山と道とBIG O at 山食音

2018.01.15

山と道とBIG O イベント詳細

去年開催した山と道とBIG Oを再び京都で開催します。

日時:1月20日(土曜)
時間:12:00~14:00/15:00~17:00/19:00~21:00
場所:山食音 住所:6020841 京都府京都市上京区河原町通今出川梶井町448-13 清和ビル

山と道とBIG O

「愛用の壊れたテントを山と道のサコッシュとして再生してほしい」その言葉から物語は転がりはじめた。

山と道とBIG Oは、
アーティストカザマナオミの壊れた愛用のテントを解体して特別なサコッシュを作り出す。その対価に山と道のためのアートワークを作成、ライブシルクスクリーンを行う。

BIG O projectとは

プリントを通じて、オーガニックコットンの認知度、使用率を上げること!!!そして着なくなってしまった物などをUpcycleする事!!!
それを通じて直線的に突っ走るラインを曲げて循環的な大きな円を描く事!!!それが”BIG – O project”その場でのプリントを通じてメッセージを共有する活動です。

パタゴニアと一緒に行ったBIG Oプロジェクトから

「Get Small」――小さくあること。 結論から言うと、もともと誰もが小さいのだと想う。
路上に出て、人と出会い、プリントをする。ただプリントをするのではなく、それを通じて、プリントを載せるTシャツが世界で2番目に多くの農薬を使用していること、それの使用により、僕らは安く買うことができ、またはたくさん販売して利益を得ることはできるが、遠くはなれた生産者や環境は被害に遭っていること。そしてモノの生産にはたくさんの水を使用するけれど、それらは水資源が豊富ではないところで生産され、僕らはその水をモノを介していちばん多く輸入している国に住み、そしてそのことを知らなくても暮らしていられること。そんなことを、メッセージとしてシェアしている。1つ、2つ……出会いの数だけプリントをする。そうやって6年という歳月をつづけて来ることができたのは、「1」でありつづけられたからかもしれない。もし工場に頼んで10、100、1000という数を一気に作ったら、あるいはGet Bigしていたら、僕という1との出会いはなく、どこか遠くの人になっていただろう。
1であることは僕を豊かにしてくれる。一日中プリントをして肉体は疲れていても、精神はとてもチャージされている。そんな時、ふと実感する。モノとお金だけでなく、何か目に見えないエネルギーのようなものを交換していることを。だから直接的なやり取りはすばらしく、そのことが僕を路上に向かわせるのだと想う。

by カザマナオミ パタゴニアWEBサイトからの一部転載

BIG Oはナオミくんが2012年(ライブシルクスクリーンはもっと前から)からはじめたプロジェクト。 消費が全て悪ということではない。その物が生まれた背景を考えること。リスペクトの心を持つこと。そして、そのものが本当に必要なことなのかを考えること。物に愛着を持ち、壊れれたものや、使わないものを再生しようと考えること。そういったことを人と人との出会いを通じて、気持ちの良い創造をその場で生み出し、その対価をいただく。やみくもに突き進む消費社会が社会に与える悪影響に対して、もう少し循環的でポジティブな物と人との関係性を作り出そうとナオミくんはしているのだと僕は思う。

詳しくはナオミくんのメッセージを読んでもらいたい。

ナオミくんのライブシルクスクリーンは、2枚として同じものは生まれない。それはライブシルクスクリーンの魅力。一枚のシルクスクリーンに色々なインクを置いて、刷ってみると、鮮やかに色が混ざって、特別な作品が生まれる。

BIO Oプロジェクトの主旨を理解し、できればお手元の着古した服に刷ってもらおう。新しく再生させよう。
1刷り1000円+お気持ち かっこよく仕上がって、満足して、少し余裕があったら、お気持ちを!! ナオミくんのオーガニックコットンのTシャツもその場で販売しています。

      山と道とBIG O サコッシュ(特別限定版)

      強風で壊れてしまったナオミくんのテントを山と道サコッシュとして産まれ変わらせる。

      テントとタープの二つを解体してサコッシュを作り出す。一つ一つ裁断していくから同じようにみえて同じサコッシュは生まれない。もともとの作品の「villy」は鎌倉のパン屋パラダイスアレイに飾ってある。

      全面に裁断した生地を張り合わせた山と道とBIG Oサコッシュ BIG O
      ネオンオレンジの他にネオンイエロー、ネオンピンク、オーシャンブルー。

      この生地は壊れたテント、タープの生地を再利用する形になるため、生地の柄も一つづつ異なり、限定数のみの生産となります。
      そのため、基本「山と道とBIG O」のイベント時のみの販売となります。(残数のこりわずかとなっています。)

      カザマナオミ / アーティスト

      http://www.experimentalwaltz.net/

      アメリカ留学中の1996年にシルクスクリーン作家、OBEYで知られるシェパードフェアリーとの出会いスクリーンプリントを学び、作家活動を開始。帰国後、友人と中目黒に大図実験ギャラリー的サロンを始める。2012年、路上にてその場で何にでもプリントをするBig O projectをスタート。活動を通じてオーガニックコットンの事や、物をアップサイクルする事に重きを置き、パタゴニアのサポートを受け日本縦断ツアーやニューヨーク、西海岸ツアー、韓国、オーストラリア、イタリアなどにてライブプリントを行うと共に、年に1回スクリーンを通じて出来る作品を展覧会にて発表している。パラダイスアレーに飾ってあるVilly : 美里(ビリー)は13年前に長女が産まれ、東京から地元の鎌倉に戻って来て、4つ輪から2輪の移動となり、スピードと目に入る情報や体全体で風を感じるようになった時に出会った里山を感覚的にモチーフとして出来上がった作品である。そのVillyをテクニカルなテキスタイルに変換しUrban campギアを創るモンローにてテントやシェラフに使用されたのが6年前、そのテントで始めて白馬岳に登り、ツアーを巡り、一昨年に登った白馬岳の山頂にて強風の中テントをたてている最中に劣化から破れてしまい、この思い出のフライをナントカデキナイものかと念い、今回、山と道にてサコッシュを創っていくことに至る。

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