0123456789 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん アイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヲン
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山と道のVISION

ウルトラライトハイキングを通じて自由を再発見する

私たちが考えるウルトラライトハイキングは、軽さを競う技術でも、装備を減らすためのルールでもありません。 それは、自分が何を背負い、何を手放すのかを、他人ではなく、自分自身で決めていく行為です。

私たちは今、便利さと引き換えに、自分自身の足で立つ感覚や、世界と直接触れ合う実感を、少しずつ失っているのかもしれません。

不安だから増えていく装備。 「念のため」に抱え込んでしまう重さ。 それらは、社会との距離感がつかめずにいる、私たちの心の表れでもあります。

だからこそ、一度立ち止まって見つめ直す。 不安やリスクも知識として受け入れ、その日の自分にとって「本質的に必要なもの」だけを選び抜いていく。

そうして自分で選び抜いた、最小限の装備と向き合うとき、 自分と世界のあいだにあった「余計な隔たり」が、少しずつほどけていきます。

その繰り返しの中で、私たちの感性は研ぎ澄まされ、育っていく。

言葉や理屈ではなく、世界の美しさがまっすぐに身体に届くようになる。 歩くことを重ねるうちに、山を歩く時間と、日々を暮らす時間の境目が、少しずつ消えていく。

遠く感じていた自然が、いつしか自分の世界の一部になり、 「山にいる自分」が、特別なことではなくなっていく。

そのとき、街も山も関係なく、 ただ、この世界の中に自分が立っているという確かな実感が戻ってきます。

そこで出会うのは、誰かに与えられた自由ではなく、 自分が本来持っていた自由。どこまでも歩いていけるという感覚と視座が、自分自身の地図をつくりだしていく。

私たちは、ウルトラライトハイキングという実践を通じて、 そうした自由が、特別な人のものではなく、誰の中にもすでにある感覚だということを伝えていきたい。

これが、私たちが掲げる 「ウルトラライトハイキングを通じて、自由を再発見する」 というヴィジョンです。

山と道のMISSION

最高の道具をつくり
新しい価値を示し
人々と広げてゆく

私たちは、私たち自身が心から欲しいと思える「最高の道具」をつくります。 私たちが考える最高とは、全ての状況における万全な完璧さではありません。 もし全てに満点を求めれば、道具はどこか凡庸なものになってしまうからです。

耐久性や絶対的な安全よりも、 歩くときの「快適さ」と「気持ちよさ」をなによりも優先したい。 そのために、膨大なリサーチとテストを重ね、 あえてトレードオフを受け入れ、機能を研ぎ澄ませていく。

そうして生まれた道具は、使い手にも 自らが何を求めているのかを深く理解し、常に見つめ直すことを求めます。

私たちが社会に示したい「新しい価値」とは、道具そのものではありません。 「私たちが作る道具」と、使い手による「ウルトラライトハイキングという実践」。 その二つが響き合い、人が本来の自立した自由を取り戻していく、その「体験」です。

だからこそ私たちは、道具だけでなく、 そこに込めた思想や判断の軸も言葉にして共有し、人々と広げていきます。 古くは仏教的価値観やソローの哲学、ハイキングの歴史がそうであったように。 過去から受け取った文化のバトンを、 「自ら選び、軽やかに歩む自由」として、次の時代へと手渡していくために。

山と道がウルトラライトハイキングを通じて伝えたいこと

背負う重さを知っている

自分で選び、自分で背負う。何を持ち、なぜそれを持つのかを理解することで、不安は減り、判断は明確になります。背負う重さを知ることは、確かな歩きにつながり、やがて、その道具は自分の一部へと変わっていきます。

少ないことは豊かである

本質的に必要な道具だけを選ぶことで、心も行動もシンプルになっていきます。手放すほどに、自分にとって何が本当に必要なのかが見えてくる。限られた選択の中でこそ、工夫や感性は磨かれ、その積み重ねが、深い豊かさを生みだしていきます。

軽やかに歩き自由になる

軽くなることで、代わりに増えるものがあります。それは観察する目、判断する力、そして自然の中を自在に動き、広がる感覚。「正解」ではなく「自分のスタイル」を見つけ、最小限の装備で最大の自由を得る。それが、ウルトラライトという技術であり、思想です。