0123456789 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん アイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヲン
0123456789 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん アイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヲン
台湾通信

2025 夏号(日本語版)

林政翰のHLC台灣レポート & ケイの「白沙屯媽祖の北港への巡礼」記 & シーチーの日本直営店留学レポート。
2025.07.01
台湾通信

2025 夏号(日本語版)

林政翰のHLC台灣レポート & ケイの「白沙屯媽祖の北港への巡礼」記 & シーチーの日本直営店留学レポート。
2025.07.01

台北に直営店samplusを構え、HLC台灣の活動も行うなど、山と道にとって最も親しい隣人である台湾。その繋がりは10年を越え、現在ではsamplusにも個性豊かな仲間たちが集まり、台湾のハイキングカルチャーのひとつの拠点になっています。

そんな山と道の台湾での活動や、台湾のハイキングカルチャーについて、そしてsamplusの仲間たちのことをもっと台湾や日本や世界中のハイカーたちに伝えたい。そんな思いでスタートした『台湾通信』第2回となる2025夏号では、HLC台灣のアンバサダー林政翰(リン)さんによる、台湾初開催となったミートアップとローカルスタディハイキングのレポート、samplusスタッフのケイさんによる台湾の国家級重要伝統民俗「白沙屯媽祖の北港巡礼」とそこで出会った「結縁品」について、さらにsamplusスタッフのシーチーさんによる山と道日本直営店への留学レポートをお届けします。

台湾のユニークな地域文化にも触れてもらえる今号で、ぜひ台湾の熱気を感じてください!

中国語(繁体字)verの記事も公開中。
▶中国語記事を読む
中文(繁體字)版文章已發佈,請點擊此處查看!
▶閱讀繁體中文文章

① HLC台灣の夏の活動

日本と台湾の初めてのミートアップ交流

『台湾通信』第2号のトップバッターとして、HLC台灣のアンバサダー林政翰さん(以下、リン)が、台湾で初めて開催されたミートアップとローカルスタディハイキングについて語ってくれました。日台間のULハイキングをめぐる、さらなる交流や対話にも触れています。それではリンさん、よろしく〜!

文:林政翰(John Lin)

こんにちは、HLC台灣のリンです。

4年目に入ったHLC台灣では、初めてのミートアップとローカルスタディハイキングが実施され、HLCのプログラム内容をさらに充実させてくれました。12月には初となる3日間の「山海圳2泊3日ワークショップ」も開催予定で、今年のHLC台灣は、本当に多彩な内容となっています!

にぎやかな交流の場

4月に開催されたミートアップには、日本から山と道HLCスタッフのキムさんもゲストとして参加してもらい、台湾と日本のULハイキングについての議論がさらに盛り上がりました。お互いのハイキング体験を共有するなかで、両国のハイキング習慣の違いも垣間見え、とても興味深い時間となりました。

日本からのゲスト、山と道HLCスタッフのキムさんが台湾の参加者と意見を交わす様子。

正直なところ、HLC台灣で初めて開催したミートアップは、予想をはるかに超える盛り上がりでしたが、もしかしたらミートアップでは「普通のこと」なのかもしれません。

まるで、日本の山小屋の食堂にULハイカーたちが集まり、おいしいごはんとお酒を楽しみながら、それぞれのULハイキング体験を思いきり語り合っているような―そんなにぎやかで熱のこもった雰囲気でした。私にとっても、心から満たされる素晴らしい時間となりました!

