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台湾ハイカーズハンドブック

実践編 山と道京都あやなんのパーミッション申請体験記

山と道が提携する台湾登山のためのパーミッション取得代行サービスを実際に試してみた
文/写真:永井絢菜
2026.04.24
台湾ハイカーズハンドブック

実践編 山と道京都あやなんのパーミッション申請体験記

山と道が提携する台湾登山のためのパーミッション取得代行サービスを実際に試してみた
文/写真:永井絢菜
2026.04.24

台湾の山を旅するハイカーのための実践的なガイド「台湾ハイカーズハンドブック」。

今回は実践編として、社内の「ULハイキング研修制度」を利用して台湾の山を訪れた山と道京都スタッフの「あやなん」こと永井絢菜が、山と道が展開するパーミッション取得代行サービスを実際に利用して、申請から台湾の山に登るまでのプロセスをレポートします。

このサービスは、台湾の国家公園の山に登るための複雑なパーミッション申請を、提携する台湾のガイド会社「米亞桑(ミアサン)」が一括してサポートしてくれるもの。申請はどのように進んでいくのか? どれくらいの期間かかるのか? 費用はどのくらい必要なのか? ミアサンとの具体的なやりとりをはじめ、実際にかかった費用や、さらには台風直撃によるトラブル対応までを、ハイカー目線でご紹介(無事に申請を終えたあとの旅の様子は山と道トレイルログをご覧ください)。

この記事が、次に台湾の山へ向かうハイカーの背中を押せれば嬉しいです。

台湾の山に登りたい

日本の隣国、台湾。

ULハイキング研修で台湾の山に登ろうと調べてみると、日本には21座しかない3,000m以上の山が、台湾には九州ほどの面積のなかに、なんと260座以上あることが分かりました。

そんな高山がぎゅっとひしめき合っている。想像するだけでワクワクしてしまいますね。飛行機でわずか3時間ほどで辿り着ける場所に、こんなに素晴らしい山岳国家があるなんて。今まで海外登山はいくつか経験しましたが、なんで今まで気づかなかったのだろうとさえ思いました。

日本と同じく国土の70%が山岳地帯の台湾は、世界有数の高山密度を形成している。

ただし、台湾の山は日本のようにふらっと入れるわけではありません。原則として、標高1,000m以上の中級山に入る際には以下の許可証が必要なのです。

  • 国家公園に対する「入園許可証」
  • 警察に対する「入山許可証」

*詳しくは台湾ハイカーズハンドブック #1 台湾ハイキングの概要をご覧ください。

パーミッション申請には、台湾の国家公園の登山申請を管理しているHike Smart Taiwan Serviceという公式サイトを利用する必要があります。

ページ内は日本語と英語の表示に切り替えられる仕様になっているのですが、日本語に翻訳すると情報量がグッと少なくなったり、選択タブが減ったりしていて「歩きたいルートが表示されていない…」という状況。完全な翻訳ページとしては機能しきれていないみたいです。

英語に切り替えてみても状況はあまり変わらず、メジャールートしか表示されません。しかも、もともと中国語で書かれているルート名が英語表記に変換されているため、「これはどの山のこと?」と、さっぱりです。

結局、ルート情報をすべて網羅しているのは中国語版のみ。特にマイナーなルートを歩きたい場合は、なかなか気合と根性が必要そうです。しかも申請フォーム自体も中国語で、なんともハードルの高さを感じてしまいます。

そんななか、山と道では台湾のガイド会社「米亞桑(ミアサン)」と提携して、日本人ハイカーにも挑戦しやすいよう、パーミッション取得代行サービスを展開しています。今回はいち登山者として、このサービスを利用してみることにしました。

この記事では、事前準備〜申し込みフォーム送信〜パーミッション取得〜登山まで、実際にどんな流れだったのかを、実体験をもとに紹介します。

事前準備

❶コース選び

申し込みフォームを送信する前に、どのルートを、何日で歩き、どこに泊まるか、まずは山行計画をしっかり立てなければなりません。パーミッション申請が必要な山の場合、台湾では「気分で歩けるところまで歩いて、そこでテントを張る」という歩き方はできないんですね。

