山と道スタッフの推し道具2023
山と道京都編①

2023.09.14

みんな大好き山道具! ということで、山と道直営店スタッフの推し道具を紹介していく企画の第3弾、前回までの山と道材木座編に続き、今回からは山と道京都編へと突入です。

今回はYouTuber「みそしるえがお」としても活動するスタッフ久保田の彼らしく肩の力の抜けた推し道具に始まり、その久保田の動画を見つつ現在UL修行中の新人安藤のトレランアイテム、そして世界を股にかけるハイキング女子、永井の驚愕のOnly Hood活用法まで、今回もそれぞれの個性溢れる推し道具が出揃いました。

感心するもよし、呆れるもよし。十人十色の山道具話にどうぞ今回もお付き合いください!

取材/写真/文:三田正明
協力:李生美

【山と道スタッフの推し道具2023 山と道材木座編】

山と道京都の面々

山と道京都スタッフ:上段左より山本暁洋、久保田綾、馬渕亮太、安藤優作、下段左より庄司真弓、永井絢菜

久保田稜の推し道具

久保田稜 山と道 京都スタッフ。滋賀県大津市出身。滋賀を愛する一児の父。山と滋賀のYouTubeチャンネル「みそしるえがお」を運営。保育の専門学校を卒業後、保育園や児童療育施設に勤務。自転車で日本一周したことがきっかけとなり、北海道で酪農を志し住民票を移したことも。学生の頃からキャンプを楽しんでいたが、荷物の多さに疲れたことを機にハイキングに親しみ始める。山を歩いている最中、荷物の重さから転倒しそうになり、軽量化やミニマリズム傾倒。滋賀一周トレイルを24日かけて歩くなど、限られたモノで数日過ごすことに魅力を感じている。少ない支出で余暇を大切に暮らせるよう、日々探求中。

キャンパーからULハイキングの世界へ

ーーでは自己紹介からお願いします。

はい。山と道京都の久保田稜です。店ではりょう君と呼ばれてます。

ーーあと他にも呼び名があるよね。

a.k.a.みそしるえがおです(笑)。

ーー「みそしるえがお」さん、カリスマYouTuberでございますが。

(笑)。いや、カリスマの「カ」もいってないですよ。

ーーまたまた。「カリ」くらいはいってるんじゃないの?

では「カリYouTuber」もやらせてもらってます(笑)。

ーーりょう君は山にはどのくらい登っているの?

初めて山に行ったのは10年前ぐらいで、初登山で友達がバーナーでラーメン作ってくれて。でも、そこで山ではなくギアにハマってオートキャンプをやり始めたんです。結構がっつりいろんな道具とか大型テントも揃えて、クルマでキャンプ場行くっていうのをやってました。でもそれがだんだん、せっかくキャンプに来てるのに、大型テントの中にストーブ入れて、ひとりやのに椅子を2個並べてとか、「何してんねんやろうな」ってなってきて。

ーー確かにそれは虚しい(笑)。

着いてもたまに川に石切りしに行くくらいで基本座ってるだけだし、だんだんアホらしくなってきたんです。その時に、趣味の9割がキャンプやとしたら並行して1割ぐらいが山で。その1割がどんどん膨らんでいって、キャンプと登山の比重が五分五分ぐらいになってきた時に、北アルプスに友達と初めて行って。景色がやっぱり全然違うんで、そこでハマりましたね。それまで鈴鹿とか比良山とかばっかりだったんで。

ーー「今までキャンプしてた場所は何だったんだ⁉︎」みたいなね。

しかも「この荷物で行けるのか!」「荷物を軽自動車に積まなくても行けるやん!」ってのがわかって。

ーーキャンプなんか山の上でしちゃったら、麓でするもんじゃねえみたいになっちゃうもんね。

そうなんですよ。しかもその時って、山のテン場ってアルプスでも1泊1000円とかだったんで、「山の上は安いし、人力やし、かっこいいし、最高やな!」ってなって。そっから普通のハイキングをするようになり、1泊2日で17kgくらい持って行ってたんですけど、5年前ぐらいに白馬岳に行った時に、大雪渓の手前で軽アイゼン付けたら、荷物の重さで倒れそうになったんです。これは危ないなって思って軽量化を始めて。その時にちょうど山食音(山と道京都以前の京都の直営店)が近くにあったんで、山と道のTHREEを買わせてもらったのが、ULハイキングを始めたきっかけです。

ーー山と道にはどういうきっかけでジョインしたの?

