山と道

UL Rain Pants

81g

¥17,000 (PU Sosui) / ¥18,000 (PU Shinsui)

はじめに

世界最軽量の3レイヤー

ハイキングやファストパッキングに最適な超軽量の3レイヤー・レインパンツです。ウインドパンツと変わらない軽さで、少し細身のシンプルで動きやすいシルエットです。

超軽量なPU親水性無孔膜のパーテックスシールドとバランスに優れたPU疎水性多孔膜のパーテックスシールドプロ、2種類の素材をご用意しました。

・世界最軽量クラスの3レイヤー
・それぞれ特性の異なる2種類の素材
・超音波溶着技術で縫製箇所を極力排除
・テーパードがかかった細身のシルエット
・ウインドパンツとしても使用可能

PU Sosui - Red
PU Sosui - Deep Forest
PU Sosui - Blue
PU Sosui - Navy
PU Shinsui - Ebony
PU Shinsui - Nomad

SPECIFICATIONS

Material:
Pertex Shield Pro (PU Sosui)
Pertex Shield (Pu Shinsui)
Weight(Size M):
99g(PU Sosui)/ 81g(PU Shinsui)
Size:
XS / S / M / L / XL

制作ノート

夏目彰(山と道)

これまでは早朝や曇天の肌寒いときに、超軽量のウインドパンツを履いていた。レインパンツでもよいのかもしれないけど、野暮ったい太いシルエットやウインドパンツに比べて蒸れやすいことなどが気にかかり、雨でない日の行動時に積極的に使いたいとは思えなかった。

ところが今回、防水シェルの試作をしながら『山と道ラボ』で防水透湿生地のテストを進めるうちに、3レイヤーの極薄防水透湿生地の気持ちよさが見えてきた。軽く、肌触りもよいので、これでパンツを作れば、汗抜けは多少悪くても、雨天時に限らず、 肌寒い晴天時でも積極的に使いたいと思えるパンツが作れるのではないかと考えたのだ。

詳しくはUL Rain Hoodyの制作ノートでも触れたけど、ひと口に防水シェルパンツと言っても、用途によって求められる機能は異なってくる。このUL Rain Pantsを雪のバックカントリーやクライミングで使用するには、薄く超軽量の生地で作られているため、耐久性に難があるだろう。僕は面白いギアは何かに特化していると思う。特化しているということは、逆にどこかに問題もあるものだ。

けれどそのぶん、このULレインパンツは3レイヤーの防水シェルパンツのなかでは世界最軽量クラスに仕上がっており、バックパックに入っているときは持っていることを忘れるような軽さだし、薄いぶん、熱気や湿気の抜けも良い。

現在、山と道が入手できる防水透湿素材の中では、PU疎水性多孔膜で透湿性に優れたパーテックスシールドプロが、もっとも軽量性と透湿性と防水性のバランスに優れた素材だと思われた。ただ、PU親水性無孔膜のパーテックスシールドの方が透湿性と防水性の面では「プロ」に若干劣るものの、軽量性では勝っている。

自分が着るならどちらを選ぶかを考えてみると、少しでも軽いパーテックスシールドを選ぶだろう。しかし、山と道として広くお客様にお薦めできるのは重量以外は全ての面でバランスが良いパーテックスシールドプロだ。悩んだ挙句、今回ふたつの素材を使って作ることに決めた。どちらの素材も3レイヤーで着心地が良く、とても軽く、レインパンツとは思えないほどしなやかだ。

雨の日に履いても足元がスッキリとしているので、軽快に行動できる気がする。雨の中を歩いたり、走ってみたくなるパンツだと思っている。

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機能とデザイン

水の侵入を防ぐ超音波溶着技術

防水シェルの縫製箇所は裏からシームテープを貼ることで縫い目からの浸水を防いでいます。ですが、シームテープは耐久性が低く、経年劣化による縫製箇所からの浸水は避けられません。

そこで、レインフーディの縫製には生地と生地を超音波で溶かしながら溶着する最新の超音波溶着技術を採用しました。これにより、経年劣化による生地の接合部分からの浸水をできる限り少なくすることができました。

各部のディティール

素材

それぞれ特性の異なる2つの素材

UL Rain Pantsに採用しているパーテックスシールドプラス(PU Sosui)とパーテックスシールド(PU Shinsui)は、いずれも3レイヤーの防水透湿素材ですが、メンブレンの構造や素材特性、透湿メカニズムが全く異なります。

Pertex Shield Plus(PU Sosui)