そこで台湾ハイカーズハンドブックを使用して、各国家公園の特徴や必要な手続きなど、基本的なことを確認しました。

そして「長期テント泊が可能」「公共交通でアクセスできる」「標高3,500m以上を縦走できてメジャーすぎない」という3条件に合うルートを探したところ、候補に上がったのは、下記のルートでした。

  • 太魯閣(タロコ)国家公園:南湖大山(ナンフーダイシャン)の北一段ルート
  • 雪覇(シュエイバ)国家公園:聖稜線のO型ルート

 

長く歩きたいので、ふたつを繋げて両方行ってしまおうと、合計10泊11日の縦走計画を立てました。

❷申し込みフォームの記入・送信

計画が固まったら申し込みフォームに記入します。登山ルート、日程、宿泊地、連絡先などを入力するだけで、必要な申請書類をまとめて提出できます。

下記は、私が実際に申請した雪覇国家公園・聖稜線のO型ルートの例です。主に宿泊はテント泊、自炊を基本としますが、一度は山小屋での食事を体験したく、テント場のない素密達山屋での宿泊と食事を申し込みました。

実際の申請フォームの記入画面。山行日数(Total Days)を記入すると、登山計画(Routes and plans)を記入する欄が表示されます。

山小屋での食事を希望すると、特定の食事制限やアレルギーなどを記入する欄が表示されます。

赤線で囲っているMain/Secondaryに記載する正式なルート名はHike Smart Taiwan Serviceのトップページで確認しました。

Hike Smart Taiwan Service トップページ

パーミッションは通常2ヶ月前から申請可能ですが、主要なルートには外国人枠が設定されており、4ヶ月前から申請できます。11月13日出発の南湖大山ルートと、11月19日出発の聖稜線ルートに向けて、私は8月末に申請フォームを送信しました。

パーミッション取得までのやり取り

フォームから申請後はガイド会社「米亞桑(ミアサン)」の担当者からメールが届き、パーミッション申請のための詳しいやり取りを英語で進めていきます。以下は実際のメールを時系列で抜粋したものです。

最初の返信|パーミッションの申請可能時期について

9/1
From: Miasan
I’m very glad to receive your message. Since the locations you plan to stay at do not provide reserved quotas for foreign applicants, we’ll apply through the regular entry permit system.

ご連絡をいただき誠にありがとうございます。滞在予定地では外国人申請者向けの予約枠を設けていないため、通常のパーミッション申請手続きにて対応いたします。

私が申請したルートは外国人優先枠がない場所だったため、通常申請で進めてもらうことに。私の場合、申請可能になる日は、南湖大山ルートが9月13日、聖稜線ルートが9月19日でした。

単独登山のための追加書類

9/1
From: Miasan
Since your Nanhu route is a solo trek, you will need to complete the Solo Hiking Consent Form (attached). For the Solo Hiking Consent Form, besides filling in the information, your signature is also required. You can either print, sign, and send back a photo, or use an electronic signature and return it.

単独登山となりますので、南湖大山ルートには単独登山同意書(添付)の提出が必要です。単独登山同意書には、必要事項の記入に加え、署名も必要です。印刷して署名し、写真を送付するか、電子署名で返送してください。

南湖大山ルートを歩くには、単独登山同意書の提出が必要でした。歩くルートによって必要な書類が異なるようですが、その人の計画に合わせて必要書類を準備し、代わりに提出までしてくれるので、こちらは指示に従うだけです。

今回も、添付された単独登山同意書を印刷してサイン、もしくは電子署名での提出でOKでした。

実際の単独登山同意書。

宿泊・食事の相談

テント場の有無が分からなかった場所や、山小屋での食事が可能かどうか相談しました。9月12日に質問メールを送ったところ、次のように返信がきました。

9/13
From: Miasan
・素密達山屋 only has a cabin — there is no campsite available.
・In Taiwan, meals and accommodations are arranged separately. Even if you stay at a campsite, you may still order meals from the cabin. Meals are only provided if a minimum number of people place an order. May I ask if you eat eggs?