入ったのはちょうど1年前なんですけど、その前は保育関係の仕事をしていて、お客さんとして山食音に通ってました。そこでいま一緒に働いてる京都スタッフの庄司さんとプライベートで山に行った時に、「今ちょっと人手が足りてなくて、りょう君働いてみない?」となり、「ちょうど僕も仕事辞めようかなと思ってたんすよ!」って。

ーーじゃあ山食音で人生がちょっと変わった感じなんだね。じゃあそんなりょう君に推し道具を紹介していってもらいましょうか。

はい。ひとつ目は、トライテンシルのミニの方ですね。

① Tritensil - Mini

2ヶ月ぐらい前に買ったんですけど、それまで某社の定番の先割れスプーンを4年ぐらい使ってたんですよ。

ーーあのプラの中折れのやつね。

とくに不満もなく使ってたんですけど、失くしちゃって。で、どうしようと思った時に周りでこれを使ってる人もいたんで、1回ちょっと試してみようと買ったんですけど。これ買った瞬間、先割れスプーンがストレスやったってのがわかりました。

ーーどこら辺がストレスだったの?

やっぱり先割れスプーンってスプーンとして70点、フォークとして60点みたいにどっちつかずだと思うんですけど、トライテンシルは分かれてるんで、やっぱり麺類をしっかりすくえる。麺の時は100%フォーク、ご飯の時は100%スプーンで使えて、実はナイフも付いてるんでバゲット持ってたりしても切れたりとか。あとは友達がカトラリーを忘れた時に僕が米で相手が麺やったらどちらか貸せたりとかするんで、それもいいなって。長さを変えられるのもちょっと深めの器を使う時は便利ですね。

フォークとスプーンに分離し、スプーンの反対側はナイフになっている。合体時は柄の長さを調整できる。

ーーフォークとかスプーンが持つ方についてるのは、そんなに気にならない?

油もん食べた後の2日目の食事とかで切り替える時は若干気になるんすけど、その時は体も汚れてきてるんで、やっぱりあんまり気にならないですね(笑)。

ーーじゃあこれはもうノーストレスって感じか。

今んとこ。ただ、仕舞寸法がちょっと長いかな。できればクッカーの中に収納したいんですけど、それでも今まで使ってきた中では、いちばんストレスが少ないです。安定感もあるし。そんなにストレスに感じてなかったことがストレスやったんやってわかったぐらい、なんか使いやすいですね。

ーーでは次は?

このモンベルのトレッキングアンブレラです。

② Montbell - Trekking Umbrella 50

ハイキングで傘を始めて使ったのは石鎚山系の瓶ヶ森の樹林帯だったんですけど、ユニクロの折り畳み傘でもやっぱ全然蒸れがないんで快適だし、一般登山道で傘がすげえ邪魔になるとこって、実はそんなに少ない気がして。

ーーそうなんだよね。

なんで、傘はいいなと思ってて。シックスムーンデザインのシルバーの長い方を買ったんですよ。あれもいいんですけど、バックパックより長いんで枝に引っかかったりとか、使ってない時の存在感が結構嫌だなって。で、奥さんがこれを普段用で持ってたんで、「ちょっとこれ1回貸して」って言って使ったら、ユニクロより重さ半分ぐらいですごく振りやすいし、閉じるとこの長さなので、邪魔にならない。そっからずっと借りっぱなしで、我が物顔で使ってるんすけど。こないだの南アルプスでも使いました。

ーー南アルプスを全山縦走したんだよね。

山と道のUL All-weather Jacketと併用で使ったんですけど、標高2500mあたりの樹林帯で、結構雨も降ってて、雨粒は強いけど横風はそんなに入らないみたいな状況のトレイルが結構多くて。その時に最初UL All-weather Jacket1枚で歩いてたんですけど、やっぱりザックの背面とかショルダーの圧がかかるとこから中がびしょびしょになっちゃって、やっぱり背中守らなあかんなと。そこから4日連続で雨降ったんですけど、途中からはもうUL All-weather Jacketと傘を併用もしくはAll-weatherなしで傘を使うことで、腕と足は濡れるけど、テン場着いてもすぐに着替えたいと思うほどには濡れなくて。

広げても必要最低限なサイズ感。

ーーその傘は風は大丈夫だった?

樹林帯が多かったんで、幸い風はそんなに強くなかったですね。稜線ではもう傘閉じてました。でも、傘がないとその4日間毎日びしょびしょに濡れる事態が起こりえたんで、今回の存在感はすごかったですね。

ーー雨具はなんだかんだ言って傘が最強かもしれないよね。実際、世の中でも雨ガッパより傘の方が圧倒的に広く使われてるわけだし。

とくにUL All-weather シリーズは通気性はあるけど耐水圧は低いんで、それを補うギアとしてもいいんちゃうかなと思いましたね。あとやっぱテン場とか着いてもちょっとトイレ行く時とか、濡れたレインを着るのも結構嫌なんで。

ーーこの大きさだったらとりあえずお守りとしても持ち歩けるしね。自分も昔持ってたんだけど、小さすぎて速攻で無くして、それがショックで今だに買い直してない(笑)。

僕も奥さんに返してって言われて買い換えるなら、エバニューの76gの傘もありですね。そっちは軽いぶん骨組が5本なんですけど、モンベルは6本なんで安定感がある。

ーーやっぱもう1回買ってみようかな。では次は?