専門的でありながらも心地よい雰囲気のなか、参加者同士が互いの経験を楽しく語り合っていた。

初めての高島縦走ローカルスタディハイキング

5月に開催した高島縦走でのローカルスタディハイキングは、当日に雨が降り、雨天装備のテストを兼ねた行程になりました。そんな天候のなかでも時間通りに集まってくれた皆さんの姿を見て、心から敬意を抱かずにはいられませんでした。

私は、登山を始めたばかりの頃に経験した「雨アレルギー」とでも言うべきエピソードを皆さんにシェアしました。それは、当時春休みに予定されていた中級ガイド訓練の登山でのこと。何日も雨が続くことが分かっていたため、怖気づいた私は「重度の雨アレルギー」を発症してしまい、結局出発すらできなかったのです。

雨天装備でのローカルスタディハイキングとなった。

しかしその後、台湾の先住民であるブヌン族の猟師たちから学ぶ機会があり、彼らが雨の中でも準備していたレインウェアを一度も取り出さずに行動している姿を目の当たりにしてから、私の「雨アレルギー」は少しずつ治っていきました。雨の中、時間通りに参加してくれた初心者の皆さんには、心から敬意を表します!

雨天での実施にもかかわらず、皆さんの万全の準備のおかげで、熱意と楽しさはまったく損なわれることはなかった。

今後のプログラムでは、どんな「初めて」の驚きが待っているのか、ワクワクしています!

HLC台灣のインスタグラム

林 政翰
林 政翰
John Lin

山と道HLC台灣アンバサダー

カナダの『ヤムナスカ・マウンテンスキル・セメスター』で欧米の登山技術を学び、帰国後『Miasan Outdoor Center』を創立。ハイキングや雪山登山等の講習を行う一方、山小屋等の管理も行っている。20年以上、台湾原住民の布農族からより自然に近い生活を学び続けており、パーマカルチャーや里山生活についての造詣も深い。

② samplusトレイルログ

白沙屯媽祖の北港巡礼

続いては、samplusスタッフのトレイルログ(山行記)をご紹介します。今回は、samplusのセールスチームに所属する凱茵(以下、ケイ)が、台湾の国家級重要伝統民俗「白沙屯媽祖の北港巡礼」についてシェアします。

この行事は年に一度の宗教的な大イベントで、毎年数十万人もの参拝者が集まり、白沙屯の媽祖(まそ。中国沿海部を中心に航海や漁業の守護神として広く信仰されている女神)像の乗った神輿と共に「白沙屯拱天宮」から雲林県の「北港朝天宮」まで巡礼し、参加者は媽祖への敬意を表しながら、加護と平安を祈ります。

それではさっそく、ケイさんの体験を聞いてみましょう!

文:楊凱茵(samplus)

台湾の伝統宗教の中で最も盛大な媽祖の巡礼行事である「白沙屯媽祖の北港巡礼」は、国家の重要無形文化財にも指定されています。苗栗県通霄鎮の「白沙屯拱天宮」に祀られている媽祖の像と共に、雲林県の「北港朝天宮」へと向かい、そこで金紙に火を灯して「万年香火」の炉にくべ、媽祖の祝福を祈願する「刈火(かっか)」という儀式を行います。その後、香火を「火缸」という炉に移し、さらに「香擔」という道具に入れて火が消えないように守りながら、再び「白沙屯拱天宮」へと持ち帰る巡礼で、往復の距離はおよそ300〜400kmにもなります。

特に多くの人々が語り継ぐのは、毎年の巡礼日数やルートが決まっておらず、媽祖の導きによって轎(みこし)を担ぐ人々が進路を決めていくという点です。

私は今年、この通称「媽祖巡礼」の初めの2日間に合わせて参加することにしました。ULハイキングの道具を使って参加してみようと思い、「きっと快適で便利な行程になるのでは?」と期待していました。媽祖になるべく近づきたいという気持ちを胸に、私は桃園市にある台湾高速鉄道の高鐵駅から出発しました。

初日は媽祖の出発前に、まずは「白沙屯拱天宮」を参拝しに行った。

巡礼の出発まで、まだ6時間もあるにもかかわらず、すでに予想を超える人出で、ゆっくりと列に並んで拱天宮へ参拝するだけで30分もかかってしまった。

数十万人が参加する宗教的ハイキング行事

今年、正式に参加登録をした人の数は30万人を超え、私のように数日間だけ部分的に参加する人々を含めれば、さらに多くの人が関わっていることになります。私はまず「白沙屯拱天宮」を参拝し、媽祖に巡礼が無事に終えられるよう祈りました。

