189g (Size S)
197g (Size M)
210g (Size L)
233g (Size XL)
はじめに
ベースレイヤーにもなる薄手のメリノフーディ
素肌にベースレイヤーとして着るのが最高な、スリムフィットで薄手(150-160g/m²)のメリノのフーディ。
フードと胸元まで大きく開くジッパーで暑い場所も寒い場所も得意で、100%メリノウールならではのやわらかな肌触り、何日着ても匂わないほど強力な天然の消臭作用、そして「夏涼しく、冬暖かい」調温・調湿機能が、どんな時も快適に保ってくれる。しかも乾燥機(上限60℃)にもかけられるから、ぜひ長旅にも連れ出してほしい。
2026年モデルの変更点
染色方法を、糸の段階で染める「糸染め」から、生地に織り上げてから染める「反染め」に見直しました。詳しくはこちらをご覧ください。
制作ノート
メリノウールへの愛
数多くの素晴らしい山の道具との出会いのなかでも、メリノウールは格別だったように思う。
汗をかいても臭くならず、呼吸しているかのように湿気を吸って衣服内を快適に保ってくれ、雨に濡れても体温を保ってくれる。天然の素晴らしい機能を持つメリノウールは、山の旅を格別なものに変えてくれる。
山を長く旅をしていると、自分の身体も自然の一部であるということに気づいてくる。身体という小さな自然と、山という大きな自然が繋がっていくような感覚。
山の奥深くに入り、歩き、走り、たくさんの汗をかき、眠り、また起きて、歩きだす。その間、ずっと着続けることのできるメリノウールは、身体と山を繋いでくれる大事な道具であり、だからこそ、僕はメリノウールにこだわってきた。
それゆえ、これまでも生地の自社開発に膨大な労力をかけてきたし、現在も試行錯誤を続けている。だがそれもこれも、このメリノウールへの愛ゆえなのだ。

Yuriko Hori, wearing the 2023 version Red color.
機能とデザイン
100% Light Merinoの位置付け
速乾性は化学繊維のベースレイヤーに劣るものの、そのぶん汗の蒸発の気化熱による冷えが少なく、濡れによる体温低下のリスクが低い。速乾性よりも吸湿性、冷却性よりも保温性を重視した性格を持つ一方で、生地が薄く通気性が高いため、夏山の行動着としても積極的に使える。

このような状況におすすめ
寒暖差が大きい
ウールには衣類内の温度を一定に保つ性質があり、寒暖差が激しい状況でも衣類内環境を快適に保ってくれる。
シェルを着用する
吸湿性が低い化学繊維のベースレイヤーはシェルの内側では速乾性が十分に発揮されずに蒸れやすくなるが、吸湿性が高い100% Light Merinoはウェア内の湿度を適切に保つ性質があり、風雨のためシェルを着用しても蒸れにくい(参照:山と道ラボ レインウェア編#8)。
行動時間が長い
化学繊維はたとえ抗菌防臭加工を施しても汗をかいて数時間後には匂いが気になり、乾いても翌日も着続けることには抵抗感があるが、ウールには非常に強力な天然の消臭機能があり、大量に発汗しても乾けば匂いがほぼなくなり、翌日以降も比較的快適に着用できる。
荷物を減らしたい
以上のように1枚で幅広い環境変化に対応し、臭いの問題が少なく長時間の着用が可能なため、着替えを減らして荷物を少なくできる。

強力な天然の消臭機能
メリノウールは「1週間着続けても匂わない」と言われ、消臭加工を施された化学繊維に比べても、圧倒的に優れた消臭性を持っている。
その消臭メカニズムについては未だ多くの謎が残されているが、一説には、ウールは臭気成分の吸着量が極めて多く、繊維内に人間の嗅覚に届かないレベルで取り込むとも言われている。

夏涼しく冬暖かい、天然の調湿機能
「天然のエアコン」とも呼ばれるメリノウールは、衣類内の温度や湿度を調整し、快適な着心地を作り出してくれる。
暑いときには涼しく、寒いときには暖かくなるこの相反する特性は、ウールの「クリンプ」と呼ばれる繊維の縮れが生地内部に空気層を作ることで高い通気性と透湿性を保つことと、「コルテックス」と呼ばれる繊維の皮質部が取り込む吸湿量が外気の湿度に合わせて変化し、湿度が高くなればなるほど多量の湿気を吸湿することに起因する。
「クリンプ」が作る繊維内部の空気層はダウンや化繊綿と同様にロフトとして熱を保ち、同重量のコットンや化学繊維に比べて保温性に優れている。