はい。このハイテイルデザインのウルトラライトファニーパックです。

③ High Tail Designs - The Ultralight Fanny Pack "Low Poly"

これは去年、滋賀一周トレイルを24日かけて歩いたんすけど、なんかその時、行く前にあんまりモチベーションが上がらなかったんです。なんでやろと思ったら、多分家の近所のよく知っている山を歩くというのが理由だと思って。

ーーだいたいどんな場所かはわかってるわけだもんね。

そうなんですよ。基本、地元の県境やし。で、気分を上げるためになんかちょっと新しいもの持って行こうと思って、気になってたこれを買って持って行ったんですけど、それからはずっと使ってます。モバイルバッテリーとか貴重品とか、化粧水とかライターの予備とか、結構その時々によって入れてるものバラバラなんですけど、やっぱりこの絶妙なサイズ感が良くて。

山と道JOURNALSでも連載中のイラストレーター、河戸良佑さんのイラストがプリントされている。

ーーちょいちっちゃめだよね。ウエストポーチってもうちょっとだけ大きいのが多いかも。

ちっちゃいんですけど、『山と高原地図』もちょうど入るんですよ。全然これで不満は無いというか。基本、丸1日つけることはなくて行動中はザックの中に入れるんですけど、テン場とか、行きの電車とかはずっとつけてます。なんで位置付けとしては防水の貴重品入れですね。生地がDCFでハリがあるんで、重たいもん入れてもそんなにクタッと落ちないのもいいです。内側もさりげなく2機室になってて、ここにラーメン屋のポイントカード入れてるんですけど、いつも入れてること忘れて、ポイントもらいそびれるぐらいさりげない。そんなさりげなさも良いです。

ラーメン屋のポイントカードを入れていることを忘れるほどさりげない内ポケット。

ーー内側にプリントしてあるのも洒落てるよね。次はこのナップサック?

はい。これはエクスペドのスプラッシュ15ですね。ほんまに小学校の家庭科の授業で作ったナップサックを思い出すぐらいのシンプルな見た目なんですけど。

④ Exped - Splash 15

ーー防水性はあるの?

はい。これはもともとドライバッグなんでシーム処理もされてます。使い方としては、パッキングの時にまず山と道のPack Linerにシュラフとかインサレーションとか着替えとか、あんまり行動中に使わなそうなやつはひとまとめにしてザックの底に入れるんですけど、その上の2段目がごちゃつくというか、クッカーとかレインウェアとか食料とかが入り混じってることがよくあると思うんですけど、1回これにそれらをまとめて入れてパッキングしてみたら結構よくて。荷物の出し入れする時もこの中で見ればいいんでストレスが少ないんですよ。なおかつ防水なんで、雨降ってきても、こいつに入れとけばザックの中ならまず濡れない。あとはテン場着いた時とか、ちょっと温泉行く時とか、アタックザックとして使ったりとか。あとはテントの中ってごちゃつくんすけど、この中にぶっこんじゃえばすっきりする。

ーーとりあえず何か探す時は、このなかを見るみたいなね。

そうなんですよ。いろいろ使えるし、結構軽いんで。

ーーザックの中身がふたつになるみたいなね。

ザックの中がAとBみたいな感じになって、すっきりしますね。

このように使うと荷物を探す時にザックの底までひっくり返さなくともよい。

ーー材木座編のモスの推し道具の所でも話したんだけど、自分もZパックスのフードバッグをそんなふうに使ってる。あれにもう食料から調理器具から電子機器まで全部入れちゃって、あとは寝袋とダウンを入れたスタッフサックと着替えを入れたスタッフサックとで、ザックの中を3層構造みたいにして。ザックの中に細々としたスタッフサックがいくつも入ってると面倒くさい。でっかくてポケットいっぱいあるザックだったら、いろいろ小分けにしてもいいかもしれないけど。

わかります。なので結構これは気に入ってますね。

ーーナップザックとしても使えるのもいいね。いや、それが普通の使い方か(笑)。

ナップザックとしては15Lの容量。

しかもこれ4600円とかなんで、このチープ感もいいですね。

ーーで、最後がクッカー、というよりこのスタッキングも含めての紹介かな?

そうですね。まずクッカーがジンダイジ・マウンテン・ワークスのヒルビリーポットです。

⑤ Jindaiji Mountain Works - Hillbilly Pot 550

元々軽量化を始めた時に最初に買ったクッカーがエバニューのチタンパスタもクッカーSで。

ーーパスタ茹でた時用にお湯切りが付いてるやつだよね。

付いてるやつ。あと注ぎ口も付いてて、ハンドルも結構しっかりホールドしやすい形ですげえ気に入ってたんですけど、750mlでちょっと大きくて。スタッキングしても余白が大きくて、中でギアが揺れちゃったりしたんです。で、どうせもっと小さいの買うんやったらノーハンドルにしてみようと思って買ったのが、このヒルビリーポット。そこにトークスのハンドルなしのチタンクッカーが、ピタッとハマると友人に聞いて買ってみたんです。どっちも550mlなんですけど、ほんまにちょうどピタッとハマるんですよ。で、さらに中にミュニークの風防兼五徳を入れてるんですけど、これもぴったりで。

トークスの550mlのチタンクッカーとミュニークのXメッシュストーブ(Lサイズ)がぴったりとスタッキングできる。

ーーストーブはこれ?