パーテックスシールドプラス(PU Sosui)はポリウレタン(PU)の疎水性多孔メンブレンです。「疎水性」とは水を弾く性質を意味し、「多孔メンブレン」とはメンブレン=膜に微細な孔(穴)が無数に空いた網状の構造を指します。

このミクロの孔は水分は通しませんが蒸気は通れる大きさで、パーテックスシールドプラスはこの孔からダイレクトに衣類内の蒸気を発散するため、非常に透湿性に優れています。

『山と道ラボ』による独自テストでは、行動中も衣類内温度が上がりにくく、さらに外気が急に下がった場合にも衣類内の温度を保つことがわかっています。また、メーカーの公表情報によると、耐久性もパーテックスシールド(PU Shinsui)を上回っています。

Pertex® Shield Pro (PU Sosui)

Material:
Pertex Shield Pro (100% NYLON)
生地重量:58g/㎡
表地:10d/10f x 10d/10f+30d, ripstop
裏地:7d トリコット
撥水:C6 DWR

SPEC:
引裂 JIS L 1096 D(ペンジュラム法)
たて1.0kg よこ0.8kg

引張 JIS L 1096 A(ストリップ法)
たて27kg よこ19.8kg

通気(KES法)
270以上

透湿 JIS L 1099 A-1
11280g/㎡/day

透湿 JIS L 1099 B-1
20000g/㎡/day(メーカー公表値)

耐水圧 JIS L 1092 B
20000mm(メーカー公表値)
https://www.pertex.com/fabrics/shield-pro/

*PU Sosuiで採用しているパーテックスシールドプロは非常に軽量で薄い多孔質素材のため、ワセリンや防虫成分、エタノールが含まれている製品(ヘアクリーム、化粧品、日焼け止め、防虫剤等)が生地に付着することにより、シミが発生したり透湿機能が低下する可能性があります。その除去方法について、山と道JOURNALS『山と道修理部通信#2 レインウェアの油脂汚れをきれいにする』でご紹介しておりますのでご参照ください。

Pertex Shield(PU Shinsui)

UL Rain Pants PU Shinsuiに採用しているパーテックスシールドは、ポリウレタン(PUの)親水性無孔メンブレンです。「親水性」とは水分が浸透しやすい性質を意味し、「無孔メンブレン」は(多孔質のパーテックスシールドプロとは逆に)膜に孔が空いていない構造を指します。

親水性なため衣類内の水分を吸着し、拡散させることで透湿します(メンブレンがいったんタオルのように衣類内の湿度を吸い、自然に乾いていくようなイメージです)。

パーテックスシールドの利点はなんといってもその軽量性で、メンブレンに孔が開いていない構造のため、生地を極限まで薄くすることができます。山と道ラボの実験では、着用後すばやく衣類内湿度を下げるという性質が確認できましたが、着続けたままの状態では徐々に湿度が上がっていきます。そのため、パーテックスシールドプロに比べると蒸れを感じやすいかもしれません。

Pertex® Shield (PU Shinsui)

Material:
Pertex Shield (100% NYLON)
生地重量:47g/㎡
表地:7d/5f x 7d/5f, ripstop
裏地:7d トリコット
撥水:C6 DWR

SPEC:
引裂 JIS L 1096 D(ペンジュラム法)
たて0.8kg よこ0.7kg

引張 JIS L 1096 A(ストリップ法)
たて22.8kg よこ21.2kg

通気(KES法)
270以上

透湿 JIS L 1099 A-1
5568g/㎡/day

透湿 JIS L 1099 B-1
20000g/㎡/day(メーカー公表値)

耐水圧 JIS L 1092 B
20000mm(メーカー公表値)
https://www.pertex.com/fabrics/shield/

透湿防水素材の分類と特性

現在、多くの防水シェル素材は防水性と透湿性を持つ薄膜=メンブレンを、撥水性と耐久性のある表地と肌に接触する吸湿性のある裏地で挟み込んだ積層型の生地になっており、メンブレンが防水透湿するテクノロジーは「疎水性多孔質」と「親水性無孔質」という2つに大別されます。

「疎水性多孔質」は外部からの水を防ぎ内部からの蒸気を放出する微細な孔(穴)の開いた構造で、素材には水を弾く性質のあるePTFE(テフロン)素材や疎水性ポリウレタン(PU)が使われており、ePTFE製の代表的な素材にはeVentが、疎水性ポリウレタン製の代表的な素材にはパーテックスシールドプロやポーラテックネオシェルが挙げられます。

「親水性無孔質」は孔が無いため、衣類内の水分を吸着し外部に蒸散することで透湿します。素材には親水性ポリウレタン(PU)が多用されており、代表例にはパーテックスシールドの他、ザ・ノースフェイスのHyVent Flyweightやノローナのdri1など多くのアウトドアメーカー独自の防水透湿素材が該当します。