・素密達山屋には山小屋のみあり、キャンプ場は利用できません。
・台湾では食事と宿泊は別々に手配されます。キャンプ場に泊まる場合でも、山小屋から食事を注文できます。食事は最低人数分の注文がある場合にのみ提供されます。卵は召し上がれますか?

台湾の山小屋では、食事は宿泊とは別予約です。日本のように山小屋での食事提供はありません。その代わりポーター文化が根付いていて、ポーターを雇えば山小屋で料理をしてもらえたり、荷物を運んでもらえたりします。

もしポーターを雇わずに、食事だけ予約したい場合は、他の登山者の予約も含めて最低人数に達していれば可能とのことでした(国家公園やポーターの会社ごとに異なるようです)。

ベジタリアンか、卵が食べられるかなど、丁寧に確認してくれ、台湾の食文化への深い理解を感じました。

山小屋での食事例。ポーターさんが作ってくれた食事をバイキング形式でいただく。

台湾の山小屋。簡素な造りで食事や飲み物の販売はないため、ポーター文化が根付いている。

通信手段の確認

申請が進むと、ミアサンから通信手段の確認依頼が届きました。緊急連絡のために、現地で有効な電話番号が必要でした。

9/22
From: Miasan
Regarding communication during your hike, we kindly ask you to use either data roaming or a Taiwanese SIM card with an active phone number. Due to unstable network signals in Taiwan’s mountainous regions, having an active phone number is necessary for emergency contact.

登山中の通信について、データローミングまたは有効な電話番号付きの台湾SIMカードのご利用をお願いいたします。台湾の山岳地域ではネットワーク信号が不安定なため、緊急連絡のため有効な電話番号が必要です。

出国前に番号付きのeSIMを探しましたが事前に購入できるものは見当たらず、台湾桃園国際空港で購入しました。電話番号を伝えるのが現地到着後になると事前に連絡したところ、問題ありませんでした。

パーミッション申請の進捗確認と承認

パーミッション申請可能日を過ぎても申請完了の連絡がなかったので、念のためこちらから確認したところ、以下の返信がきました。

9/22
From: Miasan
All the routes you applied for have been successfully reserved with campsites or beds; However, they are still under review. We will provide you with the relevant details once they are confirmed.

お申し込みいただいた全ルートについて、キャンプサイトまたは山小屋の予約が完了いたしました。ただし、現在審査中です。確定次第、詳細をお知らせいたします。

すべてのルートで申し込みが完了しており、現在審査中という返信に加え、国家公園からの注意事項が長文で添付されていました。

10月2日、聖稜線ルートの申請が承認されました。

10/2
From: Miasan
The application for the Holy Ridge section has already been approved! As for the Nanhu route, it is still under review, but within the capacity limit. Please note that Taroko route reviews usually take a bit longer to process.

聖稜線ルートの申請はすでに承認されました! 南湖大山ルートについては現在審査中ですが、定員の範囲内です。なお、太魯閣国家公園のルートの審査は通常、処理に少し時間がかかりますのでご留意ください。

太魯閣国家公園の南湖大山ルートに関しては、審査中ではあるものの定員内であることを知らせてくれて、安心できました。

雪覇国家公園の入園許可証。

そして10月14日、南湖大山ルートの申請も承認されました。

10/14
From: Miasan
The mountain entry permit for Mt. Nanhu has been approved, but the official permit can only be downloaded two weeks before departure. You may go ahead and purchase your flight ticket first.