はい。友達が作ってくれました。「このカンカンでカーボンフェルトストーブ作ろうと思ってアマゾンで買ったら24個単位でしか売ってなくて、大量にあるから作ってあげるわ!」って。

友人が作ってくれたカーボンフェルトストーブ。とはいえ缶に細くカットしたカーボンフェルトを敷き詰めただけのもの。

ーーあとはフォールダーカップと燃料ボトルとライターってスタッキングね。このミニュークの風防はどう?

いいですよ。径も変えられて安定感もあるし、風を防ぎつつ空気も入れてくれるんで、燃焼効率も悪くないから。でも唯一欠点が、冷めにくいんですよね。

ーーお湯を沸かしたあといつまでも熱い?

そうなんです。だから急いで出発したい時はちょっと。でも基本、テン場以外ではお湯沸かして食事摂らないんで。

ーーじゃあ朝、出発直前にコーヒー飲んだりすると、撤収しようと思ってもまだ熱い。

なんで起きたら早めに沸かしといて、すぐ飲んでます(笑)。でもこれぐらいキリっとしてた方が安定感もあって、転倒もないですし、このクッカーの径とちょうど相性もいいなと思って。

これらすべてがクッカーに収納されている。

ーーもうこれで落ち着いてる感じ?

これでなんでもできちゃってる感じです。スタッキングもあんまり興味なかったんすけど、やってみると楽しいなって。ヒルビリーポットがアルミでトークスがチタンなんで、米炊きはヒルビリーでやって、湯沸かしはトークスの方でやってとか。基本ヒルビリーポットは汚していいようにしてて、内側のトークスは汚さないようにしてます。なんで袋麺する時はヒルビリーで。

ーーで、食後はそのまま入れちゃうわけ?

そのまま拭かずに入れちゃう。

ーーでもそれだとトークスの外側汚れんじゃん。

汚れるんですけど、外側なんで(笑)。家の外壁が汚れてもまあええわっていう。

ーークルマのボディがいくら汚れてもいいっていう考え方ね(笑)。

中がきれいだったら、問題ないかな(笑)

ーーハンドルは使わないの?

結局持てればいいんで、もう何もつけてないですね。アルミはやっぱ熱伝導が良くてしばらく持てないんで、そういう時は手袋とか手ぬぐいとかLight Alpha Tightsとか、その辺にある布を巻いて食べてます。

ーーありがとう。みそしるえがおワールドを存分に感じさせてもらいました(笑)。

安藤優作の推し道具

安藤 優作 山と道 京都スタッフ。「サウナの梅湯」等運営している『ゆとなみ社』在籍中に山と道京都のレセプションパーティーにて代表夏目に口説かれ入社。以前よりMINI2のメッシュ部分が気に入り所持していたが、日帰り登山経験はあるもののメインアクティビティはランニングやトレイルランニングのためULハイクは日々勉強中。2.3年後にはULTRA-TRAIL Mt.FUJIに出場したいと目論み、大阪・京都を拠点とするランニングチーム『HAR』でも活動中。よく東南アジアの方と間違われるが生粋の日本人(愛知県名古屋市出身)。ニックネームは「アンディ」

元銭湯スタッフのトレイルランナー

ーーまず軽く自己紹介からお願いします!

はい。山と道京都スタッフの安藤です。皆さんからはアンディと呼ばれてます。よろしくお願いします。

ーーよろしくお願いします。アンディ君はスタッフ歴はどれくらいですか。

いま3ヶ月目です。京都スタッフの馬渕と同期です。登山歴は2年なんですけど、まだテン泊もしてないですし、ずっとランニングやトレイルランをメインでやってたので、山と道のスタッフの中では異色の立ち位置になるのかなと。で、今回はその中の道具選びをしてみました。

ーーやっぱ京都はトレランと相性がいいの?

いいですね。近所に京都一周トレイルっていう70キロあるトレイルがあったり、大会でも使われる比叡山があったり、ちょっと西の方に行けば、火の神様がいる愛宕山があったり、比較的すっと山に入れます。

ーー京都は南以外は全部山に囲まれてるもんね。

そうですね。隣の滋賀にも良い山がいっぱいあるので、走るには結構便利な土地かなと思ってます。

ーー山と道に入ったきっかけは何だったんだっけ?

それが実は山と道京都がオープンした時のレセプションパーティーなんです。元々京都のお店のすぐ近所にある銭湯で働いてて。

ーーサウナの梅湯っていう、京都のサウナーの聖地みたいな銭湯で働いてたんだよね。

サウナの梅湯を経営している会社に勤務していたんですが、山と道が京都店オープンの時に梅湯に鏡広告を出していただいたんです。それがきっかけでおそらくレセプションパーティーに呼ばれたと思うんですけど。

ーー梅湯を代表して参加したわけね。

で、レセプションパーティーに参加してるうちに、代表の夏目さんに「一緒に働こうよ」と声をかけられて。元々夏目さんのことも知らなかったので、まさかって感じでしたけど。

ーーじゃあ山と道も知らなかったの?

