケアについて

・洗濯は40℃以下の水温で行ってください。
・洗濯機をご使用の際は単体かネットに入れての洗濯を推奨します。
・タンブラー乾燥は避け、日陰で吊り干ししてください。
・柔軟剤、漂白剤は使用しないでください。
・アイロンはスチーム無しの低温モードで使用してください。
・ドライクリーニングは避けてください。

お支払いについて

・クレジットカード、もしくは銀行振込でのお支払いとなります。
・対応クレジットカード会社はVISA、MASTER、JCB、AMEXとなります。
・銀行振込の場合は、ご注文受付メール到着後5日以内のご入金をお願い致します。
・銀行振込手数料はお客様ご負担となります。
・領収書は発送完了メールに添付されたリンク先からのダウンロードをお願い致します。

発送について

・ご購入後にご注文確認メールをお送りします。
・ご入金確認後、7営業日以内に製品を発送します。
・製品が発送された時点で製品発送完了メールをお送りします。
・大型連休、災害、悪天候、ご注文の集中等により配送に遅延が発生する場合があります。

【日本国内のお客様】

当製品1点のみご購入の場合、配送料のお得なヤマト運輸の「ネコポス」が利用できます(沖縄県・離島を除く)。
送料:240円
・お届け先の荷物受け、郵便受け等に配達・投函します。
・配達荷物に対する補償が付きません。
・差出日の翌日~翌々日以降にお届けします。
・追跡サービスに対応します。
・配送の日時指定はご利用頂けません。

他製品を含む2点以上ご購入の場合は佐川急便での発送になります(沖縄県、離島のお客様はヤマト運輸での発送になります)。
送料:550円/1,000円(沖縄県)

【海外のお客様/Overseas customers】

EMSにて発送します。送料に関しましてはお住いのお国、地域によって異なります。
Ships by EMS. Shipping costs vary depending on your country and region.

サイズ交換について

商品ご購入後、製品のサイズが合わなかった場合は、交換対応をさせていただきます。交換に際し、必ず以下の内容をご確認のうえご連絡ください。

・未使用品のみ交換いたします。試着程度は問題ありません。
・製品が到着後7日以内に弊社宛てに発送してください。
・製品を弊社で確認し、たばこや化粧品等の臭い、汚れ等が認められた場合は返品をお断りする場合があります。

【返品~交換商品到着までの流れ】

①商品到着後、必ず5営業日以内に、CONTACTの「サイズ交換に関するお問い合わせ」よりご連絡ください。
②お問合せ内容ご確認後、交換お手続につきましてご案内メールお送り致します。
③弊社からの返信を確認後、商品到着日より7日以内にお手元の商品を当社に元払いでご返送願います。
④ご返送頂いた商品の検品後完了後、交換商品を送料弊社負担で発送致します。

修理について

【修理の流れ】

①お問合せ
CONTACTページお問合せフォームよりご連絡ください。その際、製品名、破損内容、ご購入時期をご記載ください。
*弊社オンラインショップにてご購入のお客様は、お分かりになればご注文番号を併せてご記載ください。

②メールにてご案内
お問合せ内容確認後、修理方法・工賃・納期についてのご案内をメールにてお送り致します。メール受信後、送料元払いにて弊社宛にご送付ください。工賃の入金を確認後、修理に入らせていただきます。
*修理内容によりますが、完成まではおおよそ2週間〜6週間のお時間を頂いております。

③修理済み製品のご発送
修理完成次第、発送させていただきます。
*ご返送時の送料はお客様負担となります。予めご了承ください。

修理のおおよその金額など、詳しくはBUYING GUIDEをご確認ください。

BUY