南湖大山の申請は承認されましたが、正式な入園許可証は出発の2週間前からダウンロード可能となります。先に航空券をご購入いただいて問題ありません。

まだ航空券は取得しておらず、パーミッションが確実に取れ次第、航空券を購入したいと伝えていました。この時点で確実に入山できることが確認できたので、安心して航空券の購入に踏みきれました。また、警察へ申請が必要な入山許可証もきちんと申請されていました。

なかなか審査結果が届かず、確実に歩けることが分からないと航空券を取れない…というソワソワした気持ちや、 途中の山小屋のひとつでも予約が取れなかったらルート変更を余儀なくされる…という不安から、何度も進捗状況を確認するメールを送りましたが、毎回2〜3日以内に返信があり、安心できました。

実際に申請から承認までかかった期間はこのような感じです。

  • 太魯閣国家公園:南湖大山の北一段ルート→申請から約6週間(登山開始の約3週間前)
  • 雪覇国家公園:聖稜線のO型ルート→申請から約2週間(登山開始の約6週間前)

 

国家公園によって差があるようです。

登山中の計画変更に関して

もし登山中に、天候不良や体調不良で申請している計画がずれても問題がないのか確認しました。

10/27
From: Miasan
All mountain cabins in Taiwan can be used as emergency shelters. If you encounter bad weather and need to change your itinerary, please call the number listed on your park entry permit or email us, and I will help relay your message.

台湾のすべての山小屋は、緊急避難所として利用できます。悪天候に遭遇し、行程を変更する必要がある場合は、入園許可証に記載されている電話番号へご連絡いただくか、私たちへメールをお送りください。私がその内容をお伝えします。

もし計画変更をする場合、自分で国家公園へ電話するか、ミアサンにメールをして仲介してもらうことも可能だそうです。サポート体制もばっちりです。

パーミッションの受け取り

11/7
From: Miasan
I’ve received the mountain entry permit for 南湖大山. You can download it first, and I’ll send you the park permission as soon as I receive them. Please print two paper copies of each document and carry them with you.

南湖大山ルートの入山許可証を受け取りました。まずはダウンロードしてください。公園の入園許可証が届き次第、すぐにお送りします。それぞれの書類を紙で2部ずつ印刷し、必ず携帯してください。

出国3日前。南湖大山ルートのパーミッション書類が送られてきました。2部印刷して持参すれば良いようです。

11/7
From: Miasan
The entry permit for the 聖稜線 will be available for download on November 15. If you don’t have enough time to print a paper copy, please download the electronic version to your phone.

聖稜線ルートの入山許可証は、11月15日からダウンロード可能となります。印刷する時間がない場合は、電子版をスマートフォンにダウンロードしておいてください。

出国日は11月10日。パーミッション書類は入山日の数日前に送られてくるようです。

日本で両方の国家公園のパーミッション書類を印刷して向かいたかったのですが、聖稜線ルートの分は間に合いませんでした。ですが、印刷できない場合は電子ファイルとして保存しておけば問題ないようです。

台風という想定外の事態発生

パーミッション書類のやり取りをしている最中、台風が接近しているという連絡がきました。

11/7
From: Miasan
A typhoon is currently approaching Taiwan. We just received a call from the police station, and the police advised against going into 南湖大山. If the Central Weather Administration issues a sea typhoon warning, entry to the mountains and the park will be prohibited. We have not yet received any official notice of such restrictions, but please stay alert to weather updates at all times.

現在、台風が台湾に接近中です。警察署から連絡があり、南湖大山への立ち入りを控えるよう助言がありました。中央気象署が海上台風警報を発令した場合、山岳地帯および公園への立ち入りは禁止されます。現時点でそのような制限に関する公式通知は届いておりませんが、常に気象情報の更新にご注意ください。

まだ正式な規制は出ていないものの、警報が発令されれば国家公園は即時クローズになる、という状況を知らせてくれました。

そして出国日当日。

11/10 台湾時間16:54
From: Miasan
The Central Weather Administration is expected to issue a sea typhoon warning at 17:30 Taiwan time. Entry into the mountain areas will then be prohibited,and reopening will only be announced by 太魯閣國家公園 after the typhoon has passed.