2年前から登山を始めて、バックパックどうしようかなって考えた時に、山と道のMINI2を山食音で買ったんです。あと、ずっと京都スタッフのりょう君の「みそしるえがお」のYouTubeを見て参考にして登山行ってたって感じですね。道具選びもりょう君のほぼパクリで、買える金額のものばっかですけど。

ーー「みそしるチルドレン」として現在に至ると。じゃあそんなアンディ君のひとつめは?

まずはシューズで、ナイキのゼガマです。

① Nike - Segama

ーーこれは、ナイキの厚底のトレランシューズだね。

はい。で、フェアリートレイルっていう滋賀のトレイルの大会に出ることになって、元々膝にちょっと不安があったので、多少クッション性があった方がいいなっていうので、買ってみたんです。あとデザインもかっこいいし。

クッション性に優れたズームXミッドソールを搭載。

ーーどうでした?

試走から履いたんですけど、やっぱりナイキってちょっとソールのグリップ力が弱いんですよ。なので、やっぱり滑りはしたんですけど、元々フェアリートレイルの難所で激坂があって、そこはメガグリップの靴履いてる人でも滑ってたんで、もうこいつでいいやと思って行ったら、案の定4回ぐらい転倒はしたんですけど(笑)。ただ、やっぱりクッション性がいいので、初めてのトレイルの大会だったんですが完走できました。

ソールパターン。

ーー何kmのレースだったの?

40kmです。思っていたタイムでは走れました。もう1足持ってるのがカーボンが入ってるシューズなんですけど、それで走ってたら多分リタイヤしてたかもしれない。

ーーカーボンは速いけどやっぱ足にダメージ来る? 

長く走るとやっぱり来ます。でもゼガマはかなりプロテクトが効いていて、このおかげで完走できたって言っても過言ではないかなという感じで。元々ナイキは幅が狭めで足に合わなかったんですけど、ゼガマに関しては幅が広くて甲が高くて、割と広めにできてるなと思います。

ーーで、お次が?

山と道製品なんですけど、DF Mesh Merino Sleevelessです。

② 山と道 - DF Mesh Merino Sleeveless

僕は元々トレイルでは化繊のベースレイヤーを着てたんですけど、行動中は全然匂いが気にならなくても、休憩した時とか乾いた時の匂いがすごく嫌で。

ーーそうだよね。

化繊は乾きが速いぶん臭いがさらにきつくて、どうにかならないかなって思った時に、山と道で働くようになってまず手にしたのがDF Mesh Merino Sleevelessだったんです。見た目ちょっと重そうに見えるんですけど、着たらもう全然化繊と変わらないくらい軽いし、実際トレイルへ行った時も、やっぱり臭いが全く気にならなくて感動しました。あと乾きも僕は化繊100%よりも速いんじゃないかなって思うぐらいで、今いちばん推してる製品です。

ーー化繊と比べても速く感じる?

僕は。あと乾いた時の嫌な感じがないのが本当にいいですね。またこれブラックなんで、汗じみが目立たないのもいいんですよ。

ーーなるほどね。

表地と裏地で構造の異なるメッシュ構造で汗を素早く乾かしてくれる。

あと、乾いた時の汗の塩とかもなぜか出ないんですよね。

ーーコットンとか化繊って、汗が乾いた後に塩みたいに残ってそれが不快なんだけど、なぜかメリノってそれがないんだよね。

それにびっくりしました。

ーーあの汗はどこに行っちゃうんだろうと思うんだけど。

どこに飛んでったんだろうって思いますよね。

ーーでも汗は匂わないだけでどこにも行ってない筈なんだけどね。

残ってますよね。

ーーでも山と道入ったら、もうメリノの世界では貴族みたいなもんなんで。

もうメリノばっかりになっちゃいますね。

ーー自分も毎日ほぼメリノだから、たまにコットンとか着ると違和感がすごい(笑)。

今までこんなん着てよく生活できたなって(笑)。普段から汗の心配がほんと減って、着替え持っていかなきゃとか、そういうのがなくなりましたね。

ーーで、お次もトレラン系だね。

はい。パーゴワークスのラッシュ20です。

③ Paago Works - Rush 20

元々は日帰り登山にずっとMINI2で行ってたんですけど、やっぱり日帰りだと容量がちょっと大きいので、15Lから20Lくらいのやつが欲しいなって思ってたんです。

ーー荷物が少なくても走れるやつね。

そんな時に出会ったのがラッシュで。前のモデルよりかなり良くなったっていうのはネットとか使ってる人に聞いていたので、見つけた時に背負ってみたら、荷物がない状態だったんですけど、すごいフィット感が良くて。特に気に入ってるのはボトム部分のポケットがすごい入れやすいし取り出しやすい。

背負ったままでもアクセスしやすいボトムポケット。

ーーこのポケットは貫通してるんだね。

ここに僕は山と道のUL Padとか入れたりとか、あとはUL All-weather Jacketとか、すぐ必要なものを入れて。背負ったままパッと出せるのが良いです。

ーーデザインも面白いよね。トップのポケットもフタ側に気室がついてるのかと思ったら本体側だったり。フロントのポケットも使いやすい?

