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- UL Pad 15+
¥5,060 − ¥9,240
- はじめに
- サイズ
- 選べる3種類のサイズ
- スペック
- 制作ノート
- 機能とデザイン
- 圧倒的な軽さと信頼できる暖かさ
- 軽さと耐久性のトレードオフ
- UL Padシリーズのラインナップ
- UL Padシリーズの厚みとR値
- 使い方のアイデア
- スリーピングパッドを組み合わせる
- サポート
- 使用上のご注意
- 製品ケアについて
はじめに
軽さと保温性を両立したスタンダード
超軽量かつ保温性の高いXLPEフォームの表面にシボ加工を施して強度を上げ、1cm厚だったUL Pad 15から1.3cmへと厚みを増したことで、重さは若干増したもののクッション性とR値(暖かさの指標)も向上。
同レベルのR値(2.0)を持つクローズセルタイプのマットと比べても半分以下の重量を実現した、軽さ、暖かさ、耐久性のバランスに優れたULスリーピングマットのスタンダード。
サイズ
選べる3種類のサイズ
UL Pad 15+は幅50cm x 長さ100cm、175cm、200cmの3サイズ展開です。カッターなどで簡単に切断できます*ので、必要に応じてカットしてお使いください。
200cmから例えば30cmを分割すると170cm x 50cmの全身用パッドと30cm x 50cmのエクストラパッドとなり、バックパックの背面パッドとして使ったり、休憩時に座布団として使ったり、底冷えする時には腰周辺に重ねたりできます。
200cmを半分で切れば2枚の100cmのUL Pad 15+になり、友人や家族でシェアしたり、2枚重ねて使用したりもできます。
*切断するときはしっかりと定規で押さえて一気に切ってください。何度も切り込みを入れると切断面が汚くなります。
100cm (113g)
175cm (198g)
200cm (226g)
スペック
Made in Kanagawa, Japan
Material:XLPE
Weight:
113g (100cm)
198g (175cm)
226g (200cm)
Size:
100cm x 50cm x 1.3cm (S)
175cm x 50cm x 1.3cm (L)
200cm x 50cm x 1.3cm (XL)
R Value:2.0
制作ノート
山と道のスタンダード
UL Pad 15の制作ノートでも書いたように、このスリーピングパッドができるまでには奇跡のような出来事がたくさんあった。
ただ、UL Pad 15は超軽量で暖かいことは確かなのだけれど、強度が低いことは否めず、バックパックに筒状に入れて使うと取り出すときなどに破けてしまったり、地面がでこぼこしている場所では背中にダイレクトに岩や木の根などの感触を感じながら眠るときもあった。
UL Pad 15は1cm厚のスリーピングパッドとしては世界最軽量であり、その並外れた軽さにより様々な使い道と存在意義のあるピーキーなスリーピングパッドだけど、もう少し重くてもアルプスや渓流沿いなどの岩がゴツゴツしたテント場で気持ちよく眠れたり、少々手荒に扱っても破れないスリーピングパッドを作ろうと思った。
結果、1.5cm厚のXLVAフォームの両目にシボ加工(熱プレス処理)を施して1mmづつ溶かし固め、1.3cm厚にすることにより表面の強度と耐久性、クッション性を高め、保温力も30%上がったUL Pad 15+が完成した。
重量はUL Pad 15から3割近く重くなったけれど、耐久性、断熱性、軽量性のバランスが取れた、万人にお勧めできる山と道のスタンダードなスリーピングパッドができあがった。
僕は厳冬期から春にかけての雪山ではUL Pad 15+で寝ているけれど、寒くて眠れなかったことはない。
機能とデザイン
圧倒的な軽さと信頼できる暖かさ
UL Pad 15+と代表的なスリーピングマットの製品別重量を比較しました(2024年6月1日現在)。インフレータブルマットやエアマットはもちろん、同じクローズドセルマットと比べても重量的に大きなアドバンテージを持ちます。また、UL Pad 15+はスリーピングマットの暖かさの指標となるR値も2.0と他社のクローズドセルマットと同程度で、重量に対する暖かさにも非常に優れていることがわかります。
軽さと耐久性のトレードオフ
UL Pad 15+の素材には保温材としても使われる断熱性の非常に高いXLPEフォームを使用しています。
XLPEフォームは非吸水性の独立気泡素材なため、雪や濡れた地面の上でも水分が浸透しないことも大きな特徴で(素材表面に水が染み込むことはあります)、化学発泡剤を使用していないため、環境に対しても低汚染な素材です。
UL Pad 15+は厚さ1.5cmのXLPEフォームを両面シボ加工(熱プレス)することにより、素材表面をそれぞれ1mmずつ溶かし固め、1.3cmまで圧縮しています。それによりUL Pad 15の弱点であった耐久性、クッション性を高め、断熱性も約30%向上しました。
シボ加工によりUL Pad 15に比べ耐久性は高まったものの、他社のクローズドセルマットの代表的製品の耐久性には依然及びません。ともあれ、たとえ表面に傷がついても断熱性能が落ちるわけではなく、それ故にそれらの半分以上の軽量性を実現していること、ご理解の上で使用してください。
左がUL Pad 15、右がUL Pad 15+の表面です。素材は同一ですが表面のシボ加工により風合いが異なります。
UL Padシリーズのラインナップ
UL Padシリーズには、UL Pad 15、UL Pad 15+、Minimalist Padの3種類があり、それぞれ異なる環境や気温・季節に応じて選ぶことができます。