拱天宮をあとにすると、外ではすでに地元の人たちが無料の食べ物や飲み物をたくさん配っていました。でも私はこう思ったのです——「せっかく初めて白沙屯に来たのだから、地元の小吃店(ローカルの小さな飲食店)に行こう」と。そして拱天宮に最も近い熱炒(台湾式炒め料理)のお店に入ることにしました。

炒麺と老皮嫩肉(揚げた玉子豆腐)。

300kmを超えるランダムなルートと、信者たちによるさまざまな無償のサポート

しっかりエネルギーを補給した後、媽祖はまだ出発していませんでしたが、現地の人の多さを見て、先に歩き始めたほうがスムーズに進めると判断しました。そこで私は一足先に、目的地である北港に向かって南へと歩き出しました。

初めての参加でも心配はいりません。白沙屯拱天宮が提供している専用のアプリがとてもよくできていて、媽祖が現在どこにいるのか、すでに何km歩いたのか、最寄りの補給所やトイレの位置など、最新の情報をリアルタイムで把握することができます。そのおかげで、媽祖が導くルートがランダムでも、巡礼者は安心して行動を計画できるのです。

「白沙屯GPS即時定位」アプリを使えば、媽祖の現在地や、近くのトイレなどの情報をリアルタイムで確認できる。

現地では多くのスタッフや警察、そして親切な地元の方々がサポートしてくれる。巡礼の行程は往復で300kmを超えるため、白沙屯拱天宮の関係者は大型の荷物を預かって先に運んでくれるトラックも用意しています。毎朝出発前に荷物を預けると、その日の目的地に到着した後に、媽祖巡礼のために設置された拠点で受け取ることが可能。

南へ向かって歩き始めた巡礼者一行。人の波は一日中途切れることがなかった。

道中のあちこちで、さまざまな形のサポートが行われている。

媽祖巡礼でいちばん感動するのは、民間による自発的なサポートの数々です。媽祖が通る可能性のある道沿いには、医療、占い、リコール署名、食べ物、飲み物など、本当に多種多様なサポートが用意されており、想像できるものは何でも揃っていると言っても過言ではありません。

道中では、大型トラックの荷台に設置された移動式トイレもあり、その隣ではスタッフがハンドドリップのコーヒーをふるまってくれることも。さらにリサイクル専用の回収車も走っていて、巡礼者がゴミを持ち歩かずに済むよう工夫されていました。

道中で振る舞われたハンドドリップコーヒーは、気力を回復するのに大きな助けとなった。

今回の巡礼で唯一体験しなかった「疲れたらご乗車ください」サービス。歩き疲れた巡礼者のために、媽祖を追いかけるサポート車が用意されている。

夜明け前、媽祖の出発時間が近づくなか、他の信者たちと通霄駅のスクリーンで媽祖のライブ配信を見守る。

媽祖が到着された際に奉納される布袋戯(台湾の伝統人形劇)のための舞台設営。

日中は産業道路を歩いて進む。

これだけ多くの人が関わり、柔軟かつ迅速な対応の仕組みを目の当たりにして、これはまさに巨大な社会運動だと強く感じました。

今回の媽祖巡礼では、5月1日の18時から歩き始め、5月2日の18時までのあいだに48kmを踏破しました。想像以上に体力を消耗した私は、台中の大甲区に到着した時点で撤退を決断しました。