はい。500mlのペットボトルならもう絶対落ちないです。

それぞれ2機室にわかれたメッシュ素材のショルダーポケット。

ーーなんならこれで1泊2日くらい行けそうだしね。暖かい季節だったら。

極まれば行けちゃいそうですね。

ーーもはや日本のトレランバックを代表する名作だよね。普段もこれ使ってる?

出勤はパソコンも入るのでラッシュ20です。日帰り登山でもやっぱ気持ち良くなって走り出したい時ってあるので、MINI2でも走ろうと思えば走れますけど、やっぱ荷物少ないと暴れちゃうので、そういう時ラッシュで来て良かったって思いますね。

ーーじゃあもうず〜っと使ってる感じだね。では最後は?

マイルストーンのオールユーニードイズメリノボクサーです。

④ Milestone - All you need is…MERINO BOXER

ーーすごい製品名。マイルストーンは最初はヘッドライトのイメージだったけど、最近はトレラン系のアパレルも充実してきてるよね。これはメリノ100%?

メリノ79%でナイロン21%ですね。元々インナー付きのランニングパンツで走ることが多かったんですけど、山と道入ってLight 5-Pocket Shortsを穿くようになって、そうなると下着のパンツを穿かないといけないので、ずっと某大手ブランドのシームレスのパンツを穿いてたんです。シームレスで肌触りは良いんですけど、消臭機能がほぼないので、乾いた時の匂いがもう…

ーーホンワカパッパしてきちゃうんだ。

してきちゃうんで。それどうにかならないかなって思った時にちょうどマイルストーンで出してたんで、薄手だし、これはいいなと思って。

メリノ79%ーナイロン21%の混紡生地を使用。

ーーちょっと前はメリノのパンツってモンベルのスーパーメリノウールトランクスくらいだったけど、最近はブリングのWUNDERWEARとかもあるし、国産でもチョイスがいろいろ出てきたよね。

メリノボクサーについては、このウエストのゴムのぶ厚さはちょっと気になるんすけど。

ーーそこはやっぱり走るのを意識してるからなのかな。

そうですね。でも僕の勝負パンツです、これは。

ーー普段はちょっと恐れ多くて穿けないけど(笑)。

もうこの薄さなんで、穴空いたらショックやなと思いますね。普段は穿けない(笑)。なんで山と道でもメリノの下着を作って欲しいですね。

ーー欲しいよね。では今日はありがとう。今後もよろしくです!

永井絢菜の推し道具

永井 絢菜 山と道 京都スタッフ。前職は看護師。学生時代から旅が好きで自然を求めてバックパッカーの旅をしていた。その中で山登りにはまり、看護師の傍ら山に登りまくっていた。仕事を辞めて海外×トレッキングの旅に出たいと思い、退職後アメリカのジョン・ミューア・トレイルやチリのパタゴニアトレッキングをはじめ、カナダ・南米を中心に山を求めて旅をした。その中で日本の山は素晴らしいということを再認識し帰国後山と道スタッフに。走ることも好きでトレイルランニングも楽しんでいる。山を歩いている時間が好きなので必ずしも頂上には登らなくてもいい。

1年間、海外の山をハイキング

ーーまず自己紹介からお願いします!

山と道京都のスタッフの永井です。あやなんって呼ばれてます。山と道に入社して半年くらいです。山歴は7年目くらいで、海外の山も好きでいろいろ登ってます。

ーー山にハマるきっかけは何かあったの?

きっかけは、元々旅とか冒険が好きで、あとキャンプとかも好きやったんで学生の時にモンベルで働きだしたんですね。そこから少しずつ山に登るようになって、アルプスに行った時にさらにドハマりして、そこからどんどんのめり込んでいきました。

ーーモンベルにいたんだ。

学生時代に少しだけですけど。で、前職では看護師をしてました。山と道のアイテムはずっと愛用してたんで、去年海外旅してていろんな山登ってる時もずっと使ってました。

ーー去年はどんなとこ歩いていたの?

