はじめに
バックパックに外付けできるスタッフサック
もし次のハイキングに向けバックパックの容量に若干の不安があるなら、この外付けできるスタッフサックがその不安を解消できるかもしれない。
ロングトレイルで嵩張る食料を外付けしたり、濡れたテントやグランドシートを入れたり、荷物の増えがちなウインターハイクに使ったり。
デイジーチェーンでバックパックのトップストラップに確実に装着でき、超軽量ながら耐久性と防水性を兼ね備えたUltra TX50生地が荷物を濡れから守るStuff Sack XLで、パッキングの可能性をもっと広げよう。
Stuff Pack XLの特徴
- 超軽量ながら耐久性と防水性を兼ね備えたUltra TX50生地
- バックパックへの確実な装着を可能にするデイジーチェーン
- プルタブによるスピーディな開閉
- 水や埃の侵入を防ぐ巾着内側のフラップ

2025年モデルの変更点
- メイン素材をUltra TX50に変更
- 重量が66gから48gに軽量化
- 開口部をプルタブを引いて開く仕様に変更
- デイジーチェーンの幅を15mmから10mmに変更
制作ノート
2012年、MINIのテストを兼ねてニュージーランドで1ヶ月以上のハイキングを行った際、MINIの容量を補うために作ったのがStuff Pack XLのファーストモデルだった。

その後も2~3泊のハイキングなど、MINIだと少し小さいけれどONEだと少し大きい(その時点ではまだTHREEはなかった)と感じるときには、Stuff Pack XLでMINIの容量を増やしてハイキングを楽しんできた。
使い続けていくと、ただ容量を増やせるだけでなく、キャンプからの撤収時にテントやタープの下でバックパック本体へのパッキングを済ませた後、最後に濡れたテントやタープ、グラウンドシート等をStuff Pack XLに収納すればバックパック内部を濡らさずにスムーズに出発できたり、温泉の後に濡れたタオルや着替えを入れておけたり、防水の生地でできた外付けのスタッフパックの有効性を強く感じるようになった。
当初は純粋に自分たちだけのための道具として作った外付けのスタッフパックだったけれど、お客様からご要望をいただくことも多く、またこれだけの容量(9L)があり、雨蓋のないULバックパックのトップに固定しやすい外付けのポーチは他にないこともあり、ようやく製品化したのがStuff Pack XLだった。
機能とデザイン
バックパックへの確実な装着を可能にするデイジーチェーン
側面のデイジーチェーンにストラップ等を通すことにより、バックパック上部や側面、ボトムへの確実な取り付けが可能。

デイジーチェーンには25mmのバックルまで通すことができる(写真のバックルは15mm)。
バックパックへの装着例

with MINI

with THREE

with Granite Gear BLAZE 60
よりスムーズになった開口部
開口部にはMINI/MINI2のロールトップと同じ開閉機構を採用し、簡単でスピーディな開閉が可能。
また、巾着の内側にはフラップが設けてあり、多少の水や埃の侵入を防ぐ。

OPEN: 赤いテープとプルタブを持ち開く。

CLOSE: 赤いプルタブを持ち、ドローコードを引くと締まる。

巾着の内側のフラップには70D PU Coated Ripstop Nylonを使用。
*完全防水ではありません。
パッキング例
ハイキング中にすぐに取り出したい食料や行動着、レインウェアなどを入れておけば、バックパック本体を開かなくとも素早く取り出せる。
また、テントやタープ、グランドシートを入れておけば、雨の撤収時にテントやタープの下でバックパック本体へのパッキングを済ませた後、最後に濡れたテントやタープをStuff Pack XLに収納することで、バックパックの内部を濡らさずに持ち運ぶことができる。また、濡れたテントや寝袋をハイキング中に乾かす時も、外付けしたStuff Pack XLからなら取り出しもスムーズだ。