そして最後は、媽祖の愛称「粉紅超跑(ピンクのスーパーカー)」のようなタクシーに乗ることができ、なんとも完璧な締めくくりとなりました。

媽祖が担がれている神輿の屋根にピンクの布が被せられており、さらに進む速度が非常に速いため「ピンクのスーパーカー(粉紅超跑)」という愛称がある。

「白沙屯媽祖巡礼」縁起物コレクション

ここからは、私が「白沙屯媽祖北港巡礼」の道中で見つけた、さまざまな「結縁品」をご紹介します。

「結縁品」とは、道中で多くの人々が応援の気持ちを込めて手渡してくれる小さな縁結びの品々で、媽祖とのご縁を結ぶ証であり、また人と人とのつながりを感じさせてくれるものでもあります。「白沙屯媽祖巡礼」の道中では、媽祖への信仰心を胸に歩むだけでなく、沿道には多種多様なサポートや結縁品があふれており、人と人との温かなふれあいが感じられます。

近年では、巡礼者が自分で作った結縁品を配るのも流行しています。たとえば、平安符(お守り)、記念カード、チャーム、リュック、キーホルダーなどがあり、道中で出会った「ご縁のある」信者に手渡したり、宿を借りるなど助けてもらった際の感謝のしるしとして贈ったりします。

交通部(台湾の行政院に属する郵政、電信、運輸、気象及び観光に関する業務全般を担当する省庁)による結縁品。交通部もこの行事に参加し、「勇」の文字が印刷された特別仕様の「永保安康(意味:永遠に安らぎと健康が続きますように)」切符型お守りを5,000個製作。すべての人々の安全な巡礼と交通安全を願って配布された。

善きご縁を結び、やさしさと励ましが込められた結縁品

白沙屯媽祖の長い巡礼の道中では、多くの信者が食べ物や飲み物を「結縁品」として配ってくれます。そこには、他の巡礼者たちが媽祖のあとを追い続けられるようにという励ましと応援の気持ちが込められているのです。

台湾でおなじみの元気回復ドリンク「保力達B」(しかも冷えていて最高!)。

「中部弟子聯合點心站」と書かれたおやつ配布所。

地元のマクドナルドも結縁品を配布し、巡礼者たちの胃をやさしく癒してくれた。

地元の親切な方が、結縁の気持ちを込めてちまきを配ってくださった。

かわいらしいお姉さんがくれた草仔粿(台湾のよもぎ餅)

道中では、食べ物以外にもたくさんの筋肉痛用の貼り薬や、「これ持ってって!」と半ば強引に手渡された小さなヘッドライトなどもいただきました。

こうした結縁品のやりとりのなかに、台湾の人々の情熱と優しさがあふれていて、本当に心温まる体験でした。ただひとつ伝えたいのは——自分に本当に必要なものだけを受け取り、資源を無駄にしないようにしましょう。

楊凱茵(ケイ)
楊凱茵(ケイ)
Kay

samplusセールススタッフ

趣味は音楽を聴くこと、可愛い猫のビデオを見ること。また、2015年から登山活動を始め、2018年にsamplusへの入社をきっかけにULハイキングをはじめる。

③ 日本直営店留学記

京都一周トレイルで気づいたこと

最後は、samplusスタッフ、士琦(シーチー)による日本直営店留学記です。

5月16日から27日まで、日本の直営店である山と道鎌倉と山と道京都、さらに豊岡の研修工場などをめぐり、店頭に立ったり、日本のスタッフとの交流を深めたり、縫製体験をしたりと、さまざまな経験を積んだシーチー。

そのなかで、今回は京都スタッフの伊東(大ちゃん)、久保田(りょう君)と共に歩いた、2泊3日の京都一周トレイルでの気づきをシェアします。それではシーチー、よろしくどうぞ!

文:賴士琦(samplus)

今回の日本での留学の一環として、山と道京都の仲間である大ちゃんとりょう君と一緒に「京都一周トレイル」で2泊3日のULハイキングを実践しました。私たちは京都市営地下鉄の蹴上駅からスタートし、最後は阪急電鉄の上桂駅にある地元の雰囲気が漂うとんかつ屋さんで締めくくりました。

今回歩いたルート

頼りになる仲間のりょう君(左)と大ちゃん(右)

計画を立てているふたり

今回は3日間でおよそ22時間をかけて、約50kmを歩きました。累積標高は登りが3,339m、下りが2,897m。普段はのんびりとマイペースに歩くことが多い自分にとっては、これまでで最も距離が長く、ペースも速いハイキングになり、道中では「これはちょっとキツいな…」と感じる場面もいくつかありました。

もっと速く歩けたら

今回のハイキングで、いちばんの課題だと感じたのはスピードでした。大ちゃんとりょう君は途中で、何度も私の様子を気にかけてペースを落とし待ってくれましたが、私はどうしても彼らの速さについていきたいと思っていました。結果は…とてもきつかったです!