濡れても暖かく、低体温症を防ぐ
ウールは濡れると「吸着熱」を発する。熱伝導率が低いため体温が奪われにくく、濡れても糸に弾力性があって潰れないため、繊維間の空気を保持し、保温性が変わらない。さらに繊維内部に吸水し、肌面から水分を吸い上げる性質を持つ。

乾燥機にかけられる100%メリノ
多くのメリノウール製品は乾燥機にかけると縮んだり歪んだりしてしまうが、山と道独自開発の100%メリノウールは、低温設定(上限60℃)であればタンブラー式の乾燥機にかけられる寸法安定性を実現。旅先のホテルやランドリーでも乾燥機で乾かせるため、長距離ハイキングや旅行でも着替えを減らせる。

頭や首の動きを邪魔しないフード
フードは3枚剥ぎの立体的なパターンで、どの方向に動かしてもストレスがない。首元はハイネック仕様でジッパーを締めることで保温性を高めることができ、ドローコードでフィット感を調整できる。
ベースレイヤーにもなるスリムフィット
ベースレイヤーとして着用しやすいスリムフィットで、胸元まで大きく開くフロントジッパーで一気に換気できる。

『山と道ラボ ベースレイヤー編』について
山と道JOURNALでの連載『山と道ラボ ベースレイヤー編』では、ハイカーズデポの土屋智哉氏・Run boys! Run girls!の桑原慶氏を招いた鼎談から、ベースレイヤーの発展の歴史、天然素材や化学繊維の相違を浮き彫りにした様々な試験と、それを踏まえた各ベースレイヤー素材の総合的評価、さらに注目製品の実着レビューまで徹底的に深掘りした。現在のベースレイヤーを取り巻く状況を理解するための資料として活用してほしい。
素材
乾燥機対応を実現した、均一で強い糸の100%メリノ
100% Light Merinoシリーズは、製品仕上げ前に乾燥機にかけて生地を縮ませる工程を経ることで、他のメリノウール製品にはない低温設定(上限60℃)の乾燥機への対応を実現。
さらに、ウールではあまり行われない毛羽を内側に包み込みながら撚りをかける「コンパクトスピニング製法」を採用することで、通常よりもムラなく均一な強い糸となり、強度・耐久性の高い生地に仕上げている。
生産は日本の毛織物産地・尾州で行ない、紡績会社や生地工場、染色加工工場、検査機関と連携し、日々より良いものを作るべく試作と研究を続けている。

なぜ100%メリノウール?
メリノウールは優れた調温・調湿機能と天然の消臭作用など、ハイキング用行動着に適した性質を多く持つ一方、歪みや縮みが起きやすいことや耐久性の低さといった軽視できない弱点も持っている。
それらの弱点を補うため、現在の多くのメリノウール生地は化学繊維が混合されているが、独自試験の結果からも、化学繊維との混合率に応じてメリノウールの調温・調湿機能や消臭作用も相対的に減ってしまうことが明らかになっている。

蒸し暑い環境(気温30度・湿度90%)と、快適な湿度の環境(気温20度・湿度65%)のそれぞれで、繊維が含む水分率を比較した。
蒸し暑い環境では繊維がより多くの水分を含む方がサラッとした着心地につながり、一方で肌寒い環境では過度に水分を吸いすぎない方が潤いを保ってくれる。この両者の水分率差は環境に応じて衣類内を調湿する性能を表しており、快適性に繋がることが実証されている。
水分率差6.8%の100%メリノウール生地は蒸し暑い環境で衣類内をドライに保ち、湿度が低ければ適度な水分率を保つが、このことが、メリノウールが「天然のエアコン」とも言われる所以になっている。
メリノウールについて