カナダのバンクーバーで短期の語学留学をしていたので、その間は毎週末のようにバンクーバーのいろんな山に登りました。その後、アメリカに移動しジョン・ミューア・トレイルをスルーハイクして、約340kmの大自然を2週間かけて歩きました。リアルな冒険という感じがして、不安もワクワクも全て背負って歩いた経験はかけがえのないものになりましたね。

ーーそれは素晴らしい。

そのあとは南米の色々な山を求めてトレッキング旅をしました。ペルーのマチュピチュトレッキングや、チリのアタカマ砂漠トレイル、パタゴニアのロゴにもなっているアルゼンチンのフィッツロイとか。ボリビアでは6000mの山にチャレンジしました。南米は基本的に標高が高く4000m〜5000mのところを歩いていたのでしっかり高山病も経験しましたね(笑)。そう思うと去年1年はジェットコースターのような1年で楽しかったです!

ーーその辺の話ももっと深掘りしたいところなんだけど、今日は推し道具の話なんで(笑)。じゃあ、そんなあやなんの推し道具を紹介してってもらいましょうか。まず最初、これは?

はい。バッチストーブのBS-H20ハイブリッドシマーストーブです。

① Batch Stovez - BS H-20 Hybrid Simmer stove

中にカーボンフェルトが入ってて、ここにアルコールを垂らして火をつけて、最大15mlのアルコールが入るんですけど、大体とろ火で15分くらいは燃焼します。でもいつも適当に入れてるんで、アルコールが溢れてますね(笑)。

ーーこれは五徳一体型だね。

五徳一体型で19gです。めっちゃ軽い。

ストーブ本体に五徳兼スタンドがついている。

ーーアルコールストーブは結構使ってきたの?

これが初めてのアルコールストーブで買ったのは1年半ぐらい前なんですけど、初めて使った時に五徳が小さすぎて、お湯を沸かしたらバランス崩れて、せっかく沸いたお湯がこぼれちゃったりとかして。やっぱりガスストーブの方が便利やなーと思って一旦離れてたことがあったんですけど、最近もう1回チャレンジしてコツ掴んだら、すごいラクやしもう軽くて。小さいから全部クッカーの中にしまえるし、最近はこれ使ってます。使いこなせるようになったのが嬉しい。この燃料ボトルが60ml入るんで、これ1本あったら何泊もいけますね。

クッカーにもコンパクトに収納可能。

ーーこれで適当にシャシャッとアルコール入れて。

溢れるけど気にせずそのまま使う(笑)。

ーーアルコールストーブもまあカーボンフェルトがラクだよね。

うん、ラク。

ーーだしこれは五徳一体型なのはやっぱいいね。アルコールストーブとか固形燃料ストーブって軽いのはいいんだけど、五徳とか風防とか、細々とした物が増えるのが嫌なんだよね。

五徳無しでいいのはラクです。

ーーそれでふたつめは?

ふたつめは、これと一緒に使っているトークスのチタニウムウインドスクリーン

② Toaks - Titanium Windscreen

ーーこれは折ってるの?

折ってます。バッチストーブならもうこの高さがあればいいから、折って二重にした方が強度も高くなったし、クッカーの大きさに合わせて調節できるので。風防の高さが合ってないと、この取手も熱くなったりするんですよね。

風防はふたつ折りにして背を低くして使用している。

ーー風防の外に出てないとね。

そういうのもコツで。お湯が沸いたら絶対手袋とか手ぬぐいとかでここを持たないと、火傷したりする。あと五徳も小さいんでクッカーずれて落ちちゃったり。だから乗せ方とかが大事やけど、そういうのも楽しみながら使ってます。

クッカーのフタはアルミホイルを愛用。

ーーこのストーブだったら、もっと小さい鍋底のクッカーの方がいいかもしれないね。これは容量600mlくらい?

これは450ml。でもマックスまで入れたら500ml入る。あとはフタはアルミホイル使ってるんですけど、もうこれでばっちりです。

ーーでもこれいちおう上等そうなアルミホイルじゃん。

シェアハウスに住んでるんで、そこから持ってきただけですけど(笑)。いつもこんな感じでお湯沸かしてますね。

ーーじゃあ3つめ。これは女子ならではのアイテムだね。

はい。ソフティモのメイク落としシートです。

③ コーセーコスメポート- ソフティモ メイク落としシート

やっぱり夜はちゃんと化粧落としてオフにしたいので、これまではちっちゃい洗顔料みたいなのを持っていっていたんですけど、山だと水が手に入りづらかったり、洗顔料をあんまり山に流したくなかったりっていうときに、このメイク落としのシート使ったら、メイクを落としたら洗顔にもなるからもうこれ。でもパッケージごと持っていくと重いんで、必要な泊数分だけをこのちっちゃいジップロックに入れて持っていってます。メイク落としと洗顔したらそのままそれで手拭いたり体拭いたりもして。

ーー顔拭いてそのまま体も拭いちゃうんだ(笑)。

もう全部いっちゃいます。これほんまにめっちゃ便利。だから必要な分だけ持っていってますね。

底の浅いジップロックに詰め替えて持ち運ぶ。

ーーこのジップロックのサイズ良いよね。

いい。サイズがちょうどいい。

ーーこれは意外と便利なサイズなんだよね。

めっちゃ便利だし、折りたたむとほんまにちっちゃくなるんで。

ーーメイク落としシートの銘柄にはこだわりがあるの?

