山と道HLC 11月のプログラムを振り返る
2021.12.09

ハイキングカルチャーを育むコミュニティー作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。

山と道HLCの11月は、HLC鎌倉の『奥秩父・奥多摩2泊3日ULハイキング』、HLC東北の『東根山ULハイキングワークショップ』、そしてHLC北海道の『山と道のULハイキング入門(積雪期編)&山と道ポップアップショップ』が開催されました。 

11月の山は、装備やウェアリングの面において1年のうちでもっとも選択に迷う時期ではないでしょうか。山域や標高、当日の天候次第では、タンクトップやショーツで歩けるような陽気もあれば、吹雪やみぞれ混じりの雨に見舞われることも珍しくありません。

逆を言えば、そういった時期だからこそ、より学びの多いプログラムなったと思います。

山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹

スマートフォンでは各投稿のキャプションが一部表示されないことがありますが、リロードを繰り返すことで正常に表示されます。また、各画像をタップすることでインスタグラムの投稿に直接アクセスできます。

HLC鎌倉
奥秩父・奥多摩
2泊3日ULハイキング

【UL HIKING PRACTICE】

HLC鎌倉では11月5日(金)から7日(日)までの3日間、関東在住のハイカーにとってローカルマウンテンの奥秩父・奥多摩で、2泊3日の『UL HIKING PRACTICE』を行いました。

山と道HLCで今年より本格的にスタートした『UL HIKING PLACTICE』は、ULハイキングを学ぶことに重点を置いた『UL HIKING LECTURE/WORKSHOP』からステップアップし、チャレンジングなハイキングを実践するプログラム。奥秩父と奥多摩の2つのエリアを繋ぎ、秋深まるトレイルを歩きました。

参加者には今年の『UL HIKING LECTURE/WORKSHOP』に参加され、短期間でULハイキングの理解や経験値を積んでいった意欲的な方も。山のトレイルを歩くだけでなく、山麓の集落に立ち寄り補給したり、ローカルの人との出会いも楽しんだ今回の旅は、参加者の皆さんには新鮮だったようです。

今年久しぶりに再開したHLC鎌倉の集大成となったプログラム。3日間の旅を通して参加者の皆さんとより実践的なULハイキングを行うことができただけでなく、これまで以上に深い仲を築くことができたことも嬉しかったです。来年以降のHLC鎌倉の広がりと深まりが、今から楽しみです。(山と道スタッフ 木村弘樹)

参加者@trail_beatさんの
1日目のレポート投稿

参加者@yama_riekkoさんの
2日目のレポート投稿

参加者@green_san414さんの
3日目のレポート投稿

参加者@ikeda.kosugi_100mountainsさんの投稿

参加者@yamatotaneさんの投稿

参加者@yama_kurutonさんの投稿

鮮やかな紅葉が美しい最高の季節に開催されたこのプログラム。細やかなアップダウンが続く奥秩父は、軽量化した荷物の恩恵を感じることができる絶好の機会となったようですね。年齢も体力も異なるメンバーが一緒に楽しむことができるのもハイキングの醍醐味。参加者の皆さん、お疲れさまでした!(スタッフ藤田)

HLC北海道
山と道の
ULハイキング入門
(積雪期編)&山と道
ポップアップショップ

【UL HIKING LECTURE & POP UP SHOP】

HLC北海道では11月20日(土)と21日(日)の2日間、『山と道のULハイキング入門(積雪期編)』と『山と道ポップアップショップ』を同時開催しました。

山と道HLCとして今年初となる積雪期編の座学プログラム。山と道HLC北海道アンバサダーの峠ヶが講師となり、冬季のULハイキングの魅力や装備の軽量化の考え方、道具の取捨選択の方法論を参加者にお伝えしながら、何かと重くなる冬の装備の軽量化を学びました。

『山と道ポップアップショップ』では山と道スタッフの木村が2日間接客。北海道の各地からたくさんの方が来店され、中には過去のポップアップからの常連ですっかり顔馴染みの方も。

初雪も降り冬が間近まで迫った北海道で、集まった皆さんにとって冬季のハイキングやアクティビティのノウハウ、道具選びを考える2日間になったようです。

『山と道のULハイキング入門』の積雪期編ではいつもの夏山の装備に加え、冬山で必須となる装備を確認したり、冬山ならではの道具の使い方やパッキングの工夫を参加者の皆さんとディスカッションしました。『山と道ポップアップショップ』には遠方からもたくさんの方にお越しいただき、今年の夏山の思い出やこれから始まる冬のお話をたくさんすることができました。
いよいよ本格的な冬がやってきます。お会いした皆さんと冬のお話が聞けるのを楽しみにしてます。(山と道HLC北海道アンバサダー 峠ヶ孝高)

山と道HLC北海道アンバサダー峠ヶ孝高の投稿

ポップアップショップに来られたお客様と話をする中で、冬の北海道ではハイキングに限らずバックカントリースキーやスノーランニングなど多様な冬のアクティビティを楽しまれていることがわかりました。世の中も落ち着きを取り戻して来たので、今年の冬は色んな地域に出向き、その地域ならではの冬の楽しみ方を体験したいです。(スタッフ木村)

HLC東北
東根山ULハイキング
ワークショップ

【UL HIKING WORKSHOP】

HLC東北では11月21日(日)に、HLC東北のホームグラウンド東根山で、日帰りの『UL HIKING WORKSHOP』を行いました。

ULハイキングのノウハウをフィールドで学ぶことを目的とした本プログラム。ハイキングの行程自体は短く、レイヤリングやパッキングの検証、シェルターやクッキングツールの紹介などワークショップの時間を多く設け、実践的にULハイキングへの理解を深めていきました。

参加者それぞれの希望に沿って装備を準備する上での季節やエリアの設定を決めたので、参加者が持参した道具もより多彩に。多くの発見や気づきが生まれたプログラムになりました。

日帰りのプログラムでしたが、参加者の皆さんにはあえて1泊2日のテント泊装備をパッキングしていただきました。春夏秋の里山イメージの方、厳冬期の里山イメージの方など、季節と装備は違えど軽量化という共通のテーマを持って集合しました。山頂でテントや寝具、調理器具を広げた際は、個々に想定が違うことからこそ、参加者同士が得るものが多かったと思います。
「来季はここを軽量化しよう!」「雪山でのテント泊にチャレンジしたい!」」など、今後の目標もできた様子でしたね。トレイルも落ち葉でフカフカで最高でした。3日後の降雪で真っ白になっていたことには驚きましたが(笑)。
次回プログラムは『山と道のULハイキング入門(積雪期編)』で、テーマは厳冬期の里山テント泊。皆さんの参加をお待ちしております!(山と道HLC東北アンバサダー 上野裕樹)

山と道HLC東北アンバサダー上野裕樹の投稿

参加者@papaya_8818_keinosukeさんの投稿

参加者@7corobi8okiさんの投稿

参加者@nekotoyamaさんの投稿

参加者@yumikosasaki_hyakkaさんの投稿

HLC東北のローカルマウンテンである東根山でのULハイキングワークショップ。季節を変えて同じフィールドでプログラムを行うことは、定点観測的により理解しやすいことがたくさんあります。プログラムに参加した皆さんは、次回は雪の東根山を歩いてみるのもいいですね。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)

プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。 
山と道HLCでは、各エリアのアンバサダーと来年の年間プログラムを試行錯誤中。年明けには『2022年度のプログラムのご案内』として公開予定ですのでお楽しみに!
プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。

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