道中には、こんな田舎道も通り抜けた。

彼らが口笛を吹きながら歌当てゲームを楽しんでいる横で、私は息を切らし、何度も足を止めていました。自動販売機がもうすぐ目の前に現れるという幻想を見ながら、ふとこんなことを思ったのです。

「体力以外に、何か他の細かな違いが、これほどの差を生んでいるのだろうか?」

そんな問いを胸に、私は仲間たちの観察を始め、いろいろと尋ねてみました。すると、この2泊3日の間、大ちゃんとりょう君が、惜しみなく自身の経験をシェアしてくれました。

私たちは食事、歩き方、装備の選び方や考え方などについてたくさん語り合いました。例えば、「暑さで食欲が出ない時の対処法」から始まり、「お尻の筋肉の使い方」「笑顔の魔法(たとえ歩いていてとても疲れている時でも、笑顔を浮かべるだけで不思議と元気が湧いてくること)といったユニークな話も飛び出しました。

こうした対話を通して感じたのは、たとえ台湾にいる時に、HLC台灣アンバサダーのリンさんや仲間たちからたくさんの知識を得ていたとしても、実際の場面では人や状況によってそれらの知識は枝分かれし、さまざまな形や使い方へと広がり、十人十色になっていくということ。これがULハイキングの魅力のひとつなのかもしれません。

こんな心地よいレストランにも立ち寄り、冷えたコーラとアイスコーヒーを注文した。

もうすぐレストランに到着すると知る前の私は、実はこんな感じだった。

まったく新しいハイキング体験

最後に、京都一周トレイルで歩いた道のりを振り返ってみると、実に多彩な風景が広がっていました。人影のまばらな小さな町、寺院、背の高い木々に囲まれた森、せせらぎの音が心地よい渓流、広大な緑の池、遠くに時折見える京都タワー、山道の途中に現れるレストラン、道中で出会った何匹かのヘビ、そして突然姿を現してくれた山と道京都店長のジョージさんやHLC関西アンバサダーの中川さん。すべてが本当に美しく、心に残るものでした。

私はこれまでずっと、「ハイキングは自分自身のもの」だと思ってきました。どれだけの重さを背負うか、どんなペースで歩くか、最終的にどこまで行くか――すべて、自分が快適で満足できればそれで十分だと。けれど今回の旅を通して、「自分の枠を越えてでも、できるだけ遠くまで歩いてこそ、出会える景色の幅も広がる」ということを実感しました。

「今まででいちばん速くて長いハイキングだった」と大ちゃんとりょう君に伝えると、彼らはこう言ってくれました。

「じゃあ、君はもう新しい世界に足を踏み入れたんだね。」

旅の最後に食べたトンカツ定食

比叡山で山と道京都店長のジョージがサプライズで登場!

本当に素晴らしい旅だった

賴士琦(シーチー)
賴士琦(シーチー)
CHI

samplusスタッフ

2016年に職場の先輩の誘いで登山やハイキングを始めました。同行する仲間と気軽に会話を楽しめる行程が好きです。音楽愛好家でもあります。2021年にcow recordsのチームに加わり、現在はsamplusで勤務する傍ら、平面デザインやイラストの仕事も手がけています。

三者三様の視点から、ULハイキングや台湾ならではの文化に触れることができた今号。山と道のYouTubeチャンネルでは、ケイさんとシーチーさんを含めたsamplusのスタッフをご紹介しています。彼らの人となりがより伝わるので、ぜひ見てみてください!