私的にはもうこれ一択ですね(笑)。メイク落としシートって拭いた後に肌が乾燥するものも多いんですけど、これは美容液ガッツリなんか知らんけど、そんなに乾燥しない。

ーーアルコールとかが多いと水分がどんどん気発して乾燥しちゃうのかもしれないね。

これは保湿もされるし、メイクも落とせるし、しかも大きさも1枚がそんなに大き過ぎないからいいんですよ。

ーーで、次は山と道アイテム?

最近は山にいく時はOnly Hoodは必ず持っていきますね。

④ 山と道 - Only Hood

髪長かったらそんな気にならないと思うけど、ショートカットなんで、帽子被ると髪型にクセがつきやすいんですよ。

ーーじゃあ帽子は被らないの?

被ってたけどなんかな〜って。しかも帽子がいらない場所では帽子どこにしまおうってなったり。

ーーでも山で帽子いるときはいるもんね。やっぱり。

そうなんですよね。で、なんかいまいち落ち着いてなかった時にOnly Hoodに出会って、これだったらクセがつく問題も解決されるし。

ーーかぶってもふんわりしてるからね。

帽子がいらないときに脱いだ後にどうしようってなっても、Only Hoodやったら首にそのままかけてれば良いし。しかもこの軽さなんで。こないだ首にかけたまま忘れてて、「Only Hoodどこ行った?」ってめっちゃ探し回ったんですよ。そしたらここについてた(笑)。

必要ない時は首にかけておける。

ーーじゃあOnly Hoodを帽子として捉えてるんだね。その目線はいままでなかったな〜。

寝袋で寝る時にも私寒がりなんで、寝袋って閉めても顔だけは開いてるじゃないですか。あそこが寒く感じるんですね。なんでいつもマックス閉めるんですけど、やっぱちょっと開いちゃって寒く感じた時に、今までは顔の上に手ぬぐいをかけたりしてたんですよ。でも「Only Hoodならかぶって反対向きにしたら、手拭いよりいけるやん!」と思って。

ひっくり返すとこの姿。

ーー反対向きに! でも息は苦しくないの?

なんで息苦しい時は上手いことずらして口だけ出したりして。

ーーでも起きた時、目の前が布だと一瞬びっくりしそうだね(笑)。「そういえば昨日の夜、Only Hood逆さにつけて寝てたんだ」って。

でもこれがあるだけで全然違います。なので、夜中に手拭いを探すことがなくなりました。夜に寒かったらかぶってひっくり返すだけでいいから。

ーーこれは良いTIPSを教えてもらいましたね(笑)。じゃあ次いきますか。

はい。次はおすすめというか、昨日買ったばかりのニューギアなんですけど。ライトウェイのピラオムソロタープです。1ポールで建てられるフロアレステント。

⑤ Liteway - Pylaomm Solo Tarp

ーーこれは何gなの?

これは410g。一応シルポリエステルなのかな、生地は。

ーー素材は選べるの?

他にDCF製もあるけどめっちゃ高いです(笑)。

ーーフロアが四角形のピラミッドテントって感じだね。

テントを張るために山と道京都スタッフに協力してもらった。

そうです。プラスでAフレームを買えばトレッキングポール2本建てで居住空間を拡張できるみたいです。

ーーローカスギアのクフの短辺を少し短くしてよりひとり用に特化したみたいなデザインだよね。確かにそういうサイズ感のシェルターが欲しい人も多そうな気もする。クフってひとり用にはちょっと大きいんで。

あやなんが入るとこのサイズ感。

なんかこの赤いチャックもかわいいなと思って。グレーに赤。

ーーこれは他のカラーもあるの?

あとオリーブとブラックもあるみたいです。これはグレー。

パーツ使いや仕上げも美しい。

大きく開くベンチレーターが2箇所。

ーーパーツとかもしっかりした作りしてるね。張ってみると、クフよりやっぱりだいぶ小さいね。

なんかこれふたり用もあって、そっちやったらクフぐらいの大きさになる。

ーーベンチレーションが2箇所あるし、結構大きく開くんで良さそうだね。まあでも1人分には十分って感じだし、これ持ってまたいっぱい山に行ってくださいね。

はい!

【後編に続く】

三田 正明
三田 正明
フォトグラファーとしてカルチャー誌や音楽誌で活動する傍、旅に傾倒。 多くの国を放浪するなかで自然の雄大さに惹かれ、自然と触れ合う方法として山に登り始める。 気がつけばアウトドア誌で仕事をするようになり、ライター仕事も増え、現在では本業がわからない状態に。 アウトドア・ライターとしてはULハイキングをライフワークとして追い続けている。 取材活動のなかで出会った山と道・夏目彰氏と何度も山に行ったり、インタビュー取材を行ったり、酒を酌み交わしたりするうちに、いつの間にかこのようなポジションに。 山と道JOURNALSを通じて日本のハイキング・カルチャーの発展に微力ながら貢献したいと考えている。
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