台湾時間17時30分に、中央気象署より海上台風警報が発令される見込みです。その後、山域への入山は全面的に禁止となり、台風通過後の再開については、太魯閣国家公園からの発表をもって案内されます。

「海上台風警報」が発令される予定という情報も事前に知らせてくれました。出国日だったので、なるべく早く対処できるようにとの配慮を感じます。

台風情報の画像も添付して送ってくれました。

11/10 台湾時間17:43
From: Miasan
A sea typhoon warning has now been issued. Taroko and Shei-Pa National Parks are currently closed.

海上台風警報が発令されました。現在、太魯閣国家公園および雪覇国家公園は閉園となっています。

関西空港へ向かっている電車の中で、太魯閣国家公園、雪覇国家公園ともに、すべての登山ルートが閉鎖されました。緊急事態の発生で、お互いに分単位でメールのやり取りをしていました。迅速かつ、丁寧にサポートしてくれて本当に助かりました。

天気が落ち着いたら少しでも歩ける場所を歩きたくて、微かな希望を持ちながら、パーミッション不要で行ける低山があるか尋ねてみました。すると「今後数日間は入山をおすすめできません。数日間のハイキングは台風通過後に考えましょう」と丁寧な返答がありました。

ごもっともです…と思いつつ、登山者の安全をきちんと心配して一緒に状況を考えてくれているのが伝わり、とても心強く感じました。

予定していた日には入山不可能な状況になってしまったので、国家公園再開を待ちながら代案を考えるしかありませんでした。

台風通過後、再開の知らせ

台風が過ぎ去ったあと、国家公園の再開についても連絡が入りました。

11/14
From: Miasan
Shei-Pa National Park has reopened today. Taroko National Park will reopen tomorrow. After a typhoon, the terrain in the mountain areas can be unstable, so please be extra careful and stay safe.

本日、雪覇国家公園が再開しました。太魯閣国家公園は明日再開予定です。台風通過後は山域の地形が不安定になっている可能性がありますので、十分に注意し、安全第一で行動してください。

当初の入山予定日から3日遅れて国家公園が再開しました。

自分が取得しているパーミッションの期間内で計画を練り直し、歩きに行くことにしました。計画変更に伴う注意点や細かい質問など、さまざまなことをやり取りしました。

最後に添えられていた「十分に注意して行ってきてね」という言葉が嬉しく、ガイド会社と利用者という関係以上に、いち登山仲間として親身に考えてくれているようでした。

南湖大山の登山口にて。台風が過ぎ去ったあとの空は晴天だった。

代行申請料の支払い

ひと通りの手続きが終わった段階で、申請代行料金の支払い案内が届きました。支払いは、PayPalの決済リンクを通じて行います。

11/11
From: Miasan
Below is the payment link for the 南湖大山 and 聖稜線 application fees. The total amount is NT$2,337 (tax included). Please click the PayPal link to complete the payment. Thank you!

以下は、南湖大山ルートおよび聖稜線ルートの申請手数料のお支払いリンクです。合計金額は NT$2,337(税込) です。PayPalのリンクをクリックしてお支払いを完了してください。よろしくお願いいたします。

リンクをクリックすると、PayPalの決済画面が開き、クレジットカードでの支払いが可能でした。

料金の内訳と料金体系

(2026年1月時点 為替レート:NT$1=約4.9円)

基本料金

1ルートあたり:NT$920(約4,508円)

私は南湖大山ルートと聖稜線ルートの2つを申請したので、下記の金額となりました。

NT$920 × 2ルート = NT$1,840(約9,016円)

人数が増えた場合の追加料金

同じルートを複数人で申請する場合、2人目以降は追加料金が発生します。

追加1人につき:NT$500(約2,450円)

