
火山地形を歩き、世界に誇る吾妻五葉松のルーツを辿る
「磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®」の東吾妻・浄土平エリアにて、1泊2日のローカルスタディハイキングを開催します。今回は安達太良・吾妻 自然センター代表の一瀬圭介さんを講師に迎え、火山地形を歩きながら地球のダイナミックな営みを体感するとともに、火山と人の文化がどう繋がってきたのかをフィールドで学びます。
この山域に自生する「吾妻五葉松(あづまごようまつ)」は、四国・那須と並ぶ日本三大五葉松のひとつとして、盆栽の世界では広く知られた存在です。厳しい環境で生きるその姿に魅せられた作家たちが、何代にもわたり種から苗を育ててきた歴史を経て、今では日本の「BONSAI」を代表する世界的なブランドとなりました。本プログラムでは、その実生盆栽の起源や、山域に根ざす植物の在り方に触れていきます。
トレイルを歩き、キャンプをしながら、五葉松のこと、そしてこのエリアの銘酒やクラフトビールを育む「水」のことなど、様々な角度から土地の物語を掘り下げます。ただ通過するだけではない、その土地の個性を深く知るハイキングを体験してみませんか。興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。
- 安達太良・吾妻 自然センター創設者の一瀬圭介さんと歩き、ローカルを学ぶ
- 火山地形と「BONSAI」の起源を繋いで知る
- ハイキングを豊かにする、フィールドでの新たな視点を得る
山と道HLC東北アンバサダー 栗波康治よりメッセージ
今回のプログラムは、ウルトラライトハイキングの視点を持って土地の物語を深く掘り下げる「ローカルスタディハイキング」です。舞台となる磐梯・吾妻・安達太良エリアのダイナミックな火山地形や自然環境、そこから育まれてきた文化や営みに、少し立ち止まって目を向けていきます。
磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル創設者の一瀬圭介さんをガイドに迎え、土地の成り立ちや植生、風景の紐解き方を実際のフィールドで直接聞ける時間は、かなり贅沢な体験になるはずです。一瀬さんの解説をきっかけに、これまで何気なく見ていた景色が少し違って見えてくるような、発見に満ちた時間になればと思っています。
また、1泊2日の行程の中で、長く歩くためのペース配分や装備の使い方、山での過ごし方もそれぞれに試し経験を積んでいきましょう。夜の時間や道中の会話を通じて、参加者同士がそれぞれの視点を持ち寄り、刺激し合える場になれば嬉しいです。
この2日間は、これまでとは違う目線で山やトレイルを見つめるきっかけとなるはず。もう一歩深く山やハイキングを楽しみたい方には、すごくいい時間になると思います。ぜひ一緒に歩きましょう!

山と道HLC東北アンバサダー/『助六園』農場長
1977年生まれ。埼玉県出身、岩手県滝沢市在住。以前はフィットネスクラブの運営業務に携わり、全国を転勤していたが、東日本大震災での被災を機に食の大切さを痛感し、脱サラして移住、農業の道へ転身。「みちのく潮風トレイル」との出会いをきっかけにHLC東北の活動に参加し、HLC東北での仲間との出会いを通じて、毎週のように山に行くようになる。こうしてハイキングの魅力にすっかりハマり、この感動をもっと多くの人と共有したいと強く思うようになる。現在は、ULハイキングを通じて感じた自由や自然との一体感、仲間とのつながりを共に分かち合うため、活動を展開中。
安達太良・吾妻 自然センター 一瀬圭介さんからのメッセージ
軽くするという選択は、単に装備を削ることではなく、自然との距離を縮め、環境をよりダイレクトに感じるための手段だと思っています。
東吾妻・浄土平エリアは、火山がつくり出したダイナミックな地形と風景が広がる場所です。足元に広がる火山礫、うねるような地形、絶えず吹き抜ける風、そして山肌から立ち上る噴気。それらに目を向けると、この土地が今もなお活動の延長線上にある「活きた地球」であることを実感できます。
今回のローカルスタディハイキングは、1泊2日で浄土平キャンプ場に滞在しながら、この環境にどっぷりと身を置く時間です。日帰りでは通り過ぎてしまう変化や感覚を、時間をかけて受け取ることができます。朝夕の光や気温、風の強弱、身体の状態の移ろいも含めて、この場所の奥行きを体験していきます。
また、この福島で生まれた五葉松の実生盆栽の起源も、この火山の風土と深く結びついています。自然と人がどのように関わり、この土地ならではの文化が生まれてきたのかを、フィールドを歩きながらひも解いていきます。
軽やかに歩きながら、深く感じる。そんな2日間を一緒に過ごせたら嬉しいです。

磐梯・吾妻・安達太良エリアについて
磐梯・吾妻・安達太良エリアは、日本有数の火山帯に位置し、火山活動によって形成されたダイナミックな地形が広がるフィールドです。火口跡やガレ場、湿原、湖沼など、短い距離の中で劇的に変化する景観は、歩くたびに異なる表情を見せてくれます。また、ここに自生する五葉松は盆栽文化のルーツのひとつとも言われ、自然と人の営みが深く繋がっている場所でもあります。「磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル」の一部として整備されているこのエリアで、HLC東北はこれまでも継続的にプログラムを実施してきましたが、何度歩いても新しい発見や気づきが絶えない、奥深い魅力に溢れています。



©︎Adatara Azuma Nature Center

行程
【1日目】つばくろ谷駐車場(8:00/集合)〜 シモフリ新道〜浄土平〜一切経山〜駱駝山〜浄土平キャンプ場(行動約6時間)
【2日目】浄土平キャンプ場〜吾妻小富士〜浄土平キャンプ場〜シモフリ新道〜浄土平〜一切経山〜駱駝山〜鎌沼・五色沼周辺〜慶応吾妻山荘前〜不動滝〜つばくろ谷駐車場(13:00/解散)(行動約8時間)
※行程は変更となる可能性があります。
※昼食時間は設けません。休憩時または行動時に行動食を取りながらの山行になります。
※開催日の天候、参加者が最少催行人数未満の場合、その他の事情により、当社の判断で本プログラムの中止又は延期を行う場合があります。その場合、当社は、開催日の前日の15時までに参加者にご連絡します。
※本プログラムは、アンバサダーが終始先導するガイドツアーではありません。参加者の皆さん一人ひとりが自立したハイカーとして、自身の安全管理や装備の準備を主体的に行ったうえでご参加ください。

※地図の参照元:YAMAP