※暖かさや快適性には個人差がありますので、ご使用の際はご自身の体感や使用状況に合わせて選択してください。
UL Padシリーズの厚みとR値
R値は数値が高いほど暖かいことを示し、季節や外気温に応じて推奨される数値があります。「ATSMF3340-18」の規格策定をリードしたカスケードデザイン社(スリーピングパッド専門ブランドのサーマレストを配下に抱える)の提案では、R値1〜2が夏山、R値2~4が春山から秋山までの3シーズン、R値4〜6が冬山、それ以上が高所や極地までに対応するとされています*。
JOURNALの記事「スリーピングパッドのR値ランキングを見る」では、スリーピングパッドのタイプごとの特徴や断熱性やなど、様々な評価基準をもとに詳しく解説しています。これからのスリーピングパッド選びの参考に、ぜひご活用ください。
*快適に過ごすことのできる温度帯には個人差があります。
使い方のアイデア
スリーピングパッドを組み合わせる
スリーピングパッドの暖かさの指標となるR値は加算できるため、R値2.0のUL Pad 15+を2枚重ねるとR値4.0のマットと同等の暖かさになります。わずか113g(100cm)と、それ以前のクローズドセルマットの半分以下の重さのUL Pad 15+であれば、他のスリーピングパッドとの組み合わせを積極的に行えます。
クローズドセルマットと組み合わせる
1. UL Pad 15との組み合わせ
100cmのUL Pad 15+(113g – R値2.0)とUL Pad 15(75g – R値1.4)と組み合わせることで、冬季使用も積極的に行える最大R値3.4のスリーピングマットを188gで携行できます。同等の暖かさ(R値3.2)を持つインフレータブルタイプの代表的モデルサーマレスト・プロライトプラスは450g(119cm)なので、半分以下の重量で同等以上のR値です。
2. UL Pad 15+2枚の組み合わせ
100cmのUL Pad 15+を2枚組み合わせるとR値4.0、合計重量226gとなり、同じクローズドセルタイプの代表的モデルであるサーマレスト・ZライトソルS(R値2.0 – 290g)よりも軽量で、保温性の高いインサレーション入りエアマット並のR値になります。
3. Minimalist Padとの組み合わせ
100cmのUL Pad 15+(113g – R値2.0)とMinimalist Pad(53g – R値0.7)を組み合わせることで、R値2.7のスリーピングマットを166gで携行できます。同等の暖かさ(R値2.7)を持つニーモのオラショートマミー(122cm)は375gなので、半分以下の重量で同じR値です。また、腰部だけを重ねて敷けば166gで腰部の保温性の高い(足元はやや寒い)全身用のスリーピングマットになります。
エアマットと組み合わせる
1. ネオエアウーバーライトとの組み合わせ
軽量でコンパクトに収納できるエアマットとの組み合わせは、パンク対策の面でも有効です。エアマットの中でも一際軽量なサーマレスト・ネオエアウーバーライトR(R値1.7 – 250g)と合わせると、最大R値3.7、合計363g(UL Pad 15+が100cmの場合)で厳冬期の使用も視野に入る組み合わせになります。
2. ネオエアXライトNXTとの組み合わせ
さらに保温性の高いサーマレスト・ネオエアXライトNXT RS(R値4.5 – 326g)の下にUL Pad 15+の175cm(198g)を敷くことで、R値6.5で総重量は524gとなり、多くのインサレーション入りエアマットよりも保温性の面でも軽量性の面でもスペックの高い厳冬期も使用できるシステムを組むことができます。
サポート
使用上のご注意
超軽量のため、風で飛ばされないようご注意ください。数多くのハイカーが山で風に飛ばされています。
- 使いこなすには眠る場所の選択(沢や稜線など岩場での使用は不向きです)や取扱いに一定の配慮が必要です。
- 素材が滑りにくいため、バックパックのフレームとして使用される際に無理な力がかかりやすくなります。
- 強く引っ張ったり押し込むと破損しやすくなります。
- 素材表面に傷や使用した跡が残ります。
- 雪山では、他のマットレスとの併用(レイヤリング)をご検討ください。
- より暖かさを求める際には寝袋の中に直接敷くことを推奨します。
製品ケアについて
SUPPORT「製品ケア」をご確認ください
さらに詳しい洗濯や保管方法については、SUPPORT「製品ケア」内、UL Pad Seriesのページで写真を交えて紹介しています。正しくケアを行うことで製品の機能や性能をより長く保つことができますので、ぜひ参考にしていただき、末長くご愛用いただければ幸いです。
お支払いについて
- お支払いはご注文時にお願いします。
- お支払いはクレジットカード、または銀行振込が利用できます。
- クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMEXに対応しています。
- 銀行振込の場合は、注文確認メール到着後5日以内のご入金をお願いします。
- 銀行振込手数料はお客様のご負担となります。
- 領収書は製品発送時に送る発送完了メールに添付されたリンク先からダウンロードをお願いします。
発送について
- ご購入後に注文確認メールをお送りします。
- 決済確認後、3日以内に製品を発送します。
- 大型連休、災害、悪天候、ご注文の集中、ご注文の追加確認等により出荷、配送に遅延が発生する場合があります。
- 製品が発送された時点で発送完了メールをお送りします。
- 別々に注文した製品の同梱発送はできません。
沖縄県・離島を除く全国:佐川急便で発送します。
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沖縄県・離島:ヤマト運輸で発送します。
送料:500円(離島)/950円(沖縄県)