ウールは調温調湿性、保温性、消臭性など、羊が過酷な自然環境を生き抜くために身につけてきた多種多様な特性を備えた天然繊維だ。
なかでもメリノ種の羊から取れるメリノウールは、繊維が一般的なウールよりも細く柔らかいためチクチクせず、肌着としても着用できることに大きな特徴がある。
ウール/メリノウールは、夏は涼しく、冬は暖かく、水や雨に濡れても体が冷えにくく、長時間着用を続けても臭いが気にならないなど、自然の中で行動するハイカーが必要な機能を多く兼ね備えている。
ウールの構造
ウールの繊維は、人の髪の毛や皮膚と同じアミノ酸からなるタンパク質を主成分とし、人間の髪の毛の表面のキューティクルと同様にウロコ状になった「スケール」という表皮と、「コルテックス」という皮質部から成る。
「コルテックス」は、オルソ・コルテックスとパラ・コルテックスというそれぞれ吸湿性が異なる皮質が組み合わさった構造からなり、性質の違う皮質が組み合わされることで、ウール繊維は「クリンプ」と呼ばれる縮れた形状を持つ。
この構造が、後述するウールの持つ優れた調温調湿性や保温性、汗冷えのしにくさなど、様々な特性を生み出している。

ウールのデメリット
優れた特性と機能を持つメリノウールだが、もちろん欠点もある。どうかメリット/デメリットを理解の上、着用してほしい。
- 水を吸って重くなる
含水率が高く、生地中に多くの水分を吸収するため、化繊に比べると乾くまでに時間がかかる。ただし、速乾性の高い繊維は水分蒸発と共に気化熱が生まれ、体温をも素早く奪ってしまうリスクもある。また速乾性に関しても、同じ生地厚であればコットンより早く乾燥する。
- 虫に食われやすい
ウールやカシミヤ、シルクなどのやわらかい動物性繊維は、衣類害虫に好まれやすい。
- 擦れて穴が開きやすい
ウールは繊維長が短いため、擦れると繊維が抜けやすく、化繊や綿素材と比べて生地が痩せて穴が開きやすい。
- 縮みやすい
洗濯で縮みやすい特徴を持つウールは、縮みにくくする加工を施したウォッシャブルウールであっても多少の縮みは避けられない。
- 斜行による歪みが生じやすい
ニット素材の特性上、洗濯すると糸の繊維が膨潤して撚りと逆方向に戻ろうとする力が働き、生地が斜め方向に変形して製品の形状に歪みが発生することがある。
- ウール独特のにおいがする
動物繊維の特性上、洗濯時の脱水後など湿った状態で独特のにおいを感じる場合があるが、乾燥後はにおわなくなる。
本稿は繊維加工会社・試験機関への取材と参考文献を元に編纂。
参考文献:『羊毛の構造と物性』日本羊毛産業協会編 繊維社刊
サイズガイド
推奨サイズ
| Size | XS | S | M | L | XL |
|---|---|---|---|---|---|
| 体重(kg) | 42~52 | 50~60 | 57~67 | 64~77 | 74~85 |
| 胸囲(cm) | 78~84 | 80~88 | 84~95 | 92~102 | 100~110 |
製品サイズ


単位:cm
| Size | XS | S | M | L | XL |
|---|---|---|---|---|---|
| 着丈 | 60 | 63.5 | 66.5 | 68.5 | 70.5 |
| 身巾 | 42 | 47 | 49.5 | 53.5 | 57.5 |
| 裾巾 | 41 | 46 | 48.5 | 52.5 | 56.5 |
| 裄丈 | 71.5 | 77.5 | 80 | 83 | 86 |
| 袖口巾 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 | 10.5 |
| ファスナー丈 | 34.5 | 35.5 | 36.5 | 37.5 | 38.5 |
素材の特性上、洗濯後に多少の伸縮が生じますが、洗濯・乾燥後の生地伸縮を考慮したサイズで仕上げています。
- 上記は製品購入時の未洗濯状態の数値です。
- 製品サイズに1-2㎝の個体差が生じる場合があります。
- 収縮率には若干の個体差があり、洗濯機の種類やコース設定などの違いでも変わる場合があります。
- 低温設定の乾燥機の使用で自然乾燥時よりも縮む場合がありますが、再び洗濯して吊り干しすることで改善します。
- 洗濯乾燥後に縮みが気になる場合は、生地を伸ばしながらスチームアイロンをかけることで改善できます。