例えば、2人で同じルートを申請する場合は、下記の計算になります。

(基本料金 NT$920)+(追加1人 NT$500)

手数料について

上記の申請代行料金に対して、台湾の営業税、法人所得税、事務手数料などを合わせた27%の手数料が加算されます。今回の私のケースでの合計金額は以下となりました。

NT$1,840(2ルート分の申請代行料金) × 1.27(手数料27%)=NT$2,337(約11,451円)

オプション例:登山口への送迎シャトルサービス

登山口へのシャトルサービスを利用する際の料金は「出発地点」と「登山口」によって変動します。

値段の例をミアサンに尋ねてみたところ、台北駅(Taipei Main Station)からクルマでおよそ3時間の距離にある南湖大山の北一段ルートの勝光登山口まで利用すると、NT$17,800(約87,220円)でした。

乗車人数は最大8人。割り勘も可能なので、何人かで相乗りすると安く済みます。他にもオプションでガイドをつけたり、寝袋をレンタルできたり、希望することはすべてメールで伝えれば申し込むことができます。

小屋に常置してあるレンタルの寝袋。

実際に使ってみて

今回、パーミッション取得代行サービスを利用して感じたことは「いつでも迅速に細かいことまで答えてくれて、安心できる。仲間のように考えて真摯に対応してくれる」ということです。

記事に載せているメールのやり取りは、ほんの一部です。実際にはもっとたくさんのやり取りをしましたが、返信はいつも速くて丁寧でした。

フォーム申請から実際のパーミッション申請まで時間が空いた分、進捗が見えづらく、やきもきする時間もありましたが、「不安なことや分からないことはなんでも聞いてね」と言ってくれました。問い合わせれば真摯に答えてくれ、申請から承認まで一つひとつ丁寧に進めてくれていました。

特に、出国日に警報が発令された時は、スピード感のあるやり取りができて、とても助かりました。最新情報を素早く共有してくれ、判断に必要な材料を過不足なく伝えてくれたので、登山者の安全を最優先に考えていることを実感しました。

海外の山で、状況が刻々と変わるなか、確実な情報をすべて自分ひとりで追いかけるのは決して簡単ではありません。もし自分ひとりだったら誰にも聞けず、どうしたら良いのか分からなかったと思います。

試しに公式のHike Smart Taiwan Serviceから申請フォームも入力してみましたが、中国語ではやっぱり難しかったです。労力がかかり、正しくできているのかも分からず、なかなか進みませんでした。一方で、山と道のパーミッション取得代行サービスでは、ミアサンがややこしいことをすべて引き受けて確実に進めてくれるので、本当に助かりました。

南湖大山の景色。

台湾の登山はパーミッション取得だけではなく、日程も宿泊場所も宿泊方法も事前に申請が必要なので、計画通りに実行できなければ登山不可能になるのではないか、という不安もありました。しかし、実際には登山者の安全を第一に、登山ルールが柔軟に運用されていることも現地へ行って分かりました。

台風という予期せぬ事態により、たくさんの計画変更をした台湾旅でしたが、結果として台湾の山の魅力をたっぷりと味わう素晴らしい体験となりました。山行の様子は下記のトレイルログからご覧ください。

この記事が、みなさんの台湾登山への手助けになりますように!

台湾では素敵な出会いもたくさんでした!

永井絢菜

永井絢菜

山と道 京都スタッフ。 前職は看護師。学生時代から旅が好きで自然を求めてバックパッカーの旅をしていた。その中で山登りにはまり、看護師の傍ら山に登りまくっていた。仕事を辞めて海外 × トレッキングの旅に出たいと思い、退職後アメリカのジョン・ミューア・トレイルやチリのパタゴニアトレッキングをはじめ、カナダ・南米を中心に山を求めて旅をした。その中で日本の山は素晴らしいということを再認識し帰国後山と道スタッフに。走ることも好きでトレイルランニングも楽しんでいる。山を歩いている時間が好きなので必ずしも頂上には登らなくてもいい。