9Lの容量があり、テントやグランドシート、レインウェアなどを収納しても余裕がある。
レビュー
山と道MINIとの使用例

写真は旧モデルのStuff Pack XLとMINI(バックパック)です。
新穂高~西穂高~ジャンダルム~奥穂高~槍ヶ岳~新穂高(2泊3日)
一般ルートでは日本最難関とも言われるトレイルでのハイキングで、岩場での体の動かしやすさを重視してバックパックにMINIを選択しました。
このハイキングでは全身用のスリーピングマットを携行しようと思ったのですが、クライミングがメインとなるこのトレイルでは外付けするとマットが岩場に干渉して危険が予想されました。175cmのマットを4つ折りにしてパック内部に収納すると、メインコンパートメントの大半が埋まってしまい、MINIでは容量が足りません。そこで、入りきらない装備や2泊3日分の食料等をStuff Pack XLに収納することにしました。
実際のハイキングでも、Stuff Pack XLは(パッキングにもよりますが)MINIに非常にかっちりと装着することができるので、クライミング時も問題なく行動することができました。

山と道 代表/全体監督
30代半ばまでアートや出版の世界で活動する傍ら、00年代から山とウルトラライト・ハイキングの世界に深く傾倒。2011年に山と道を夫婦ふたりではじめ、精力的な製品開発、鎌倉や京都や台北への出店、イベントやツアー、ウェブサイトを通じての情報発信など、新しいメーカーのあり方を模索しつつ活動中。
素材
Ultra TX50
耐久性に優れた50dトリプルリップストップポリエステル、引裂強度の高い45°Ultra™ CrossPly糸、0.006mm厚のPETフィルムを組み合わせた三層構造のマルチレイヤー素材で、超軽量ながら優れた耐久性と完全な防水性を備える。

使用上のご注意
- 完全防水ではありません。濡らしたくない荷物はジッパー付きポリビニール袋を使うなど、別途防水対策をご検討ください。
- バックルの個体差により、デイジーチェーンには25mmのバックルでも通らない場合があります。
サポート
製品ケアについて
- 洗濯機は使用せずに手洗いしてください。
- 洗濯は製品が浸る程度のぬるま湯に中性洗剤を適量入れ行ってください。
- 柔軟剤、漂白剤は使用しないでください。
- 汚れが目立つ箇所は洗濯専用ブラシや柔らかいスポンジなどで部分的に洗ってください。
- 洗剤が残らないようすすぎは十分に行ってください。
- 洗濯後はタオルなどの柔らかい布で水分を拭き取り、口を下に向け陰干ししてください。
- アイロンは使用しないでください。
SUPPORT「製品ケア」をご確認ください
さらに詳しい洗濯や乾燥方法については、SUPPORT「製品ケア」内、Stuff Pack, Stuff Pack XLのページで写真を交えて紹介しています。正しくケアを行うことで製品の機能や性能をより長く保つことができますので、ぜひ参考にしていただき、末長くご愛用いただければ幸いです。
お支払いについて
- お支払いはご注文時にお願いします。
- お支払いはクレジットカード、または銀行振込が利用できます。
- クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMEXに対応しています。
- 銀行振込の場合は、注文確認メール到着後5日以内のご入金をお願いします。
- 銀行振込手数料はお客様のご負担となります。
- 領収書は製品発送時に送る発送完了メールに添付されたリンク先からダウンロードをお願いします。
発送について
- ご購入後に注文確認メールをお送りします。
- 決済確認後、3日以内に製品を発送します。
- 大型連休、災害、悪天候、ご注文の集中、ご注文の追加確認等により出荷、配送に遅延が発生する場合があります。
- 製品が発送された時点で発送完了メールをお送りします。
- 別々に注文した製品の同梱発送はできません。
当製品2点のみご購入の場合、配送料のお得なヤマト運輸の「ネコポス」が利用できます(沖縄県・離島を除く)。
送料:250円
- お届け先の荷物受け、郵便受け等に配達・投函します。
- 配達荷物に対する補償が付きません。
- 差出日の翌日ー翌々日以降にお届けします。
- 追跡サービスに対応します。
- 配送の日時指定には対応していません。
他製品との同時購入などで配送サイズがネコポスの規定を越える場合は佐川急便で発送します(沖縄県、離島のお客様はヤマト運輸で発送します)。
送料:500円/950円(沖縄県)
修理について
山と道ではすべての製品の修理を受け付けています。穴あきやパーツ補修、経年による劣化など、修理のご相談はSUPPORTページ「修理について」よりぜひお気軽にお寄せください。