山と道の100% Light Merinoシリーズにはワイドフィット/スタンダードフィット/スリムフィットがあり、100% Light Merino Half Zip Hoodyはスリムフィットです。
着用イメージ
使用上のご注意
生地の移染について
本製品と白や淡色のシャツが汗や雨で濡れた状態で擦れると色移りする場合がありますのでご注意ください。
乾燥機の使用について
乾燥機は低温コース(上限60°C)で使用できます。生地の毛羽立ちや毛羽落ちが起こりやすくなるため、多用しないようにしてください。生地が折れ曲がった状態、シワになった状態で水分が抜けて乾くと衣類が冷えたときにシワが固定されてしまうため、ネットは使用せず、単体か余裕をもった容量で行ってください。乾燥後は速やかに取り出してください。
※乾燥機の使用で着丈が1-2cm短くなりますが、再び洗濯と吊り干し乾燥を行うことで改善します。
サポート
製品ケアについて
- メリノウールは、皮脂が蓄積すると虫食いの原因になります。定期的に洗濯してください。
- 保管時には、防虫剤の使用や密閉対策の防虫対策を行なってください。
- 山と道の100%メリノウールは縮みの起きにくい生地のため、洗濯機の「おしゃれ着コース」など、デリケートな衣類を弱い水流でやさしく洗うコースで洗濯が可能です。
- 一般的な洗剤はウールが本来もつ油分を落としすぎ、染料も一緒に流れやすくなるため色落ちの原因にもなります。洗濯の際は、おしゃれ着用中性洗剤をご使用ください。
- 繊維が短いため、毛玉や毛羽立ちが起こりますが、洗濯するうちに毛羽がある程度落ちて毛玉はできにくくなっていきます。
SUPPORT「製品ケア」をご確認ください
さらに詳しい洗濯や保管方法、シワや縮んでしまった時の対処法については、SUPPORT「製品ケア」内、100% Light Merino Seriesのページで写真や動画を交えて紹介しています。正しくケアを行うことで製品の機能や性能をより長く保つことができますので、ぜひ参考にしていただき、末長くご愛用いただければ幸いです。
お支払いについて
- お支払いはご注文時にお願いします。
- お支払いはクレジットカード、または銀行振込が利用できます。
- クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMEXに対応しています。
- 銀行振込の場合は、注文確認メール到着後5日以内のご入金をお願いします。
- 銀行振込手数料はお客様のご負担となります。
- 領収書は製品発送時に送る発送完了メールに添付されたリンク先からダウンロードをお願いします。
発送について
- ご購入後に注文確認メールをお送りします。
- 決済確認後、3日以内に製品を発送します。
- 大型連休、災害、悪天候、ご注文の集中、ご注文の追加確認等により出荷、配送に遅延が発生する場合があります。
- 製品が発送された時点で発送完了メールをお送りします。
- 別々に注文した製品の同梱発送はできません。
全国:ヤマト運輸で発送します。
送料:500円(沖縄県除く日本全国)/950円(沖縄県)
サイズ交換について
ご購入後、製品のサイズが合わなかった場合は交換対応いたします。交換に際し以下の内容をご確認のうえ、SUPPORTページ内の「サイズ交換・不良品サポート」よりお申し込みください。
- 未使用品のみ交換いたします。試着程度は問題ありません。
- 交換は製品到着後5日以内に限ります。
- 製品を弊社で確認し、たばこや化粧品等の臭い、汚れ等が認められた場合は返品をお断りする場合があります。
修理について
天然繊維であるメリノウールは優れた調温・調湿機能や消臭機能など素晴らしい特性を持ちますが、同時に虫食いや摩耗などで糸が切れ、穴があきやすいという弱点を持っています。
穴あきや経年による劣化など、修理のご相談はSUPPORTページ「修理について」よりぜひお気軽にお寄せください。
フェルティングによる補修について
メリノウールのカットソー製品の糸切れや虫食いから起こる穴あきは、フェルト専用の針でウール原毛と共に刺し固める技法=フェルティングによるセルフリペアが可能です。また、山と道では製品と同色の原毛を使用したフェルティングによる修理も承っています。
フェルティングによる修理方法と山と道のメリノウールカットソー製品の修理について、詳しくは、山と道JOURNAL『山と道修理部通信#1 メリノウールの穴を補修する』をご覧ください。



















