一方、防水透湿素材の代名詞とも言えるゴアテックスは、「疎水性多孔質」メンブレンに親水性コーティングを施した構造になっています。これは、多孔質素材は孔に皮脂や汚れが溜まった場合に性能が落ちるため汚染の防止措置と思われますが、透湿性はコーティングを施していない「疎水性多孔質」素材に劣ります。ただ、豊富なラインナップを持つゴアテックスは銘柄によりコーティングの度合いが異なると推測されます。

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山と道ラボでのテストと関連記事

山と道の研究機関『山と道ラボ』はこれまで1年以上にわたってレインウェアのリサーチを行い、その成果を『山と道ジャーナル』で発表してきました。独自のリサーチと試験を数多く行い、その結果として明らかになった事実も数多くあり、今後レインウェアを議論する上で、欠くことのできないレポートであると自負しております。より深くレインウェアについて理解されたい方は、下記のリンクよりぜひご一読ください。

#1 土屋智哉(ハイカーズデポ)x 夏目彰(山と道)特別対談
レインウェアのメカニズムや使いこなしについてさまざまな論点が出されました。この対談で提示された疑問がそのままラボのリサーチテーマになっていったと言っても過言ではありません。

#2レインウェア・マーケット分析
市場に存在するレインウェアを多角的に分析し、利用シーンをもとに分類しました。超軽量レインウェアとウインドシェルが用途的に重複するのではという発見もありました。現在では古くなった製品も含まれていますが、この分類軸は未だ有効であると思います。

#3 透湿試験とメンブレンの解説
メカニズムと既存の試験方法について深掘りしました。「疎水性」「親水性」というキーワードが重要性をおびるとわかるのはこの後、実際の実験結果がこの両者で大きく異なることに気付いてからです。

#4 独自検査法による透湿性能試験
ムレた高湿条件での透湿性をはかるべくオリジナルの調査を実施しました。結果にバラツキはあったものの、疎水性素材の優秀さと、ゴアテックスの保温性というメリットが浮き彫りになりました。

#5 電子顕微鏡による組成解析
謎の多い各社の素材をハダカにすべく、電子顕微鏡でアプローチしました。これまでの仮説を深めることができました。

#6 これまでのまとめ
#1~#5までのまとめです。こちらを一読いただければこれまでの流れがわかるようになっています。

#7 同一試験による防水透湿素材の総合評価
レイン素材単体の総合的なレビューです。実験結果をもとに、「疎水性」「親水性」を軸として素材を整理しました。透湿性や保温性、軽量性を高次に満たす完璧な素材はありませんでしたが、総合点のよい高バランスの素材をいくつか特定することができました。

#8 レイヤリングのもたらす効果
レイン素材をレイヤリングした場合の効果をテストしました。メリノウールの優秀さと、速乾をうたっていても蒸れやすいという化繊の弱点が明らかになりました。山と道レインもレイヤリングにはメリノウールを強くおすすめします。

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サイズについて詳しく

推奨サイズ(ヌード寸法)

Unisex
Size XS S M L XL
身長
(Height)
cm
150~161 159~167 165~175 173~180 178~185
体重
(Weight)
kg
42~53 51~61 59~69 67~78 76~85
ウエスト
(Waist)
cm
60~70 68~80 74~84 82~92 90~94

製品サイズ(仕上がり寸法)

Unisex
単位:cm
Size XS S M L XL
パンツ丈 102 105.5 109 112.5 115
股下 75 78 81 84 86
ウエスト 66 71 76 81 86
ヒップ 53.5 55.5 58.5 61.5 64
裾巾 10.7 11.7 12.7 13.7 14.7

ご注意

  • 本製品は極薄の防水透湿生地による超軽量防水シェルです。岩の擦れ、木々の引っ掛け等による破損、破れにはご注意ください。
  • 比較的温暖な環境下での行動時に快適に着用できることを意識して作られており、一般的な重量の防水シェルや冬季用のハードシェルに比べると保温性は劣ります。嵐のような悪天候時が予測される際にはインナーにメリノウールを着用するなど、過酷な環境下でのご使用には十分ご注意ください。
  • PU Sosui、Pu Shinsui共に防水透湿性能を最大限に発揮させるために、着用後のケアが必要となります。メンブレンと生地表面の撥水加工、生地内側のレイヤーはそれぞれ汚れや汗、皮脂などが付着すると性能が損なわれます。洗濯表示にしたがってこまめに洗濯・乾燥させ、清潔な状態を保つようにしてください。レインウェア専用の洗剤も効果的です。
  • 生地表面の撥水機能が損なわれると透湿効果も失われます。定期的な撥水復活剤の利用をお勧めします。
  • PU Sosuiで採用しているパーテックスシールドプロは非常に軽量で薄い多孔質素材のため、ワセリンや防虫成分、エタノールが含まれている製品(ヘアクリーム、化粧品、日焼け止め、防虫剤等)が生地に付着することにより、シミが発生したり透湿機能が低下する可能性があります。その除去方法について、山と道JOURNALS『山と道修理部通信#2 レインウェアの油脂汚れをきれいにする』でご紹介しておりますのでご参照ください(素材構造の違うパーテックスシールドを使用したPU Shinsuiは同様のワセリン等によるシミは起きません)。

