山と道HLC 5月のプログラムを振り返る
2021.06.15

ハイキングカルチャーを育むコミュニティー作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。

山と道HLCの5月は、HLC北海道とHLC鎌倉での『山と道のULハイキング入門(UL HIKING LECTURE)』、HLC関西の『比良山1泊2日ULハイキング(UL HIKING WORKSHOP)』を開催しました。

緊急事態宣言やまん延防止措置により、オンライン開催に切り替えたり、感染対策をしっかり行ったうえでの実施など、参加者の皆さんに理解していただき開催できたことは、このような状況下においてもお互いに協力し合うことでやれることもあるのだなぁと、逆に希望を持つこともできました。

5月は、今年度よりUL(ウルトラライト)ハイキングのビギナー向けのプログラムのカテゴリーを『UL HIKING LECTURE』と『UL HIKING WORKSHOP』のふたつに分けた効果を感じることができました。
どちらかしか参加されていない方は、もう一方のプログラムにも参加していただき、座学での理解とフィールドでの体験を合わせて、ぜひ、ULハイキングを自分のものにしてください。

山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹

スマートフォンでは各投稿のキャプションが一部表示されないことがありますが、リロードを繰り返すことで正常に表示されます。また、各画像をタップすることでインスタグラムの投稿に直接アクセスできます。

HLC北海道
山と道の
ULハイキング入門

【UL HIKING LECTURE】

HLC北海道では、5月8日(土)に、山と道HLCの導入的な位置づけの『山と道のULハイキング入門』を北海道ニセコで遊ぶ人たちが集う基地『Camp&Go』で開催しました。

参加者は国内外のロングトレイルを歩いた方、毎週のように山に通うトレイルランナーの方など多様な山の経験者が集まり、中にはニュージーランドぶりの偶然の再開を果たされた参加者の方々も!

プログラムは『Camp&Go』代表で、山と道HLC北海道アンバサダーの峠ヶの穏やかな雰囲気のもと進行。参加者の皆さんには持参した道具のギアリストを作成しながら道具の取捨選択の方法を知り、装備の軽量化の手順やポイントを理解していただきました。

道具を見つめ直したら、誰しも山に行きたくなるもの。参加者の皆さんは「早く学んだことを実践したい!」と意気揚々とされていました。

北海道はスキーシーズンが終わり、グリーンシーズンに入る直前。実際に山に持っていく荷物を持ってきてそれぞれの装備を見直しました。ギアを広げて参加者の皆さん全員でディスカッションするうちに、早く山歩きがしたくなる、そんなシーズンはじめのULハイキング入門となりました。(北海道アンバサダー 峠ヶ孝高)

アンバサダー峠ヶ孝高の投稿

プログラムに参加した@8.deathさんの投稿

HLC北海道の今年度初のプログラムも『山と道のULハイキング入門』からスタート! HLC北海道では今年度中にあと2回予定しており、直近は来月7月4日(日)に開催します。同時に行われる『山と道ポップアップショップ』では私木村が立つ予定ですので、山と道製品の話はもちろん、山やULハイキングにまつわる話ができれば嬉しいです!(スタッフ木村)

HLC鎌倉
山と道の
ULハイキング入門

【UL HIKING LECTURE】

HLC鎌倉ではHLC北海道に続き、5月16日(日)に、『山と道のULハイキング入門』を開催しました。

当初は鎌倉の山と道研究所ショップで参加者の皆さんをお迎えする予定でしたが、感染症拡大の影響に伴い、Zoomを使ったオンライン開催に切り替えて実施することに。

進行は私木村とスタッフ中村が担当。それぞれの山の経験を交えながらULハイキングの魅力や装備の軽量化の手順、安全性を損なわないコツなどをお伝えしました。一番の学びになるポイントは、各自が持参したひとつひとつの道具の重さを量りギアリストを作成する過程。ギアリストにすることで以外な道具が重いことを知ったり、不要な道具が一目瞭然になったりと、参加者の皆さんはご自身で多くのことに気づいていかれました。

参加者の皆さんにリアルにお会いできなかったことは残念ではありますが、中にはよく山と道研究所ショップに来られる方も参加され、終始アットホームな雰囲気で進んだプログラムとなりました。

HLC鎌倉として今年度初のULハイキング入門でしたが、参加者の皆さんの装備やパッキング方法を確認しながら、撮影をメインとしたハイキング、歩く距離や速さを意識したハイキング、仲間と宴を楽しむためのハイキングなど様々なハイキングスタイルがあることを改めて自分たちも知ることができました。
「山を楽しむために軽くしたい!」その気持ちを1つ1つ聞き、それぞれのスタイルにあったUL化を提案させていただきました。これからUL化を実践されていく参加者の皆さんと今度は山でお会いできることを楽しみにしています!(スタッフ 中村純貴)

スタッフ木村の投稿

プログラムに参加した@trail_beatさんの投稿

緊急事態宣言延長に伴い急きょ実施したオンライン開催。それに向けて不安や課題がたくさんあったので、内容や準備物を入念に見直しました。
結果的にリアル開催と比べオンライン開催の方が、他の参加者の方のギアリストが確認しやすかったり、家からも気軽に参加できたりと、オンラインならではのメリットがたくさんあることにも気づかされました。(スタッフ木村)

HLC関西
比良山
1泊2日ULハイキング

【UL HIKING WORKSHOP】

HLC関西では、5月29日(土)と30日(日)の2日間、HLC関西で何度か通っている比良山で、1泊2日のULハイキング・ワークショップを開催しました。

全エリアで初開催となった『UL HIKING WORKSHOP』カテゴリーの今回のプログラムは、ハイキングの距離はあえて短めで、フィールドでのワークショップや参加者の皆さんを交えたディスカッションの時間を長くとる設計。HLC関西アンバサダーの中川が中心となり、軽量シェルターやストーブの紹介や比較、実践的なパッキングの方法などを参加者の皆さんと深めていきました。

「ULハイキングをこれから実践したい!」「ULハイキングをもっと深めたい!」と意欲的な参加者の皆さんの気持ちもシンクロし、とても濃密なプログラムとなりました。

比良山にて1泊2日のULハイキングワークショップを開催しました。事前に参加者の皆さんとはギアの取捨選択のすり合わせを行い、初日から普段より少し軽いハイキングでスタート。
キャンプ地では各々のハイキングの工夫や考察を共有し、パッキングのコツなんかも時間をかけて行いました。フィールドで実際に自分のパッキングと対峙しながら行うワークショップって最高ですね! 11月にもULハイキングワークショップ開催予定です。ご興味ある方はぜひ要チェックお願いします。(関西アンバサダー 中川裕司)

アンバサダー中川裕司の投稿

プログラムに参加した@makihinekenさんの投稿

プログラムに参加した@tdyk_aauiさんの投稿

プログラムに参加した@kouzou_saganさんの投稿

今年度から『UL HIKING WORKSHOP』というカテゴリーを設定して、今回のHLC関西が全国で最初の開催となりましたが、フィールドでのワークショップは、座学では得がたい多くの情報と経験を参加者の皆さんに持ち帰ってもらえたように感じました。それは、アンバサダーから参加者へのワンウェイなものということではなく、参加者同士の交換の場でもあったと思います。
車座になって、語り合った夜のおバカな話もHLC関西の懐の深さを感じさせてもらいました(笑)。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)

プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。 

本記事で紹介した『UL HIKING LECTURE』や『UL HIKING WORKSHOP』各エリアで現在募集中です。プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。

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