製品ケアについて

  • 洗濯は水温30℃前後の弱水流コースで行なってください。
  • レインウェア専用洗剤のご使用を推奨します。
  • 洗濯は単体かネットに入れて行なってください。
  • 乾燥機を使用する際は低温設定(上限60℃)でご使用ください。
  • 柔軟剤、漂白剤は使用しないでください。
  • アイロンはスチームは使わず当て布をして低温でかけてください。
  • ドライクリーニングは行わないでください。

お支払いについて

  • クレジットカード、もしくは銀行振込でのお支払いとなります。
  • 対応クレジットカード会社はVISA、MASTER、JCB、AMEXとなります。
  • 銀行振込の場合は、ご注文受付メール到着後5日以内のご入金をお願い致します。
  • 銀行振込手数料はお客様ご負担となります。
  • 領収書は発送完了メールに添付されたリンク先からのダウンロードをお願い致します。

発送について

  • ご購入後にご注文確認メールをお送りします。
  • ご入金確認後、7営業日以内に製品を発送します。
  • 製品が発送された時点で製品発送完了メールをお送りします。
  • 大型連休、災害、悪天候、ご注文の集中等により配送に遅延が発生する場合があります。

【日本国内のお客様】

当製品1点のみご購入の場合、配送料のお得なヤマト運輸の「ネコポス」が利用できます(沖縄県・離島を除く)。
送料:240円

  • お届け先の荷物受け、郵便受け等に配達・投函します。
  • 配達荷物に対する補償が付きません。
  • 差出日の翌日~翌々日以降にお届けします。
  • 追跡サービスに対応します。
  • 配送の日時指定はご利用頂けません。

他製品を含む2点以上ご購入の場合は佐川急便での発送になります(沖縄県、離島のお客様はヤマト運輸での発送になります)。
送料:550円/1,000円(沖縄県)

【海外のお客様/Overseas customers】

EMSにて発送します。送料に関しましてはお住いのお国、地域によって異なります。
Ships by EMS. Shipping costs vary depending on your country and region.

サイズ交換について

ご購入後、製品のサイズが合わなかった場合は、交換対応をさせていただきます。交換に際し、必ず以下の内容をご確認のうえご連絡ください。

  • 未使用品のみ交換いたします。試着程度は問題ありません。
  • 製品が到着後7日以内に弊社宛てに発送してください。
  • 製品を弊社で確認し、たばこや化粧品等の臭い、汚れ等が認められた場合は返品をお断りする場合があります。

【返品~交換製品到着までの流れ】

①製品到着後、必ず5営業日以内に、CONTACTの「サイズ交換に関するお問い合わせ」よりご連絡ください。
②お問合せ内容ご確認後、交換お手続につきましてご案内メールお送り致します。
③弊社からの返信を確認後、製品到着日より7日以内にお手元の商品を当社に元払いでご返送願います。
④ご返送頂いた製品の検品後完了後、交換製品を送料弊社負担で発送致します。

修理について

【修理の流れ】

①お問合せ
CONTACTページお問合せフォームよりご連絡ください。その際、製品名、破損内容、ご購入時期をご記載ください。
*弊社オンラインショップにてご購入のお客様は、お分かりになればご注文番号を併せてご記載ください。

②メールにてご案内
お問合せ内容確認後、修理方法・工賃・納期についてのご案内をメールにてお送り致します。メール受信後、送料元払いにて弊社宛にご送付ください。工賃の入金を確認後、修理に入らせていただきます。
*修理内容によりますが、完成まではおおよそ2週間〜6週間のお時間を頂いております。

③修理済み製品のご発送
修理完成次第、発送させていただきます。

*ご返送時の送料はお客様負担となります。予めご了承ください。
修理のおおよその金額など、詳しくはBUYING GUIDEをご確認ください。

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